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決意表明_丹野晋太郎

2019年4月1日よりヘラルボニーに入社した丹野晋太郎と申します。生まれは代表、副代表と同じ岩手県出身で趣味は二郎系ラーメンを食べることです。以後お見知り置き頂けたら嬉しいです。

さて今回のヘラルボニーマガジンでは、決意表明を厚かましくもしていきたいと思います。

全く無縁だった福祉という世界

ヘラルボニーは福祉領域の拡張や社会への浸透を目的に日夜実験を続ける企業ですが、僕が生きてきた人生において身内に障害のある方が居た訳でもなく、そもそも福祉という世界が僕自身無縁でした。そんな僕が福祉領域に関わり、ヘラルボニーの1人としてジョインするきっかけとなったのが「MUKU」というブランドのプロダクトを初めて見た時でした。

痛烈に心を揺さぶられた「MUKU」というブランド

副代表とは元々仲の良い先輩経由で知り合い、たまにお酒を飲むような仲でしたが、その仲の良い先輩からこんな活動もしてるみたいだよと、「MUKU」のインスタグラムを見た時に抽象的な表現ではありますが「なんだこれ!?めちゃめちゃヤバイ!」と痛烈に心揺さぶられるプロダクトがそこにあって鳥肌がたったことを今でも覚えています。実際に商品に触れた時は、プロダクトのクオリティの高さにテンションが上がり過ぎて家で一眼レフを構えて1人撮影会をしてしまうくらいでした。

無縁だとしても伝えていきたい価値

ヘラルボニーは「MUKU」という知的障がいのあるアーティスト達が描くアートをプロダクトに落とし込み社会に提案していくことで、福祉を社会に順応させていくブランドから始まりました。

実際に福祉施設に足を運んで、アートを見て知的障がいのあるアーティストと触れ合っていく中で、全く偽善ではなく健常者だからとか、障害者だからとか垣根や線引きなんてないじゃないか。そう心から思えました。

僕自身福祉という領域はまだまだ分からないことが多く、決して分かったような発言は出来ません。それでも知的障がいのあるアーティストが描くアートに心を揺さぶられた1人として決して押し付けではなく、

たくさんの人に知って欲しいと思いました。
たくさんの人に触れて欲しいと思いました。
たくさんの人が寛容な社会であれば良いなと
思いました。

それが純粋に僕が思った感情でした。

ヘラルボニーは社会に何を残せるか?

僕自身東日本大震災を経験し、「あぁ、人ってこんなにも簡単に死んでしまうのか」と痛烈に思わされた経験から「明日死ぬかも知れない自分の人生だからこそ、自分が存在したことで社会に何かを残して死にたい」と思うようになりました。

僕自身がどの領域で何を社会に残せるのかという具体的なイメージはありません。ですが、ヘラルボニーは福祉という1つの社会を変えていくポテンシャルも、可能性も兼ね備えている会社だと思います。

センシティブな領域を扱っているだけに時には厳しい言葉を掛けられることも少なくは無いですが、ヘラルボニーの1人として理想を追いかけつつも現実を見ながら、作っていきたい社会の姿をゆるやかに共創していければと思います。

崇弥さん 文登さん 
改めて宜しくお願いします!

丹野 晋太郎

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