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興奮が冷めやらぬので、Ghost like girlfriend のTour Virginをレポる。

そもそも、わたしが、音楽のレポートなんて書いていいのだろうか?

学校の音楽の成績は、いつも「2」か「3」。

ピアノを習っていた割に(妹の送り迎えのために、抱き合わせで習わされた)
音符も読めず、変曲もできず、
いつも隣の席の子にやってもらっていた。

吹奏楽部に入っていた割に、暗記という方法だけで、
フルートをギリギリ吹いていたような気がする。
果たしてあれは、演奏といえただろうか。

さらには、右耳の鼓膜がよく痙攣して、
実は、うるさいところだと、
聴こえないわけではないが、正確な音程が聴き取れない。

だから、最近はフェスの方によく行っていたし、
(音がこもらないから)
スピーカー前に場所を取らないことにしていた。

リキッドに行くのは、何年振りだろう?と思いながら、
意外に、最近行ったような気がしてきた恵比寿からの道のりで、
とりあえず、何かお腹に入れようと、
コンビニに立ち寄る。
意外に用意周到なわたしは、ATMでお金を下ろし、
1000円札でおにぎりを一個買った。
これで準備万端だ!

歩きながらの数分で、おにぎりを胃の中に押し込み。

ちょうどいいタイミングで、リキッドルームの入り口に到着。
入るとすぐにくずした小銭を、ロッカーの小さな穴に押し込み、
カバンと上着をぎゅうぎゅう詰め込んだ。
パツパツなジーンズのポケットには小銭入れと携帯を入れ、
さぁ、臨戦態勢は整った!

万全な準備はしたものの、
会場の雰囲気がわからない。
なにせ、音楽は聴く専で、ほぼ見ないのだ。
つまり、雑誌とか、写真とか、音以外の情報をあまり仕入れない。

そんな人が、よくもライブにまで足を運んだな、
と客観的に思いつつ、
こんなに楽しみにしていたライブは久々であった。

Spotifyヘビーユーザーのわたしは、
基本的に通勤のときに、利用し、
適当に見つけたプレイリストをシャッフル再生し、
その中で、いい!と思った曲をお気に入り登録し、
マイプレイリストの作成に、勤しんでいる。

いつの間にやら、気づくと、Ghost like girlfriend の曲がたまっていた。

うむ。

収集癖というのは、こういうときに出る。

集めたいと思って集めたのか、
気づいたら集めていたのか。

自分が好きと気づく前に、
好きになっているということは、
世の中にあるのだ。
それも、結構な頻度で。

好きと気づいたら、
意識的にそれに寄ってみる。
そこでさらに、好きと感じるのか、
あれ?この曲だけだったかと思うか、
だったりする。

ライブに行って、
改めて思う。

Ghost like girlfriend の場合、
完全なる前者だ。

まるで現代短歌のような、ワードチョイスに、
バラエティ豊かな曲調で、迎え入れる。
音だけ聴いていたら、きっと、
違う歌詞を載せてしまいそうになるのに、
岡林健勝の日常的で叙情的な世界観からとてもじゃないけど切り離せない。

そう、つまり、どっしり揺るがないのに、
音楽好きを飽きさせない、ジャンルを超えた曲の幅の広さ。
これは、もう、自分は安定しているから、
どこの国へ旅したってへっちゃらさ、と言っているみたいだ。

ステージ上の彼も、こんなようなことを言っていた。
「自分の音楽っていうのは、もう一生変わらないと思う。
だから、よかったらついてきてほしい」と。

ベンチャー起業が多い昨今。
目的は、そうそう変わらないだろうが、目標や手段というものは容易に変わる。

そうは言っても、と思いながら、その言葉を聞いていたが、
この文章を書きながら、きっと、本当に変わらないのだろうな、
と思った。

さて、ここまで、レポートらしいレポートを書いていない。
ここから書き出すと長くなりそうなので、
(そもそもライブレポートなんて書けるのか!?)
また明日にしようと思う。

それまでこちらを聴いてお待ちください。


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