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教えることでまた学べる。

昨夜の台風は凄かったですね。皆さん大丈夫でしたでしょうか。被害が少しでも小さいと良いのですが。。。

少し間が空いてしまいました。すみません。

8月から9月頭にかけては、漫画の連載と、ろびこ原画展に加えて、講師の仕事が立て続けにありました。

ありがたいことに、最初に沢山声をかけていただいたうち、最も多かったのが作品提供の依頼。その次が講師の依頼でした。

その講師のお仕事が次々と実現したのがこの1か月。今日はその講師のお仕事の数々をまとめてみます。

コルクラボ編集専科

まずは8月7日に、最も早く声をかけていただいていたコルクラボ編集専科の講師をやりました。同じく講談社出身で、独立組の大先輩である株式会社コルクの佐渡島庸平さんに依頼を受けたものです。

コルクラボ編集専科は、「プロの編集者を目指す参加者が、ゲスト講師による毎月1コマの講義と、その後の課題(+動画配信でのフィードバック)を受けながら編集技術を学ぶ」という講座で、僕は佐渡島さんに続く第2回めの講師を務めました。

講談社社内での講義は何度か経験していたものの、外部での講義は初めてで結構緊張しましたが、参加者の皆さんが熱心で優しくてとてもありがたかったです。

講義の内容をキャリアハックさんが取材しまとめてくださったので、よろしかったらご覧ください。(記事は全部で3つあります)

参加者の方もまとめをnoteに上げてくださっているので、 #コルクラボ編集専科 で探してみてください。

コルクラボ編集専科は講義の後も、振り返り会があったり、課題のフィードバックがあったりなのですが、進行役のお二人の運営がステキだったり、参加者の皆さんの姿勢が素晴らしかったりでこちらが学ぶことも沢山あり、講義後も楽しく参加させてもらっています。


東京ネームタンク相談会

続いて、8月23日に東京ネームタンクさんで、「しーげるさんに少女漫画の話を聞く会」という名称で、漫画家さんからの相談に答える会を行いました。

東京ネームタンクさんは、「もう一度、漫画家自身の手にマンガ制作のノウハウを。」をモットーに、「新たな「マンガ制作のノウハウを蓄積・共有する場所」」を作ろうと日々励まれています。

「漫画家さんが少しでも楽しく面白い漫画を描いていけるように、ノウハウをシェアしていく」という点で、以前から代表のごとう隼平さんと意を同じくしていたこともあって、何か一緒にやりましょうと相談していたところ、まずはこのような形でのスタートになりました。

当日は、教室に6名の方。オンラインは無制限で。漫画家さんまたは漫画家志望の方にご参加いただきました。

想像を遥かに上回る応募があったので、ライブでオンラインの向こうに凄い数の人がいると思うとプレッシャーも相当でしたが、ごとうさんの手助けもあって、なんとかやり遂げることができました。

漫画家さんや漫画家志望の方から寄せられた質問は、本当にいい質問や鋭い質問が沢山あって、全ての質問に答える準備をしていったのですが、準備をするだけで学ぶものが多かったです(時間の都合で答えられなかった皆さん、すみませんでした)。

幸いご参加いただいた皆さんから好評だったとのことで、現在2回目の開催に向けて打ち合わせ中です。

ご興味ある方は、ネームタンクさんのツイッターをチェックしてみてください。


一迅社編集講義

漫画家さんの次は、現役編集者だけが対象の講義。8月30日に、一迅社さんで4編集部の編集者の皆さんに向けた講義をしました。

こちらは、一迅社の野内雅宏社長が、僕が新入社員の時に週刊少年マガジンで編集長を務められていたご縁でお声がけいただきました。

ご恩ある野内さんのご依頼だし、全員プロの現役編集者なので、これもまた結構緊張しました(緊張してばっかりですね(笑))。

同じ出版社とはいえ、文化も作法も違うので、かなり手探りでまずは概論だけという内容でしたが、ご参加いただいた皆さんには喜んでいただけたようでホッとしてます。

打ち上げの場で色々な方とお話しさせていただく中で、漫画の作り方にも本当に色々あるなあと思いました

こちらも2回目以降のご依頼をいただいているので、色々感想やご意見を反映して、もっと内容を深めていけたらと思っています。


NEWVERYネーム相談会

そして、9月4日、5日と2日連続で、今度は実際のネームを読んで相談に乗る会を行いました。

「トキワ荘プロジェクト」や「MANZEMI」などを運営されているNEWVERYさんからご依頼いただいたものです。

この相談会にご応募いただいた漫画家さんと漫画家志望者さん、2日で合計14人の方のネームを拝見し、アドバイスしたり相談に乗ったりというものでした。

最初はもう少し人数を絞るという話だったのですが、せっかくご応募いただいたので全部見たいと思ってしまったのと。若手時代、専門学校での出張編集部で1日で最大10人ちょっと見た経験があったのでいけるだろうと思って、応募いただいた方全員の相談をお引き受けしたのですが。。。

分かっていても、本気のネームと相談に向き合い答えていくというのは、ものすごくエネルギーを使いますね。2日で合計11時間。やり終えたあとは久しぶりにぐったりしてしまいました。

少しでも良いところを見つけてあげたいし、良いところの活かし方を伝えてあげたいと思って、一人当たりの時間は限られているなか精一杯お話しさせていただきましたがいかがだったでしょうか。何かしらヒントになっていたら幸いです。


こんなに立て続けに講師の仕事が続くこともそんなにはないだろうと思って、色々と引き受けた1か月でしたが、結論としてはとても楽しかったです。

毎回「ちゃんとしたことを話さないといけない」というプレッシャーはあるのですが、その分曖昧だったことをちゃんと言語化できたり、参加者の皆さんから教わることも沢山あったりで、自分にとっても講師の仕事は学びの多いありがたいお仕事です。

今後もお声がけいただければ、可能な範囲で引き受けていこうと思ってますので、ご希望の方は、以下のアドレスまでご連絡ください。お待ちしてます!

irai☆spica-works.com (☆を@に変えて送ってください)

※講義の内容は、会社の公式noteでも順次アップしていきますので、よろしくお願いします。

※漫画を見てほしいという方は、ぜひ現在募集中のスピカ賞にご応募ください!


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