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ろくでなしBLUES実写化【後編】


森田まさのり先生の人気作で不良漫画の金字塔
ろくでなしBLUES」を
勝手に実写化キャスティングの後編です。


1個前のnoteの記事で書いた【前編】の方では
帝拳高校の生徒を中心に、キャスティングしましたので、宜しければご覧ください。



では行きます。

島袋大役  仲野太賀さん

島袋大
仲野太賀

吉祥寺にある米倉商業高校(通称米商)の
番格で、吉祥寺で太尊に次ぐ実力者、島袋大。

腕っぷしも強く、かつて柔道でも名を馳せた
実力者ながら、割とコメディ色強く描かれる
島袋を、日本の若手で頭一つ抜けた演技派
仲野太賀さんにお願いしたいです。

なにかと不運に見舞われやすい島袋ですが
決める時はバシッと決めて、米商の後輩や
同じ吉祥寺の仲間である太尊達、
帝拳の面々をも、身体を張って守る。
そんな島袋を仲野太賀さんに演じていただきたいですね。

ダブっている事や、盲腸の手術の際の剃毛を
イジられる時の仲野太賀さんもめっちゃ見たい。


次。
八尋役  萩原利久さん

八尋
萩原利久

島袋率いる米商のNo.2。吉祥寺にて、前田太尊
率いる帝拳高校の次点に、米商が甘んじているという現状を憂い、他校に好戦的に仕掛けるなど、
武闘派の一面を持つ八尋。

萩原利久さんですね。
甘いマスクと近年の萩原さんに感じる色っぽさ。
八尋の雰囲気にピッタリです。

入学時は打倒帝拳を掲げ、島袋に対しても
反抗的でしたが、島袋の人間としての器の大きさと、番長たる所以のその実力に魅せられ、
以降島袋を右腕として支えるという役どころ、
帝拳の海老原とのコンビも原作の見どころポイントですね。



次。
佐藤霧子役  畑芽衣さん

佐藤霧子
畑芽衣

島袋の留年の間接的な原因で、米商柔道部の
マネージャー佐藤霧子。

かつて不良に絡まれているところを
柔道着を携えた米商生に助けられ
米商柔道部のマネージャーになる。
という役に、畑芽衣さん。

米商まわりは結構面白い話が多いので
原作未読の方は是非。


次。
赤城肇役  葵揚さん

赤城肇
葵揚

吉祥寺で帝拳、米商に次ぐNo.3の協栄高校の
番格、赤城肇。

実力者ながらも、太尊にコテンパンにやられ、
リースの屋台で井の頭公園でたこ焼き屋を営む
赤城に葵揚さん。
渋谷との抗争でも見せ場のある、太尊の協力者。




次。
鬼塚役   山田裕貴さん

鬼塚
山田裕貴

東京四天王の1人、渋谷楽翠学園の番格。
部下を率いて界隈を制覇した渋谷最強の男、
鬼塚。

序盤は仲間を暴力による恐怖で支配し、
モノの様に使い捨てる非道で冷酷な男だったが
吉祥寺との抗争、そして太尊とのタイマンで、
太尊を信頼する吉祥寺の仲間達と
自身の恐怖で支配していたやり方との
決定的な違いに気づき、改心する。
東京四天王の1人、鬼塚役に山田裕貴さん。

「東京卍リベンジャーズ」のドラケンをみて
クールな2番手感、そして喧嘩の時は熱くなる
あの役のエンジンのかけ方が鬼塚だなと
感じました。

演じ分けも非常に器用な役者さんですので、
極悪非道の時期の鬼塚を演じる山田さんも
原作の恐ろしさそのままに仕上がりそうですね。




次。
薬師寺役   杉野遥亮さん

薬師寺
杉野遥亮

東京四天王の1人、浅草の笹崎高校の番格。
仲間からも慕われ、浅草を制した空手技の達人
薬師寺。


太尊と同じく、
仲間に全幅の信頼を置かれている
強くて仲間思いの色男。
浅草に転校する前は吉祥寺に住んでおり
ヒロインである千秋とは同じ中学に通い、
お互いを意識する関係性だった。
太尊とは、お互いに名を上げる事にも
無駄な喧嘩にも、興味を示さない為
千秋を巡る恋敵としての対峙となる
東京四天王の1人、薬師寺役に杉野遥亮さん。


薬師寺はシュッとしてる印象があるので
杉野さんの雰囲気は薬師寺にマッチするかと。
極東との抗争では若干抜けた役回りになるので
「ばらかもん」の半田先生なんかの雰囲気が
活きてくると思います。




次。
葛西役   間宮祥太朗さん

葛西
間宮祥太朗

東京四天王の1人、池袋正道館高校の番格。
「東京四天王」と一括りにされることを
毛嫌いしており、ただ最強の称号のみを求める
戦闘狂、葛西。


渋谷の鬼塚、浅草の薬師寺を倒し、
次の狙いを吉祥寺の前田太尊に定める。
仲間を失った悲しい過去から、
強くなければならないという強迫観念に駆られ
ただ強さのみに拘る「止まれない男」
東京四天王の1人、葛西役に間宮祥太朗さん。

