2023年11月6日
　午前2時50分頃の頭に浮かんだ文章。

（文字数：約500文字）

　　もう全ては定まってしまったので、
　　焦らされる必要はないのです。

　　私のやりたい事は隅々まで、
　　固まり尽くしてしまいました。

　　成し遂げられなくても良いのです。
　　生きている限り、
　　最期の一日まで、
　　淡々と歩を踏み締めるだけです。

　　私は自分で思っていたよりも善良で、
　　善良は、
　　決して愚かではありません。

　　愚かしく思う人もいるでしょうが、
　　私はその存在を認めます。

　　愛を下さいと、
　　強く願っても得られないので、
　　私の側から差し上げる事にしました。

　　受け取られなくても良いのです。
　　そもそも目に見えるものではなく、
　　さほど難しい事でもありません。

　　全ての人がそれぞれに、
　　自分なりの楽しさで生きられる事を、
　　望み続けるだけです。

　　人によっては殺された方がマシだと、
　　断言できる程の苦しみであろう事を、
　　知っていてなおそれを望むだけです。

　　「貴方は少しくらい考えてみたのですか。
　　　私が貴方に危害を加えない者だと、
　　　どうして分かります？」
　　と問われた際には、

　　「そんな事は大日如来にお任せしてあります」
　　と答え切れる自分でありたいがために。