別次元のポータルになっている私のクライアントの話

エネルギーヒーリングをしていると、見た目だけでは分からないその人その人の独自のエネルギーに出会います。

ほんとにそんなことってあるの?って、私が一番聞きたいわ!と思うような出来事って、ほんとに、日常茶飯事。

今日は、最近「そういうことか!」と、ようやく言語化するに至ったクライアントさんの話。

触れた瞬間 そこは別次元だった

このクライアントさんは、長い間私のヒーリングを定期的に受けてくれているのだけど、最初のころ、よく迷子現象が私に起きていた。

ヒーリングする時は、自分がなるべく高い周波数帯に居続ける。そして、クライアントさんのエネルギー(周波数域)と区別して感じ分けながらヒーリングしていく。
言い換えるなら、私は常に、自分と相手のエネルギーを知覚仕分けているからこそ、連れていく方向が見出せる。

けれど、このクライアントさんの時は違った。
しっかりグラウディングして、相手のエネルギーとの違いを感じ分けているはず…だったのに、いつの間にか、「ここどこ…?」状態になっていた。
このクライアントさんのヒーリングをし始めた当時はそんな感じだった。

だんだんと、「何かがおかしい」ことに気がつき始め、自分が相手の次元に引きずり込まれていたことを理解すると、色々なことに気がつき始めた。

そもそも、周波数帯が違うとか、それだけの話ではなくて、いる次元が違うし、なーんかいっつも仲良くしているあっちの世界の生き物(すみっこぐらしみたいなやつを何匹もw)を引き連れている。しかも、本人自覚あり。笑

そして、その人が引っ越しても、またそこがあっちの世界とつながって、いろんなものを引き寄せている…。

「戻ってきてー。」と、何度か言ったけど、その時は「はっ」と気づくけど、あっちに行ってるのがデフォルトすぎて、なかなかこっちの世界にはいないことには気づいてない様子。

元ポータルだった人の話

そんな中、元ポータル人間だった人の話を聞く機会があった。

その人がかつてポータル人間だった時、ヒーリングを定期的に受けていたらしい。ヒーラーさんに、「今どこにいるの?」と聞かれても、「え?ここにいますけど?」という具合で、違う次元に行っちゃってる自覚はなかったと。

「いま、ここ、に戻ってきて」と言われて、ハッとするも、「今ここ」にいない自覚も体感もなかったらしい。

その人の話を聞いて、私自身にも身に覚えがあることを思い出した。

いっつもどこか違うところと繋がっていて、今ここにいる時の方が少なかった。いっつも何かを引き連れて歩いていたし、亡くなった人の次元と親和性が高く、知らない間に自殺霊を何千と連れて歩き回っていた。
気がつくと体調を崩し、その度にポッと現れる霊能者の方々に祓ってもらっていた。小さな頃からそういう感じがむしろデフォルトで、ものすごく大変なことになって、「憑いてますね〜」と言われるまで、自分の状況が理解出来ないでいた。

ヒーリングを学び、自分の感覚知覚や、目に見えない世界への理解を深めていくうちに、自分がどのレベル(次元)に繋がっているのか、どう対処すればいいのかがだんだんと分かるようになり、自分の軸もしっかりしてきたことで、今は憑かれにくくなった。

ポータル人間をこちらの世界に引き戻すことは可能か?

元ポータル人間だった人の話を聞いていて、また、自分自身の体験と照らし合わせて、思うのは、ポータル人間をこちらの世界に引き戻すことは可能だ、ということ。

けれど、一筋縄では行かない。
なにせ、自覚がない。

ポータル人間になっている人は、別次元にいる時間が幼い頃から長すぎるのだと思う。私もそうだったけれど、別の次元にいることが、この世で生きている感覚だ、という誤解がある。だから、「今ここ」「3次元世界」「現実」とか言われても、今いるここと何が違うの?って感じで、自覚が持ちにくい。

現実をしっかり生きている人に、別次元の話をしたところで、「は?何言ってるの?ファンタジー?」って思われるのと似ている。

こういうポータルになってしまっている人をヒーリングするには、繊細な知覚とスキルが求められると思う。
ヒーリングをする側が、今いる次元を理解し、グラウディングしながら深く自分と繋がっていく必要がある。

ポータル人間さんは、グラウディングもしていなければ、自分とも繋がっていない。生きながら死んでいるような状態だったりもする。(これは人によるかもしれないけど。)

ヒーリングする側が、こちら側の世界に居続け、ポータル人間さんのエネルギーボディに触れながら、ゆっくりと調和誘導していく。

技のないヒーラーなら、多分ここで相手の次元に引っ張られるが、私は多分、こういうのが得意。
自分の次元と、相手の次元が異なっているのを感じながらも、自分に居続ける。そして、待つ。

ヒーリングが終わる頃になっても、ポータル人間さん本人にはあまり自覚がない。高い周波数帯域にいると、ぼーっとするのだが、体から抜けて(グラウディングしていない状態で)別次元に繋がってしまっている時も、違う意味でぼーっとする。だから余計に、この感覚の違いが体感として理解しにくい。

以前、このクライアントさんに言われたことがある。
毎月私のヒーリングを受けてるのはなぜ?と聞いた時のこと。

「終わった直後にはよく分からないんだけど、ヒーリングしてもらって何日かすると気分が落ちるんだよね。その時、効果を実感する。」

つまり、終わった直後には体感が持てず、よく分からないけれど、周波数がまた急激に下がったところに戻った時に、「あれは割といい状態だったんだ」と理解する、ということらしい。

こういうポータルになっている人のヒーリングは、大変でもあるけれど、とても楽しい。
とても時間がかかるけれど、時間をかけてでも、向き合って行きたい。

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