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また似たようなことを 2022年9月4日週次投稿

週の半ばの記述のストレッチ、週次投稿です。
今回は散歩から派生した興味の対象としてのフィクションについて書いてみて、他にも思いつけばという感じで。



先週の投稿で武蔵野に興味が出てきたということを書いてみた。書く前には仕事の同僚や友人にも話してみたものの、それをさも面白いことのように話すことができない。自分の中でもそれのどこが面白いかよくわかってないのだから、さもありなん。

ただこういう自分の中での思いつきに過ぎないフィクションを育てて友達に通じるように工夫するのは何となく楽しい。またそれかよ、と思われないうちに面白さの端っこだけでも捕まえておきたい。

それにしても興味の対象として固有名ありきで話をするのは難しいと感じる。私が友人に最近武蔵野に興味があるんだ、と言ったとして、友人の頭にどんなイメージが浮かぶだろうか。いかにもつまらなさそうに思えないか。

先週の投稿ではどういう過程で武蔵野という固有名が興味の対象になったか最近の散歩を振り返ってみた。
書かれたのは自分が散歩をする中で得られた些細な感覚やそこからの連想で、それを統合するイメージとして武蔵野という固有名をあてがうことを思いついた、ということに思える。

農地のひらけた眺め、背景として捉えられて輪郭線をなしているマンションや家々、イオン、遠くの山並み、森を外から眺めたときの表面と中への想像のシャットアウトとしての暗さ、雑木林の木の樹皮、道を曲がる、坂を下るときと同時の視界の切り替わりとそれまで維持されている視界、反復と習慣と退屈、今いる場所から自宅までの所要時間、最寄りの手洗い、帰り道とその日の仕事のイメージ、私の疲労。

それら自宅から同心円3kmに収まるくらいの範囲が武蔵野台地に含まれている。そのwikipediaの概要を引用してみる。

武蔵野台地(むさしのだいち)は、関東平野にある荒川・多摩川・京浜東北線・入間川に挟まれた面積700km2の台地である。その範囲は東京都区部(東部を除く)、多摩地区の大部分(南多摩を除く)、そして所沢市など埼玉県入間地域や志木市など新座地域を含み、川越市が武蔵野台地の北端に位置する。武蔵野台地の地形は古くから研究が進められ、日本の第四紀編年の基準とされてきた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/武蔵野台地

これを読む限り、池袋も新宿も渋谷だって同じ台地の上ということで、大学入学を期に実家を出てからずっと、この台地の上をウロウロしていた。

話が発散しすぎた。
とりあえず、こういう興味の拡がり方を自分の中でどう扱うか、思い出したことがあるのでそれを書いておいて仕舞いにしようと思う。

唐突だけど、何年か前にラーメン二郎にハマっていた時期がある。
関東圏のいわゆる直系と呼ばれる店を中心に、お店巡りのようなことをして楽しんでいた。

味や店のスタイルについてはわざわざ自分で書けるようなことは思いつかないけど、確かにその時の自分のモチベーションになっていたのは、行ったことのない駅で降りて、ついでにその街を歩いてみることだった。もしくは最寄りの駅を経由せずにある程度の距離を店まで歩いてみること。

ラーメン二郎に行くというとりあえずの目的があって、ついでに街を散策する。そのついでがいつの間にか自分の中でのモチベーションのようなものになっていた。

ラーメン二郎をめぐるみたいに武蔵野の名残りをめぐっているんだよ、と言っても友人にはほとんど何も通じないと思う。
ただ、そのときに一緒にお店に行っていた何人かの友人は、こいつまた似たようなことしているんだな、と思ってくれるかもしれない。

せっかくだから(?)最後に最近見つけた看板で興味深かった内容を書き写しておく。

 この地域は、いわゆる「武蔵野の雑木林」としての最も典型的な林相を示しているところで、その優れた自然環境を維持するために県自然環境保全地域に指定し、保全を図っています。
 林内は、大部分が二次林(伐採された自然林のあとに二次的に生育してくる林)のアカマツ林から成っていますが、極相林(自然植生の安定した状態の林)としてのシラカシ林もあり、自然林の極めて少ない武蔵野の一角にこのような樹林が広範囲に残されていることは、学術的にも大変貴重なものとなっています。



最近飲んだ酒は、↓の月桂冠上撰プレミアムブレンドと清洲城 信長 鬼ころし(写真を撮り忘れた)。

プレミアムブレンドは普通の上撰とあんまり変わらないと思ったけど、普通の上撰のほうが月桂冠感が強い。月桂冠感は好きだけど、あまりに月桂冠でたまに飲みたくないときがあるので、こっちのほうがいいような、どうせなら普通のやつのほうがいいような。月桂冠をいつも飲んでいる人が少し気分を変える感じかなと思う。
清洲城 信長 鬼ころしは何も考えずに飲めてすぐになくなった。

熱々の月桂冠上撰と胡椒をふったハムエッグは、個人的な寒くなってからの楽しみ。


少しずつでも自分なりに考えをすすめて行きたいと思っています。 サポートしていただいたら他の方をサポートすると思います。