見出し画像

15%の人から見た世界が優しくなりますように。〜パラリンピックを通して見えてきたもの〜

Aloha !!
E komo mai !!

画像1

ここは私たちが

「自然体」

「誰かに何かを伝えたい」

願望がつまった場所です。

はじめまして、みなさまこんにちは!
いかがお過ごしですか?
最近、涼しく過ごしやすくなったと思えば
急に夏日になったりと体調管理が大変ですね。

改めまして、こんにちは!

『EKO@Natural Life Artist』

です。

「知ってることを知っているだけで終わらせたくない」
「知らないことを学んでアウトプットする場所を作りたい」

から始まったこの『EKO@Natural Life Artist』

本日のテーマは

【パラリンピック】

先日9月5日に閉会式が行われ、
多くの選手たちの勇姿を見ることができましたね。

今回のパラリンピックを通して
様々なもの、課題、勉強になること
見えてきました。

そんなパラリンピックから私たちが
次に何をするべきなのか
みなさまも考えてみてください。

▼パラリンピックについて

パラリンピックは、様々な障がいのあるアスリートたちが、
公平に個性や能力を発揮し活躍できる世界最高峰の競技大会です。
できないことに着目するのではなく、
「どうしたらできるか」の視点で創意工夫し、
限界に挑むパラリンピアンの姿は、社会の中にあるバリアを減らしていくことの必要性や、
発想の転換が必要であることにも気づかせてくれます。
パラリンピックには、夏季大会と冬季大会があり、そ
れぞれオリンピックの開催年に、
原則としてオリンピックと同じ都市・同じ会場で行われます。

引用:TOKYO2020

▼パラリンピックの価値

国際パラリンピック委員会(IPC)は、
パラリンピックの価値として、
勇気(Courage)、強い意志(Determination)、インスピレーション(Inspiration)、公平(Equality)
の4つを掲げています。

勇気(Courage)
マイナスの感情に向き合い、乗り越えようと思う精神力

強い意志(Determination)
困難があっても、諦めず限界を突破しようとする力

インスピレーション(Inspiration)
人の心を揺さぶり、駆りたてる力

公平(Equality)
多様性を認め、創意工夫すれば、誰もが同じスタートラインに立てること気づかせる力

引用:TOKYO2020

▼素敵なパラリンピアン

私たちが選ぶ素敵なパラリンピアンを紹介します。

杉浦佳子選手
(自転車個人女子ロードレースC-1 ロードタイムトライアルC-1)日本

45歳のとき自転車の大会で転倒して記憶力などが低下する
「高次脳機能障害」と右半身のまひが残り、
翌年の2017年からパラ選手として競技を始める。

注目ポイント「50歳 最年長記録更新」「自ら年齢によって制限しない挑戦心」

インタビュアーとのお茶目な掛け合いも印象的
「最年少記録って2度と作れないけど、最年長記録ってまた作れますね」
「今日年齢忘れてました!」
「あ、また言った50歳!」
「私でもイケたんですよ。若い人だったら、
今からやれば伸びるから、今、若い障がい者はやるべきです。」

引用:静岡県HP

タチアナ・マクファーデン選手(陸上T54 車椅子)アメリカ 

旧ソビエト連邦出身。障がいを理由に親が孤児院に預け、
その後6歳のときに養子としてアメリカへ渡る。
パラリンピックには4大会連続出場し、獲得したメダルは16個。
リオ大会では4種目で金メダルに輝いた「鉄の女王」。
「レースでの強さだけでなく 人々に私のレジリエンス(折れない心)を見せたい」と語ります。

注目ポイント「体の仕組みを変えてしまう程のトレーニングと限界を超える精神力」

「強い精神力がなければ乗り越えられなかった」という孤児院での生活。
車いすがなかったため、足を引きずって移動していた。
ある日靴が支給されたが一人だけ配られず・・逆立ちで歩いて見せた。
「口を開けて待っていても何も与えてくれない」
「自分で掴み取らなければ生き残れなかった」
逆立ちし続けた結果 
手と体幹を連動しやすくするため「超適応」と
呼ばれる神経回路のつなぎ換えが起きていた。
血液が固まり、血管を塞いでしまう血栓ができてしまった時も、
激しいトレーニングに体が適応し、新しい血管を作ってしまった。

