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2000スキ記念式典カウントダウン!控室中継

【合わせて読みたい:これは付録付き一話完結連作短編集『愛を犯す人々』及びその兄姉篇『大人の領分』のスピンオフエッセイです。集合時間が近づいてきました、澪里はどうやって立ち直ればいいんでしょうか、遅ればせながら松山さんを呼んでみました、オトナのどうしようもない部分には自主規制を走らせます、どうにかほんわかムードに持っていくつもりです ほか】

自分の遅筆に焦る嬉しい悲鳴…!相も変わらぬ全力疾走、こんにちは世界です、こんにちは。

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間に合うのか?!

えっと…がんばります…。がんばります、嬉しいです…ありがとうございます…。

さて、みんな、どんな感じにあったまってますかね…? まあ…あれですね前回の流れから察して、イチャイチャしてそうなお部屋を覗くような不粋なことはせず、少し巡回してみましょうね…。


ルームB 晴人篇
data:343view17♡

梨恵:(ドアの前で立ち止まったまま)…………………。
柏木:開けてあげましょうか。
梨恵:しっ。いいよー。いまこれ、悩んでるとか怖いとかじゃないの。楽しんでるの。
柏木:そっすか。楽しそうですね。(耳裏にキス)
梨恵:……! …ハウス!
柏木:はーい。


ルームF 澪里篇
data:443view14♡

柚希:立ってする? 座ってする? 寝転がってする?
澪里:?!
柚希:(微笑)なんてね。いいよ。私が決めるね。…今日は、スカートなんだね。
澪里:パーティって、きいたから…柚希さんほどセクシーには、ならないけど…。…っ?!
柚希: ガーターだね…?
澪里:あ…うん…ちょっと勇気、出してみた…。
柚希:いいね。服とのギャップもいいと思う。
澪里:あ、りがと…。
柚希:うんうん。じゃあ、ドアに、背を向けて立って…ね。はい。スカートは、ここでこう、ちゃんと持つ。
澪里:………。
柚希:脚は? まだ開けるよね?
澪里:………。
柚希:ヒール高いけど頑張って。もっとギリギリまで。そ。さすがだね。(内腿をぐるーっと人差し指でなぞる)
澪里:……っ。………!
柚希:紐のやつって、たくさんもってるの?
澪里:ううん…。
柚希:これ、紐もレースで、かわいいね。
澪里:あ…ありがと…。
柚希:(すっと両側の紐を解いて、にっこり)じゃあこれ、預かっとくね。
澪里:あ、え…。
柚希:(ソファに腰掛けて、ゆっくり澪里の紐パンをポーチにしまってから、スカートを腿までまくり、右足は靴を脱いでソファに掛けて)はい。
澪里:…?
柚希:そのまま。私の膝、使っていいよ。どうぞ。
澪里:あ、…。
柚希:手は下ろさないで。早く来て。澪里がもっと近くに立たないと、ドア開ける人に私のスカートの中、丸見えだよ?
澪里:………。
柚希:そう、来て、そこで…ほら、どんな格好するの? …ね。
澪里:…う、ん…。
柚希:あとさ、ブラウスこんな、首までボタン止めたら、きついでしょう。ブラも、エッチなブラつけてるんだね…?
澪里:え、エッチなっていうか…その、あんまり、着る機会がないから…せっかくだから…。
柚希:ふうん?(ボタンを胸の下まで外してキャミソールを下げる)ほ、ら、ね。シースルー。澪里って、乳首すっごい色薄いよね、白くて透け透けでも全然エグくない。いいなあ。
澪里:あ、あの、えっと…似合って、る、かな…。
柚希:もちろん。もちろんだよ(スカートを持ち上げた両手を両手で寄せて、chu♡)あ、シルク?だったりするの? 上から触るとレース傷んじゃうかな。肩紐だけ、外そうか。はい、こんにちは。ね。
澪里:(柚希と目が合って)あ、…あ、…うそ…。
柚希:いい? すごく、いいね…? 今日はスカート長いから膝、こすれて赤くなっても大丈夫だよ。手、離すけど澪里は、そのままね。さ、いやらしい腰つき。見せて?
澪里:ん。う…。
柚希:だめ。目、逸らさない。ちゃんとこっち見ながら、だよ。


