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早採りせざるを得ない果物生産者の苦悩。HenoHenoは、生産者が"今ここで食べてほしい瞬間"を届けられる、これまでにない体験。

こんにちは。HenoHeno広報の松本です。先日、リンゴや梨、プルーンを栽培するフルーツガーデン北沢(長野県松川町)を訪れました。

畑の木々には綺麗に色づいたプルーンがなっており、北沢さんはこれらをひとつひとつ柔らかさや色づきで熟度を確かめながら、完熟した一番おいしい状態で収穫・出荷しているとのこと。

一方で、完熟した状態を届けたいけれど、流通させるためには早採りせざるを得ない、という苦悩を抱える生産者も多いと言います。

今回は、北沢さんのフルーツ栽培への想いと、流通とロスに纏わる生産者の悩み、HenoHenoに期待することなどをお話しいただきました。

―これが採れたての完熟したプルーンです。ぜひ召し上がってください。(北沢さん)

差し出していただいたのは、艶やかで、深く紫色に色づいたプルーンでした。一口かじると、果汁が溢れ出し、程よい酸味と優しい甘味で口の中がいっぱいになりました。

―プルーンて、こんなに甘いんですね。感動しました!(松本)

―甘いでしょ!果物には呼吸の波があって、それがピークを迎えたころが甘くて美味しいんです。ここでは梨やりんご、プルーンを栽培していますが、中でもプルーンは特に、収穫時期の見極めや収穫後の保存、出荷まで、丁寧な対応が必要です。ここでは、完熟を迎えるギリギリまで待って収穫し、すぐに冷蔵庫へ入れ、日中は避けて夕方の涼しい時間を狙って出荷し、お客様の所へ翌朝届くようにと、神経と労力を費やして販売しています。

ー完熟するまで待って、一番おいしい瞬間に収穫されているのですね。(松本)

―うちはお客様への直販がメインなので、追熟が必要な果物以外は完熟まで待ってから収穫してお客様にお届けしています。市場出荷は全体の数パーセントで、それも完熟のものを収穫し、地元の直売所に出荷しています。

ただ、周囲の果樹農家では、完熟する前に早採りせざるを得ない悩みがあると聞きます。"一番美味しい状態で食べてほしい"と願うのは、どの生産者も同じだと思いますが、市場に出す場合、出荷してからお店に並び、お客様に届くまでに数日かかるため、早採りして出荷するしかない。一番美味しい状態まで育ててあげられないと悩む農家さんは非常に多いんです。

インターネットを活用して直販するという手法もありますが、果樹農家全体の高齢化が進んでいたり人手不足もあって、なかなかオンライン販売には手が付けられていないのではないでしょうか。

―愛情を込めて育てているからこそ、完熟するまで育ててあげたい、美味しい状態で食べてほしい、と皆さん思いますよね。(松本)

―ここでも、ロスが幾つか出てしまうのですか。(松本)

―全体の1/5~1/4はロスになってしまいます。表面の小さなキズや変色で半額以下に値は下がり、鳥や虫に一部を食べられてしまうと出荷することもできません。動物の勘なのか、鳥は甘くて状態のいいフルーツを食べに来るんです。冬場は霜でキズついてしまうこともあります。
日本人はフルーツを贈る習慣があり、見た目重視になりがちです。市場出荷の場合は市場ごとに厳しい条件が設けられていて、規格によって値段が異なります。

(鳥に食べられてしまったプルーン)

―ロスの果物は、どのように活用されているのですか。(松本)

―販路や加工技術がない生産者は捨ててしまったり、無料で知り合いにあげたりすると聞きますが、ここ(フルーツガーデン北沢)では、自社の加工場があり、そこでドライフルーツやジュース、お酒(シードル)などの加工に活用しています。

フルーツガーデン北沢では、フルーツ加工品のWebショップ「Orchard Hearts(オーチャードハート)」を展開。オーチャードハートは”果樹園の気持ち”という意味で、素材の味を大切にする為に砂糖も水も使わず、りんごの甘さだけで作られています。

ただやはり、生にしかない美味しさがあるので、それを届けたいという想いはあります。さらに言えば、先ほどお伝えしたように一番おいしい状態で食べてほしい。

―HenoHenoとして販売することに対しては、どのように感じられますか。(松本)

価値のあるものを価値のある形で届けてくれるのはシンプルにありがたいです。また、冷凍技術で美味しい瞬間で止められるというのは魅力に感じます。先ほどお話ししたとおり、完熟した、一番食べて欲しい時に出荷できないというのは、多くの生産者が抱える苦悩です。デイブレイクさんの冷凍技術で凍らせたフルーツは甘味や風味も損なわれないので、完熟した状態を1年・2年経っても食べられるというのは画期的で、農家の悩みを解決し得る手段のひとつ。一般的に流通しているフルーツでは成しえない、生産者がいまここで食べてほしいと願う瞬間を食べられる、消費者にとっても我々にとっても新しい体験だと思います。

(デイブレイク代表木下と北沢さん)

北沢さん、貴重なお話しをありがとうございました。果樹農家さんの多くが完熟まで収穫を待てない悩みを抱えていらっしゃること、お話しを聞いて初めて知りました。生産者の方々とお会いすると、そうだったのかと発見すること、学ぶことばかりです。皆様の想いを届けられるよう、皆様のご意見を糧に、これからもHenoHenoサービスの改善に尽くしたいと思います。



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