引用:NHKスペシャル

▼#WeThe15

WeThe15は、
差別をなくすためのスポーツ史上最大の人権運動です。
世界人口の15%を占める12億人の障がい者の
生活を変えることを目指しています。

「WeThe15は障壁を取り除くため」
2020年の東京パラリンピック競技大会で発足した
「WeThe15」
は、スポーツ、人権、政策、コミュニケーション、
ビジネス、アート、エンターテインメントなどの
世界的な組織が過去最大規模で連携し、
今後10年間で変革を起こすことを計画しています。

ダイバーシティ&インクルージョンが話題になっている今、
15%の障がい者は、
不平等や不活発さを取り除くための効果的な変化を望んでいます。
人種、性別、性的指向と同様に、
すべての障害者が賛同できる運動をしたいと考えています。
障害の可視化、インクルージョン、アクセシビリティを求めて
公にキャンペーンを行うグローバルな運動です。

WeThe15は、世界人口の15%に光を当てます。
社会のあらゆるレベルで障害者が
日常的に直面している障壁や差別について、
より多くの知識を得ることができます。
そうすることで、すべての障害者が潜在能力を発揮し、
インクルーシブな社会で積極的に目に見える形で活躍できるよう、
これらの障壁を取り除いていきます。

▼私たちが個々に対しての協力できることとは

優先順位の変更
ダイバーシティ&インクルージョンを考えるとき、
性別、人種、セクシュアリティだけでなく、障がいにも目を向ける。
障害は、多様性のすべての分野と交わり、
ほとんどの人が人生のどこかで影響を受けます。

障害者が自分の意見を言えないと決めつけないで、
障害者と直接話をしよう。

フォローとシェア
WeThe15のソーシャルアカウントや他の障害者権利団体とつながりを持ち、
状況を理解し、話し合います。
目に見えない障害もあることを忘れないでください。

子供たちに障害について話し、学校で障害者の権利について教える。
違いを祝福し、障害者も人間であることを認識する。

烙印を押すような言葉
(例:ハンディキャップ、車椅子に乗っている人)や、
軽率な言葉(例:lame、insane、OCD)の使用に注意しましょう。

車椅子は、人の延長線上にあるものとして尊重しましょう。
頼みもしないのに寄りかかったり、触ったりしないでください。

▼3年後のパリへの思い

私たちは小学生や中学生の頃
特別養護学校の子達と交流することや
授業の一環で車椅子を体験することで
障害を持つ方達と出会うことがありました。
そこで出会った人たちは
障害を持っている以外私たちと同じです。
少し、補助するだけで
彼ら彼女らは何不自由なく一緒に遊ぶことができました。
また、車椅子や目の不自由な方の体験を通して
ここまで日常に障害物や周りの人が
怖いものだと思わなかったです。
実はその駐輪してある自転車が障害になっていたり
実は周りの人が見て見ぬ振りをする場面があったり
日常で何気ない風景が障害を持っている方にとって
とても怖いものになりえることを学びました。

この経験は今大人になっても生きています。
例えば、目が不自由な方がいればお手伝いしてあげたり
車椅子や上をついてる方がいたら
扉を開けておいてあげたりすることがあります。

ただ、これは些細なことでしかないのです。

もし車椅子も通れる
広い自動ドアがどこにでもあったら
エレベーターがあったら
段差が減ったら
目が見えない人が
不安なく歩ける歩道があったら
その人たちの世界は広がるはずです。

今回パラリンピックを見る前
選手のバックグラウンドについて
特集をされている中で
生まれて障害を持った人
事故や病気で障害を持った人
様々な人がいました。

その中で車いすラグビーの池選手のお話を聞いた時
グッと心を掴まれました。
池選手は19歳の頃事故で
左足を失い、全身の75%を火傷しました。
その時、絶望したそうです。
リハビリも辛く、
「死にたい」
と思っていたそうです。
ただ、同乗していた友人が3人亡くなっていると
いう話を聞き、そこが池選手の転機になったそうです。

友人の分まで生きるという強い意志が
ラグビーの試合でも伝わるものでした。

人の努力と意志はここまで人を強くするんだと
その勇姿を見て感動しました。

他にも様々なバックグラウンドを持った選手はいます。
こんなにも努力し、パラリンピックという晴れ舞台に立っている。
その姿は本当にかっこよく、私たちが見習わなくてはいけない。
そう思わせてくれました。

次回は3年後のパリ・パラリンピック。
きっとまた、勇姿を見せてくれることでしょう。
今から楽しみで仕方がないです。

更新は、毎週金曜日
次回は【9月17日】です。


今日、誰か一人でも「Happy」になれるように!


Mahalo !
A hui hou !

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?