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詩の世界

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#エッセイ

新世紀エイズ・サリドマイド

新世紀エイズ・サリドマイド

動物実験で確認された毒性の低さが
動物達を殺してゆく そして今度は人間の番さ
お前たちが信じきっている医者と薬が
お前を殺そうとしている、お前を殺しに来るのさ

猿を何万匹殺しても、人間1人のための
正確なデータの一つも得られる筈もないのさ
それでもお前は飲みたいのか、
あいつらがくれた薬を
そんなにしてまでお前は
医学産業を 肥え太らせたいのか。

命を命とも思わないロボトミーどもが
サリドマイ

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地獄の動物ランド

地獄の動物ランド

ジャングルの奥地で
静かに暮らしていたら
ある日突然見たことないのが
現れた、それが人間だった。

親を殺され、
兄弟を殺され
鎖に繋がれ
檻に入れられた

コンテナに閉じ込められ
車に乗せられて
船に乗せられて
飛行機に乗せられた

連れ去られた先は
コンクリートと鉄格子の
監獄だった
無実の囚人だった。

睨みつける多くの目
目を殺るカメラのフラッシュ
笑い、嘲り、脅迫
1つ1つの動きに脅える

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愛のかけら(dust baby)

愛のかけら(dust baby)

食い足りた街に見放された
闇に埋もれた愛のかけら
優しい言葉に隠された
終わる事のない欲の嵐

伝える事の出来ない喚き声に
俺の胃袋は満たされる
食い切れないだけの固まりは
その痛みもしらせないままに
朝のアスファルトに捨てられる

満ち足りた街に隠された
閉じ込められた愛のかけら
美しい化粧で試される
潰されるだけのその目玉

伝える事の出来ない眼差しに
お前の美しさは満たされる
盲目にされたそ

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狼煙

狼煙

縫い合わせた 傷口を再び開くように
赤いパルチザンは 繰り返された
無情の光を放つ ガラスの雨は
今も降り続いている

武器を手にするのが早すぎた
顔も知らぬ同志が
歴史の裏側へ今にも 葬り去られる
東アジアを犯し続ける 我々の手に免罪符はない

教科書から消された 真実を暴く為に
7色の虹をかけようとした
墓標さえ持たぬ 死者の怨念が
今も訴え続けている

なんの罪もないと 思い込む
罪深きこの

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1923VICTIM

1923VICTIM

川沿いの魂 あの日のまま
残された人々も あの日のまま

弾丸を撒き散らしながら
神聖な雨を降らせてた頃さ
大地が揺れると 天からデマが流され
逃げ惑う人々が襲われる

人々は鳶口を軍は機関銃を手に
死体は累々と積み上げられていった

川沿いの魂 あの日のまま
残された人々も あの日のまま

札束を撒き散らしながら
象徴の嵐を吹かせてる今
ぶちまけられるNEWS 僕を黙らせる企業
宣伝と法が狂気

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