並々ならぬ強者感と迫力が求められる
キャラクターですので「全員死刑」
「帝一の國」などの作品で威圧感ある役を
巧みに演じられた間宮さんを葛西に推します。

正道館に入学時、
当時の番格に、一度だけ敗北を喫した事で
仲間達が離れていってしまったトラウマを持つ。
勝ち続ける事が仲間の信頼を得る手段だと、
純粋な強さのみを求め続けるという役どころ。

そんなジレンマを抱える繊細な一面のある
葛西を再現してくれるのではないかと思います。



次。
坂本役   神尾楓珠さん

坂本
神尾楓珠

正道館のNo.2で葛西の最大の理解者、坂本。


葛西が入学時の番長に負け、仲間が離れた際も
彼を見捨てなかった坂本に神尾楓珠さん。

「ナンバMG5」の関係性そのままに
キャスティングをしました。
暴走する葛西を正道館側の人間で唯一制止する
立場に回るなど、大人なキャラクター。
太尊に、暴走する葛西に気をつける様に
忠告するなど穏健派な印象。
どこか俯瞰で見てるような一歩引いてる坂本を
神尾さんに演じて欲しい。



次。
辰吉保栄役    笠松将さん

辰吉保栄
笠松将

大阪極東高校の元番格、辰吉保栄。

テコンドーの達人で、1度やられたら20倍にしてやりかえす凶暴な男、辰吉保栄に笠松将さん。

タッパもあり筋肉質、見た目は怖そうだが
義理を重んじる性格の辰吉を是非お願いしたい。



次。
川島清志郎役   窪田正孝さん

川島清志郎
窪田正孝

少年院帰りの真の大阪極東高校の番格、川島。


素の可愛らしい雰囲気と年齢的には
ミスマッチだが、抜群のお芝居の実力で
秘めたる狂気と暴力で支配する惨忍な
川島清志郎を窪田正孝さんにお願いしたい。


「デスノート」や「diner」での
感情剥き出しの演技には
兄を殺した暴力団事務所が解体され復讐の矛先を失い、有り余るエネルギーを太尊達に向ける
川島の狂気を感じさせます。
「ジョーカー許されざる捜査官」の演技も
川島の根源的恐怖に近いものが表れていました。

吉祥寺の前田、渋谷の鬼塚、浅草の薬師寺、
池袋の葛西の、東京四天王を前にしても
相対した時の迫力のバランスが
崩れ無いだろうなと感じさせる
窪田正孝さんを川島清志郎役に推します。




次。
白井隆人役   染谷将太さん

白井隆人
染谷将太

ボクシングのプロテストを受けにきた太尊と
実技試験のスパーリングでの対戦相手となる
白井隆人。


善人を装っているが、どこかキナ臭さを感じる
登場序盤の雰囲気と、その直感に違わぬ、
また今までの不良とは少し違う悪辣さを
感じさせるキャラクターの「サリー」こと、
白井隆人を染谷将太さん。


染谷さんの「何考えてるんだろう」という
奥行きのある雰囲気と仄かに香るダークな
雰囲気に、どことなくサリーに近い
キャラクター性を感じさせます。

「人を合法的に殴れて、それが金と女を
連れてくるから」という精神性で
プロボクサーを目指す人間の狂気を、
染谷さんなら、成立させられると思います。



次。
井岡役   鈴木亮平さん

井岡
鈴木亮平

太尊の通う帝拳高校の英語教師兼、生活指導を担当する井岡先生。


パンチパーマにサングラスというヤクザの様な
ビジュアルで教壇に立ち、太尊を目の敵に
しながらも、根底には生徒を思う気持ちがある
小兵二と並ぶ本作のコメディの柱、井岡先生に
鈴木亮平さん。


「テセウスの船」の佐野文吾の「心さん」の
雰囲気で「前田!」と言うのが、
もう井岡っぽいなと思いまして。
コメディな役どころですがやって頂けるなら
鈴木亮平さんにお願いしたいです。



