【自己紹介】新卒SESの歩んだ道のり

はじめまして、おでんと申します。現在は都内のスタートアップでデータアナリストとして働いています。
この記事では、今年で社会人4年目を迎えた筆者が、3年間の歩んで来た道のりについて語っていきます。正直、後悔が多く胸を張れるような経歴ではないですが、多くの方にとっての反面教師になればと思います。


筆者について

著者は、データ領域を主軸にしている者で、データを専門にしてから2年以上の月日が経過しています。現在は顧客折衝やデータ整備〜分析までのタスクをこなしていますが、新卒SESエンジニアになった当初は5ヶ月の待機期間を得て、テスターからキャリアをスタートさせました。業務でなかなか良い経験が積めない中でも、転職という荒技でキャリアアップをしてきました。

学生時代 : 卒業2ヶ月前に就活を始める

特出したものは何もなく、世間一般でFランと呼ばれるような地方の私立文系卒業をしました。GPAも2前半の評定で天地がひっくり返っても優秀と言える学生ではありませんでした。

大きく失敗した就職活動

実は大学3年秋に、某youtuberの影響でエンジニアになることを決意してweb系自社開発企業に入ることを目標としていました。
しかし意識だけが先行しすぎてしまった結果、質の高いポートフォリオを作ってweb系自社開発企業に応募するという免罪符のもと、大学4年次は文系未経験募集のIT企業やSler企業には一切目もくれず時だけが過ぎました。。
もちろんweb系自社開発企業に応募するすると思いながらも、ポートフォリオを作ることはしていません。
典型的な意識だけは高い本当に残念な学生でした。

大学4年生は卒業論文のみという、圧倒的な時間がありながらもポートフォリオ作成という免罪符のおかげで就活をすることはなく、只々怠惰を謳歌し卒業目前に控えました。

ついに就職活動を始める

皆が卒業先の進路を決めていても、何故か焦ることもなく年が明けました。
卒業があと2ヶ月と迫る中、いい加減周りがうるさくなってきたので就職活動を始めました。
手始めに通年募集している方自社開発企業に応募し始めましたが、見事に全て書類落ちしました。
(※この段階になってもポートフォリオなんてものはありません。)

卒業まで残り1ヶ月となり流石に当時の筆者もまずいと思うようになり、未経験で新卒採用してくれる企業を探し始めましたが、結局見つけることが出来ず、未経験歓迎の10人もいないような零細SES企業の中途採用枠を応募するようになりました。

卒業まで残り5日で中途採用枠で内定

心優しい企業のおかげで、なんとか卒業の5日目前に内定をいただくことが出来ました。
当時の会社には今でも大変感謝しております。
こうして学生時代の就職活動では新卒にも関わらず、新卒枠を使うことなく中途採用で入社する事になりました。
(今振り返ると、やば過ぎる就活でしたw)

新卒SES : 初案件まで5ヶ月の待機を経験

入社当時は丁度コロナ禍真っ只中ということもあり、案件に入るための面談を複数こなしながらも案件が決まらない状況が秋まで続きました。
じつに5ヶ月間の待機でした。

流石に待機を1ヶ月、2ヶ月と時間だけが過ぎていくと焦りを覚えるようになりました。さらに当時の会社は技術研修なんてものはなく、特にタスクを与えられることもなく、ただただ暇を持て余す社内ニートをしていました。
そういった背景もありこのままだとまずいと危機感に煽られ、勤務中に資格勉強し始めたり、業務外でもプログラミングをするようになりました。
それでも案件は決まる気配はなく、自分の実力不足は前提で会社自体に力がないということが起因してもはや環境を変えないとどうしようも無いと感じ、夏に転職を意識するようになりました。

転職活動

転職を意識してからの行動は早く、転職を成功するための戦略を立てながら並行して勉強するようにしました。
出遅れている状況から抜け出すためにはこれからの戦略がすごく重要だと考え、悩み抜いた結果、今後はデータ領域を専門にすると決断しました。
理由は2つあります。
1. 正当な転職理由になるかどうか
2. 人手不足で、今後需要がさらに伸びる

特に正当な転職理由というものは必須で、当時新卒3ヶ月目で実務経験がない人材がネガティブな理由を語ろうものならお祈りが相場と考えています。ロースキル案件にすら一度も参画でき無い者が環境のせいにしても説得力なんてものはありません。実力がないだけなのに、他人のせいにする地雷人材と思われるのがオチです。
ですので、ポテンシャルがありそうと思われそうな挑戦マインドの転職理由にする必要がありました。

