変態紳士with僕

コンビニバイト大学生である僕の人生や日常ついてのエッセイやらを書いてみます。 書くこと…

変態紳士with僕

コンビニバイト大学生である僕の人生や日常ついてのエッセイやらを書いてみます。 書くことはあまり得意ではなく、酷い文章になっているかもしれないですが一生懸命書いていきます。 ぜひ読んでいただけるとうれしく思います。 行きましょう。朝倉。

最近の記事

11.朝の電車で

僕は、学校へ向かう手段として、電車を利用している。 自宅から最寄り駅へは、徒歩5分くらいの距離にある。 電車に乗り、40分ほど揺られていれば、学校近くの駅に着き、そこから2kmほどの距離がある。 最寄り駅から電車に乗ると、かなり混雑をしている。 背負っているリュックは当然ながら床に降ろし、身体を槍みたく細長くしてようやく乗ることができる。 二つ駅を過ぎて次ぎの駅に来ると、そこで一気に他の乗客が降りていき、そこから座ることできるのである。 この乗車してから、他の乗客が一気に降り

    • 10. バイト先で溺れかけた話

      僕は一定の周期で、なぜだか鼻水が止まらなくなる。 その周期に入ると、箱ティッシュがなければ生活が面倒なことになる。 おそらく、アレルギー性鼻炎かもしれない。 あとは、鼻毛を抜いた次の日あたりなんかはくしゃみが出やすくなる。毛を抜くせいで鼻が刺激されるからなのだろうか。僕は、自分が花粉症かもしれない現実をあえて無視している。 『病は気』からなので、本当は病院で診察してもらったほうがよいのだが、僕は認めないのだ。 春休みに入り、僕に突然この鼻水周期がやってきたのだ。 朝起きてしば

      • 9.メガシャキ!夏目漱石!

        僕が、はじめて読んだ本は、覚えているもので『バムとケロ』の絵本だったと思う。 保育園の頃は、絵本が好きで、『腹ぺこあおむし』『ぐりとぐら』『おばけのてんぷら』などいろいろなものを読んだ記憶がある。 保育園の先生がしてくれる紙芝居にはとても夢中になった。 それから小学生になり図鑑や怖い話の本にはまり、中学生になった頃、全く本を読まなくなった。PSPの『モンスターハンター2G』というゲームを毎日深夜になるまでプレイしていた。このゲームは、プレイヤーがハンターになり、モンスターを狩

        • 8.夏に2日目のTシャツ

          僕は、基本的には、かなりだらしない方の人間だ。 そもそも、育ちの悪さのせいもあるのだろうけど、当たり前のことを当たり前にできないのだ。 掃除、片付けは特に苦手なのだ。 小さい頃を思い返してみると、学校から帰ってくると靴下を脱いで、それをそのまま丸めて部屋の机の下に投げていたのだ。 それが3日ほど経つと、まるで大きめの爬虫類の卵が置いてある巣みたいになって、母親によく叱られたのだ。高校生になっても、体操服を持って帰るのを忘れてしまい、次の日に持って帰ろうと思い、また忘れ

        11.朝の電車で

          7. 散歩について

          僕は、よく歩くようにしている。 運動不足による生活習慣病になるのがどうしてもいやだったのだ。 特に糖尿病とやらが怖い。 僕のおじいちゃんは、糖尿病を罹っていたのだ。甘い砂糖菓子が大好きで、BOSSのブラックコーヒーとともにそれをいつも食べていた。 そして、年の割には、ご飯を食べるのだ。特にお米を。 そんなおじいちゃんの遺伝子を引き継いでいる僕もかなりの甘党で、LOTTEのチョコパイを高校生の頃は、週に3日は食べていた。 おかげでバイト代がチョコパイに消えていった。 食べ物もそ

