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4人家族でランチ

87歳父と84歳母の老夫婦は実家で2人で暮らしている。私には兄が一人おり、彼は東京の三軒茶屋に住んでいる。

高校卒業後、大学進学で名古屋、その後は東京で暮らしていたが、その間に帰省してきたことがなく、私の結婚式の挨拶で自ら放蕩息子と名乗るような兄である。

30年前、兄は東京の職場で知り合った義姉との結婚の為、婿入り婚をすることになった。その際、「婿に行くのなら年に一度は帰省すること」という条件を妹として私が出していた。

その約束はある時期までは守られていたが、同居していた兄の舅姑が高齢になるにつれ介護が始まり、施設や入院の梯子が続くようになり、岡山への帰省は中々難しいものになっていった。

時間が経ち、その二人を送ったあとも今度は義姉の病気や昨年からのコロナ禍で益々岡山への帰省はままならなくなっていた。

歳月人を待たず。

実家の両親もすっかり年老いてきた。

「年老いた両親と話ができる間に、とにかく一度帰省して欲しい」と3月頃から兄にメッセージを送っていたが、緊急事態宣言が東京でも岡山でも出る始末。

この4連休のタイミングでようやく2年ぶりの兄の帰省となった。

そして今日、家族4人で玉野に新しくできたUNO HOTELにランチに出かけた。

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広々としたエントランス

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温野菜のサラダ

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バターナッツのスープ

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父母は鴨のロース

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兄と私は黒鯛のトマト焦がしバターソース

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デザートはヌガークラッセ

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食後のコーヒーには生チョコ付き

とても丁寧な料理の数々で本当に美味しく、家族4人でゆったりとした時間を過ごすことができた。

帰り道、兄が知り合いから聞いてるので行ってみたいとのリクエストから王子ケ岳に上がってbelkに行った。


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ニコニコ岩も健在

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家族4人だけで食事をしたのは、何十年ぶりだろう。
こんな風に純粋に4人でお出かけしての食事は、もしかしたら初めてだったのかもしれない。

海が見えれば島生まれの父はご機嫌だ。
瀬戸内の良さは歳を取るほど沁みるのかもしれない。






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