見出し画像

亀好(かめずき)書房(仮店名)

 ♪やることはぁ〜 わかぁってる〜
  たぁちぃあがぁる〜 たぁちぃあがぁる〜
 (ザ・クロマニヨンズ『ナンバーワン野郎』を、
  著作権に抵触するため「歌声」として加工。)


 やりたい事は相当に以前から決まっていたのだが、

 私に出来るとも、
 私ごときがやって良い事柄であるとも、
 思えていなかったのだが、

 いよいよもってやる人間なんざ、
 私しかいないようだと思えてきたので、

 そうなると、
 私以外の他の方を巻き込むのは申し訳無い。
 私が責任を取れる範囲は自分だけだ。

 あと生活費を稼いで下さる配偶者を巻き込んでしまうのが、
 申し訳無いとは言え致し方ないくらいだ。
 向こうにも籍に入れた所縁くらいはあるはずだからな。


 私の小説はネット上に、
 無料で公開されていて一向に構いはしないのだ。

 ああ。大方の人にとっては、
 ひょいと何かの拍子でクリックして、
 「何だこれ」「わかんね」「つまんね」
 で仕舞いになって忘れ去られて何の問題も無い。

 「何か妙な事書いてあったな」
 「途中の変な文章だけ気になるな」と、
 引っ掛かりがあって何回か行きつ戻りつした人が、

 ある日突然心付いて、
 それ以降、
 この世の見え方が多少なりと変わってくれる事が理想だ。


 正直に言って私の小説群は、
 これまでの人生において、

 血反吐を吐くような、
 暗闇の中で人知れず頭蓋骨を押し割られ潰されるような、
 それでも泥水の中を雑草の根っこにしがみつきながら、
 どうにか生き延びて来たような方々にしか、
 本当のところは実感できない内容だと思っているので、

 初見で分からない方はおめでとう!
 貴方は恵まれた人生を送ってきた! 素晴らしい!

 と皮肉でも何でもなく心から言いたい。


 なのでデータ販売を模索しているのも、
 いつか現れないとも限らない、
 私の作品を是非とも手元に残し置きたい方のためでしかない。

 その方が視覚障害者かも分からないので、
 点字版も同時に販売したい。

 諸外国人かも分からないので、
 英語版、英語点字版、仏語版、独語版も、
 まずは日本語版を出した後になるがやっていきたい。
 (単にある程度習った言語がその三種類なだけだ。
  他の言語が習得できればそのバージョンも考えていい。)

 さすがにデータ販売はいくらでもコピーが可能なので、
 NFT認証くらいは付ける。

 自分で配れる程度の部数は自費製本するが、
 表紙はデフォルトだ。

 画像系のクリエイターさんが独自にイメージをふくらませ、
 表紙をつけたり挿絵を入れたりして、
 付加価値を加えて製本しそちらを販売してもらってもいい。
 その収益はほとんどその方の能力だろうから好きにしな。


 当座の生活費をどう稼ぐかが長い間悩みの種だったのだが、
 冷静に本質を考えてみれば、

 家事と内職二種類とボランティアを毎日真摯にこなし、
 特に贅沢もしていなければ充分に休んですらいなかった、
 私の生活は現状ですでに保証されて然るべきだ。

 それが得られていない現状は、
 一切私の責任でも努力不足でもない!


 私に限らずそうだろう。
 各々が胸に手を当てて良く考えてみろ。

 そして他人に「努力不足」を説こうとする時は、
 気が付いて瞬間だけでも胸の痛みを覚えてくれ。


何かしら心に残りましたらお願いします。頂いたサポートは切実に、私と配偶者の生活費の足しになります!