聖書読書記録(14週目98日間)

昨日9月6日に「歴代誌」に入りましたけど、
「列王記」がてんやわんやなので、
「歴代誌」は来週から。


2022年8月31日~9月6日
  列王記下5-1~25-30
  歴代誌1-1~2-24

  主な内容:
   列王記下より

  まずは分裂した王国の歴代王を列挙。↓


ユダ王国          イスラエル王国
  都:エルサレム
       都:(主に)サマリア
 レハブアム(在位17年)  ヤロブアム(在位22年)
 アビヤム(在位3年)      ↓
 アサ(在位41年)     ナダブ(在位2年)謀反で死去
  ↓           バシャ(在位24年)
              エラ(在位2年)謀反で死去
  ↓           ジムリ(在位7日)謀反失敗
              オムリ(在位12年)
 ヨシャファト(在位25年) アハブ(在位22年)
  ↓           アハズヤ(在位2年)
 ヨラム(在位8年)←別人→  ヨラム(在位12年)
 (ヨシャファトの子)   (アハブの子)
  ↓             ↓         
ーーーーーー(ここから14週目分↓)ーーーーーー
 
アハズヤ(在位1年)     イエフ(在位28年)
 ヨアシュ(在位40年)   ヨアハズ(在位17年)
  ↓           ヨアシュ(在位16年)
 アマツヤ(在位29年)   ヤロブアム二世(在位41年)
 アザルヤ(在位52年)   ゼカルヤ(在位6ヶ月)謀反
  ↓           シャルム(在位1ヶ月)謀反失敗
              メナヘム(在位10年)
  ↓           ペカフヤ(在位2年)謀反
 ヨタム(在位16年)    ペカ(在位20年)謀反
 アハズ(在位16年)    ホシェア(在位9年)
 ヒゼキヤ(在位29年)  アッシリア王によりサマリア陥落
 
マナセ(在位55年)
 アモン(在位2年)謀反失敗
 ヨシヤ(在位31年)
 ヨアハズ(在位3ヶ月)←エジプト王により幽閉
 
ヨヤキム(在位11年)←バビロン王ネブカドネザル来た!
 
ヨヤキン(在位3ヶ月)←いわゆる「バビロン捕囚」
 ゼデキヤ(在位11年)←なので傀儡政権  ↓
  在位9年目に反旗を翻すも
  食糧が尽きエルサレム陥落       
 
ゲダルヤ総督←もう王じゃない   ヨヤキン37年目に解放
  実権持てず殺されたので
  民に軍の多くがエジプトに逃げる


  ……盛り沢山過ぎてな!
  いや色々あったんだけども、+αエピソード↓
   ・預言者エリシャとアラム軍人ナアマンの皮膚病
   ・アラム軍敗退。
   ・戦争中ペリシテに逃げてた女性が元の家返された話
   ・アラム王ベン・ハダドの死因と次の王ハザエル
   ・エリシャが油を注いだイエフが半端無くなる。
   ・『アハブ王の家系と妻イゼベルは全て滅ぼせ』
    『バアルの神殿とバアルに仕えた者は全て滅ぼせ』
    って主の言葉聞いたイエフ、その通りにする。
   
・アラム王のハザエルも同時期に半端なくなる。
    イスラエル王は苦しめられたけど、
    ユダ王は主の目に良い人っぽくて助けてもらえる。
   ・エリシャ亡くなった。
   ・アマツヤ王とヨアシュ王戦ってユダ王国側負ける。

   ・サマリアが陥落したのは主に背いて他の神拝んで、
    何度も何度も警告し続けたのに
    拝むのやめなかったからだよって。

   ・ユダ王ヒゼキヤは他の神の神殿全部取り壊したから、
    アッシリア王センナケリブ攻めてきたけど助かる。
   ・なんだけどもその子マナセがまた他の神拝んじゃう。
   ・マナセの孫のヨシヤは先祖達の罪を嘆いたので、
    ヨシヤが生きてる間までは許しちゃろう。
    んだけどもマナセが酷かったから、
    ユダもエルサレムももういらないって。
   ・ヨシヤ、いきなりエジプト王に殺されて、
    そこからユダ王国攻められっぱなし。
   ・エルサレムの城壁も神殿も祭具も何もかも、
    壊され尽くして主だった者は全て捕囚される。

   ・ヨヤキンは37年後に解放された後
    バビロンで手厚くもてなされたよって。

ざっくり感想(あくまでざっくり)
  えええと。
  イスラエルの方が謀反多い気がするけど、
  ユダにはユダ氏族しかいなかったからだろうな。
  比較的統治しやすい。

  飢饉が極まり過ぎて我が子食う母とか出てきて、
  なかなかに描写がキツイ。
  青銅の「海」が粗末にされ神殿が破壊される様は、
  これまでをずっと読んでいるとさすがに、
  過ぎし日の幸福が思い出されて悲しいものがある。

  他の神拝んじゃどうしてダメなのって、
  思いがちだけども一応の理由としては、
  生け贄や儀式として子供や女性を捧げたりしてたから。
  主はそういうの大っ嫌いなんだよね。

  仏教好き神道徒の感覚で勝手にまとめると、
  「列王記」で大事なのはまさしく、
  ある民族の数百年規模の「歴史」だって事だ。
  一つ一つの事件に対する解釈はともかく、
  「在位41年」といった細かい記録の連続には、
  有無を言わせない迫力がある。

  18歳でバビロンに連れ去られ、
  37年後55歳で解放されたってヨヤキン、
  生活できなかったに違いないよ。
  最後の最後にせめてもの恩情エピソードな気もするし、
  他は全て失われた後にヨヤキンだけって、
  ひたすらに悲しいエピソードな気もするし。

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