ルームGH(結合)関係者の皆様

松山:(入る手前で立ち止まり)忘れてた。なんて、気軽に言ってくれるけど、僕だって忙しいんだから、呼んだらすぐ駆けつける奴だと思われてたなら、困るよ。間に合ったけどね。結果的にね。結果的に間に合ってるけどね。
綾部:ぷ。忘れられてたんだ。まあ俺ら、いてもいなくてもなキャラでしょ。つか、いない方が審美的にはいいかもしんないくらいだし。
松山:君ね、人には人それぞれの使命があるんだよ。僕らがいなかったら幸せになれなかった人だって、たくさんいるんだ。胸を張って生きろよ。
綾部:(舌打ち)そういうのは…いちばん幸せにしたい人間を幸せにできた人間が、言うセリフですね。
松山:君…。
綾部:言わなくていいですよ。拾うようなことは、言わなくていい。所詮、俺は[※某有名若年女性誌]の読者モデルを全員壁に繋げて[自主規制]けする妄想とかしてる、見下げ果てた奴です。ん…? [※某有名若年女性誌]? た[自主規制]?[自主規制]? ピーかかってんな。まあいいや。毎月買ってます。
松山:あのね、君…。
綾部:いいよ、敢えて会話しなくて。俺だってほんとは話したくねえし。話す自分にいちばんゾッとしてんのは俺なんだよ。
ハルカ:君たち。邪魔だよ。
タカラ:すみません、僕たちもこちらのお部屋なんです。
松山・綾部:あ、すみません。
ハルカ:聞こえた限りではあまり品位のある話ではないね。子どももいる。せめて中では、そういう話は控えてくれないか。こ・れ・だ・か・ら私は平地が嫌いなんだよ。
蓮:(ピョコっと出てきて)どういう話?(キラキラ)
綾部:(うっわまぶしー…澪里よくやってんな、こんな宝石みたいなんに性欲って…変態って怖えぇ…)成人男性の代謝に関する、言葉では表現できないほど難しーい科学の話だよ。(ドアを開けて止め)すみませんねどうぞー。お次のかたはい、どうぞー。
松山:(小声で)君、どこまでも点を下げに行くね。敬服するよ。
綾部:どーも。俺らも入りますか。て、(閉)…。はいはいはい、絶望の国へようこそー。サブキャラのくせにいけてる奴らばっかじゃねーか畜生。 俺、本気で黙っとこ。壁のシミになっとこ。つーか、なろうとしなくたって俺なんか、誰の人生にもどうせシミだけどな。あはは。あは。入りたくねー…。
松山:うわー…君みたいのが一人いるだけで僕、自意識が芽生えちゃって本当つらい。
綾部:大丈夫すよ。それ、あんたの自己評価が低いだけです。あとさぁ…俺なんか、踏んでも1ミリも高くなんねえからね。亀をいじめる少年みたいにあんたの株が下がるだけだから、マウント取ろうと思ってんなら、やめときな。あんたは上。俺は下。俺はそれでいいし、あんたが下がってくんのは迷惑だ。
松山:…。あのね、思ったんだけど。第一印象のせいだったのかなあ。君、案外…。
タエコ:ね、そんなとこでおじさん二人で立ち話とか、邪魔なんですけどー。てか結構、廊下に聞こえてるよ。つまんない人同士でつまんない話ずっとつまんなそうにして、そんなのつまんないに決まってるじゃん。中にいけてる人ばっかりいるんなら、仲間に入って楽しくいけいけすればいーのに。
松山・綾部:あ…すみません。
タエコ:どうした? 行こうよ。おじさんたちも招待客なんでしょ?
松山・綾部:あ…はい、一応…はい…(つまんない…おじさん…か…)。



か、柏木くん、やっぱり…?! ひんやり系の子の恋愛?お付き合い?ってほんと、わけわかんない…。松山さんと綾部さんは気が合いそうで合わないようでそれで一周まわって合いそうですね。澪里は…私、実を言うと澪里のことすごく、好きなんですね、だから困らせちゃうんだけど、困ってる澪里ってまた、イイんですよねー。あ、わかっていただけます? そうですか…。

ちなみに、皆さんそれぞれお仕事も頑張ってるとこも、このシリーズの好きなとこだったりします。こんな風に集うと、異業種交流会みたいで楽しいです。

はい。メンバーのお披露目が済んだところで、では、乞うご期待…☆です、

もう少しばかりこのお祭り騒ぎに、お付き合いください…。


追伸…

シリーズエンドも含め、エンドロール集を更新しました! 松山さん、綾部さんにもテーマソングがあったのをカミングアウトしてます:



今日は明日、昨日になります。 パンではなく薔薇をたべます。 血ではなく、蜜をささげます。