          7. 散歩について

          6. 新人のおばさん

          バイトに新人が入ってきた。見た目は小太りでずんぐりしている40代くらいのおばさんなのだが、バイトのシフトの入れ替わりの時、はじめてあった。僕はそのときから何か得たいのしれない違和感を覚えた。 店長も面接のあとに、「あまり長く続かないだろうな。」と言っていた。 僕はコンビニでアルバイトをはじめてもう3年と半年程は経っている。 その今までの経験からバイトをすぐにやめてしまう人というのは、最初の挨拶を交わした段階でなんとなく分かってしまうのだ。 正直今回もすぐにやめるだろうなとは思

          6. 新人のおばさん

          5. 怪人ナメクジ男

          こんな都市伝説を聞いたことがあるだろうか。 月明かりも雲に覆われ真っ暗闇の道中、一人で歩いていると、突然後ろから声をかけられるのだ。 「ねえ、僕の姿はどんな具合だい?」 振り向いて見てみると、そこには、ドロドロの粘液を身に纏い、のっぺりと進み寄ってくる巨大な人面ナメクジがいるのだ。 「ねぇ、ねぇったら、僕の姿はどんな具合だい?」 このお決まりの展開は、下手な答えかたをすると口裂け女の場合と同じ結末を迎えることになるだろう。 口裂け女には、ポマードで対処可能だが、ナメクジ男の場

          5. 怪人ナメクジ男

          4. 筋肉の槍になった男

          ある朝、体にドロドロの液体にでもまとわりつかれたかのような違和感を感じとり、目を覚ました。 最初にぼんやりと天井らしきものを確認し、それからカーテンの隙間から日差しが漏れているのを見て取り、 「ああ、もう朝か。」 ようやく意識が回りはじめた。 朝起きたときのいつもの習慣で、スマートフォンを触ろうと手を伸ばそうとしたときに、あることに気づいたのだ。 「ん?あれ?手が動かない。」 まるで全身をラップでぐるぐる巻きにでもされたかのように全く手が動かないのだ。 というより、そもそも手

          4. 筋肉の槍になった男

          3. 二択というやっかいなもの

          人生はいつも選択の連続で、二つの選択肢を常に迫られていると思う。 右か左か、進むか引き返すか、A君とゲーセンへ行くかB君とスタバに行くか、やるかやらないか。 必ずどちらかを選ばなければならないのだ。 僕は、この二択というものが本当に苦手だ。なぜなら、二択という奴には、後戻りできないという性質が必ずといっていいほどに付きまとってくるからだ。 三択ならなぜか迷わないし、無数にあれば何でもいいやと開き直ってしまう。 ただ、この二択というやつは本当に残酷なのだ。 Aのルートを選んで失

          3. 二択というやっかいなもの

          2. 兄と床屋へ

          小学生の頃、僕は兄が床屋へいくのに一緒について行っていた。いや、無理矢理僕も連れて行かれたのだ。 兄は僕より一つ年上でかなりの無口だ。当時小学生だった僕は兄の同級生からよく「お兄ちゃん全然喋らんよな。」と言われていた。 僕もなぜそんなに無口なのかは理由が分からないのだが、喋りたくない理由があるわけではなく、喋らないのが自然体なのだろうと思っていた。 ただ、家では僕と普通に会話をしているのだ。学校であったこと、テレビについて、ゲームについていろいろなことを話していた。 内弁慶な

          2. 兄と床屋へ

          1. 変態紳士ビギンズ

          生まれてから最初に見た景色を覚えている人はどれくらいいるのだろうか。 もちろん僕はそんなことは覚えていない。 みんな違う景色を見ているに違いない。 僕が物心ついたころには、おんぼろアパート、兄と僕と、時々、オカン。の3人で生活をしていた。 兄と僕は、対照的な性格をしていた。 母いわく父親に似ている兄はかなり無口でマイペースで大人しかった。僕は、気が小さ く泣き虫だったが、人懐っこいらしかった。 母は、感情の起伏が激しく精神的にも不安定なところがあった。 後に聞

          1. 変態紳士ビギンズ