次。
近藤真彦役   勝矢さん

近藤真彦
勝矢

帝拳高校のボクシング部の顧問と数学教師を
務める太尊のクラスの担任。
マサさんこと、近藤真彦。


これはもう勝矢さんですね。
見た目のビジュアルが、これ以上ないほど
ハマっているかと。

かつてアマレスのオリンピック候補であった程
腕っぷしの実力も高いマサさんを、
是非勝矢さんにお願いします。




次。
藤竹   小手伸也さん

藤竹
小手伸也

帝拳高校の校医を務め、名カットマンと称されるその腕前で、天才ボクサー原田成吉を
セコンドとして支える藤竹。


アマレスの経験者で、学生時代から
マサさんとはお互い良きライバル。
オリンピックにも出場したほどの腕前を持つ
藤竹を小手伸也さん。

マサさん役の勝矢さんと、
この藤竹役の小手伸也さんの掛け合いが
凄い面白そうで、是非見てみたいですね。



次。
沼田役   緋田廉人

沼田
緋田廉人

帝拳高校に赴任する教師で、
己の保身と昇進しか頭に無く、あの手この手で
太尊達を退学に追い込もうとする男、沼田。


「半沢直樹」の小木曽や
「木更津キャッツアイ」の教頭でお馴染みの
緋田廉人さん。

陰湿な手口で太尊達を追い詰める姿が
今まで、緋田さんがやられてきた役の
パブリックイメージと重なるかなと。



次。
竹原役  阿部亮平さん

竹原
阿部亮平

帝拳高校に井岡の傷心中に赴任し、
そのまま生徒指導を担当する、体育教師の
竹原。


ビジュアルのイメージから阿部亮平さん。
竹原は読者側からすると、非常に腹の立つ
キャラクターなんですが、竹原の父親が病気を
患って学校を休職し地元に帰るという
エピソードからガラッと印象の変わる役ですね。


次。
浅野洋子役   菜々緒さん

浅野洋子
菜々緒

帝拳高校の美術教師で生徒達や井岡先生までも
手玉にとり魅了する女性教諭、浅野洋子。


いわゆる魔性の女で男を物の様に扱う
性悪な一面のある浅野先生を
元祖悪女の似合う女優、菜々緒さん。

非常にマッチするかと思います。
圧倒的にお綺麗ですし、画面に映るだけで
あんなにイイ女感が出るのは、
キャラクターに説得力が出ます。



次。
観月真莉絵役  川島海荷さん

観月真莉絵
川島海荷

帝拳高校の美術教師に浅野洋子の後任として
赴任する新人教師の観月真莉絵。


学生と間違われるほど、若く見える容姿と
ちょこんとした佇まいを感じさせる
観月先生に川島海荷さんを推します。

キャスティングの【前編】で紹介した
渡久地誠二(中田圭祐さん)に
片想いされるという役どころでして。
お2人は恋愛リアリティ番組の
「私たち結婚しました3」で共演経験が
あるので、自然な空気感も出るかと。


次。
前田富士雄役   満島真之介さん

前田富士雄
満島真之介

太尊の実の兄で、前田家のトラブルメーカーの
ジゴロ、前田富士雄。


太尊と東京で2人暮らししており、
一応現在の保護者でもある
前田富士雄に満島真之介さん。

「ナンバMG5」の破天荒な兄貴の役が
どうしても富士雄とオーバーラップしてしまい、
是非、満島真之介さんにお願いしたいなと思い
キャスティングしました。

女性に貢がせて生活してる富士雄ですので
やはりどこかカッコ良く見えないといけません、
満島さんは、その意味でも適役かと。




次。
前田用高役   中川翼さん

前田用高
中川翼

太尊の弟で、前田家の三男、前田用高。

前田家に脈々と流れる格闘センスの血が
開花しつつある前田用高に中川翼さん。

前田家の実家である尚輪寺(しょうりんじ)を
フーテンの長男富士雄、ボクサーを目指す太尊
この2人の代わりに継いで、住職の道を選ぶ
という苦労多き末っ子を中川翼さんに
お願いしたいなと思います。




次。
前田文尊役  渡辺謙さん

前田文尊
渡辺謙

主人公の太尊含む前田家の家長で、大阪にある
尚輪寺の現住職、「史上最強のオヤジ」こと
前田文尊。

握力90キロ、パンチ力200キロなど
圧倒的な強さと、重厚感溢れる存在感を
感じさせるキャラクター、主人公の太尊の父、
前田文尊を渡辺謙さん。

もう、これが叶うなら言うことは無いですね。
荘厳な佇まいと、男としての野生味、
「世界のケン・ワタナベ」演じる文尊は
どうやったって作中最強です。
文尊の天文学的強さを唯一可視化出来るのが
このキャスティングかと思います。

そして渡辺謙さんと言えば、
「ろくでなしBLUES」の作者である、
森田まさのり先生にも負けず劣らずの
猛虎魂っぷり。

本当見てみたいなぁ。




以上。

これでキャスティングは終了ですね。

他にも
横浜帝拳の渡嘉敷や、
小兵二の弟、中田三兵太。
キング校長に笠先生、
春華に龍太郎など魅力的なキャラクターは
枚挙に暇がありません。


ろくでなしBLUES
本当素晴らしく面白い漫画なので、
是非、手に取って読んでみて欲しいですね。

まぁ未読の方で、このnoteの長文を
ここまで読んでくれている方が
居たとは思えませんが…笑


では、この辺で。
長文、駄文にお付き合い頂き
ありがとうございました。

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