また挑戦するにも説得力という観点で、そこに至る背景も重要と考えていました。
筆者は卒論で初めてpythonでデータ分析に軽く触る経験がありましたので、こちらをきっかけとし、当時は開発エンジニアほど注目されてたわけではないが、ニッチながらも今後確実に需要は伸びるという理由で、データ系に専門にすることにしました。


過去の経験を踏まえニッチなデータ領域を専門にすることで、当時の会社では叶うことができない挑戦かつ、ストーリー性ある転職理由を構築しました。

上記のように転職理由を作成する際は、過去の経験からストーリーを作ることで現在の行動までに一貫性を持たせることができるので、転職理由がない方にはおすすめです。

データ領域を専門に決めたあとは、それに見合うだけの行動力(業務外の勉強)を心掛けて転職に臨みました。転職活動中に初案件に参画したりしましたが、約2ヶ月の転職活動で8社応募して内2社内定をいただくことができました!

2社目SES :待機期間を得て遂に、開発するが、、

2社目は研修を受けてから、データエンジニアとして案件に参画する流れでした。
同期が10名弱いて、研修はとても充実していました。しかし、筆者だけ研修後になっても参画が決まらず、入社してから5ヶ月後に初案件に参画しました。

新卒2年目ちょい(テスター経験2ヶ月のみ)にしてやっと開発案件に携わることができました。
初めての開発実務は楽しく、あっという間に2ヶ月が過ぎ去り、案件が終了しました。

初案件後は、また待機期間にあってしまいます。。
この頃の筆者は新卒2年目秋にして実務経験4ヶ月(開発2ヶ月・テスター2ヶ月)というかなり出遅れており焦りを感じ始めるようになりました。

まもなく次の現場に参画することができ、この現場で一年近くを過ごしました。

業務に不満を感じる日々

次の現場は様々なクライアントにデータ計測ツールを導入する業務が主でした。
SQLやスクリプトを記述する機会はほとんどなく、画面をポチポチするだけの簡単な業務が多く、エンジニアとしての成長をあまり感じることはできませんでした。

当時は個人開発にハマっていて、正直自己学習をしている方が身になることが多く、そのため自社に現場を変えるように働きかけるようになりました。

しかし、先方の契約維持の意向が強く、自社に現場変更を依頼して1年近く経過しました。。
(単価アップや私の成長がつながるような業務をとってくるから現場に残って話などいろいろありました。)

流石に堪忍袋が切れた私はこれ以上無駄な時間を過ごしたくないと思い、転職をすることを決意しました。

2回目の転職活動

SES の適度な距離感で働ける人間関係を好んでいましたが、業務内容ガチャで振り回せるのはもう嫌だと思い、入社前から業務内容のイメージが付く事業会社を中心に転職活動をするようになりました。

幸い複数の企業から内定をいただくことができ、その中からスタートアップのデータアナリストを選びました。
エンジニア職の内定もいくつかありましたが、今までの経歴を振り返るとビジネスサイド染み出した方が過去の経験が生きやすいと考え選びませんでした。
エンジニア歴にしては開発経験が不足していて、今後も他の方と競争するには心許ないというのも理由の1つでした。。

3社目スタートアップ :今感じていること


この会社でやりたいことがある為、業務内容に関しては概ね満足しています。
開発環境もモダンで転職して良かったと感じる一方で、最初は人間関係に疲れることが多かったです。
私は少人数の友人と深く付き合いたいタイプで、社内の人とは適度で距離感で接したいと感じています。スタートアップは良くも悪くもサークルみたいな側面があって、雰囲気が合わないと少々居心地が悪く感じるかもしれません。
私は見事に合わなかったので、逃げるようにできるだけリモートで業務するようにしています。

しばらくは、人間関係でストレスがかからない境界線を見極めながらやって行こうと思っています。

おわりに

本当は新卒なのに中途採用で社会人生活をスタートさせた筆者ですが、底辺SESからなんとか軌道修正はできたと思っています。

会社選びは本当に難しくて、新卒3年目で3社目になってしまいました。
3社目もいろいろ考えて選んだつもりですが、100%満足しているわけではないです。働きやすさはSESの形態の方が合っているみたいですが、ガチャ要素強すぎるのがキズです。。

本当なら現在の会社でハッピーエンドみたいな感じにしたかったのですが、現実はそうは甘くなく、、これがリアルってやつです。

皆様の何かの役に立てれば幸いです。

今後はキャリアを中心に発信していけたらと思っています。ご興味がありましたら是非一読していただけると嬉しいです。


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