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ペイント大全ショウケース:ミミックの組み立て

よくぞ来た。今回は、ペイント大全の作例記事第一弾だ。つい今日ハーミット・カウンシルで発表した「メタルストーリー:人喰い箱と盗賊」でフィーチャーされた「ミミック」が題材だぜ。語りたいことが多いので、何回かに分けて発表するけど、もったいつけず、書き上がり次第ガンガンと、全部を今月出すつもりさ。ジョーイ・ディマイオは言った。「鋼鉄は熱いうちに打て」と。俺も同感だ。

今回の記事は、「ミニチュア組み立て伝説」の実践&補完にもなっている。軸うちのコツ、クリーニング時間を愉しむ方法、アッシュの使い方、接着面をずらさずに固定するワザ、ミニチュアとベースの隙間埋めなどの実例を紹介しよう。ミミックにはもちろん、君が挑戦するあらゆるミニチュアで応用が効く記事になっている。

それじゃあ、いってみようか!

ミミック

「ミミック」ってのは面白いモンスターだ。宝箱とかに化けて、近づいて来た犠牲者を丸呑みにしちまう。もともとは「ダンジョンズ&ドラゴンズ」が原典だけど、「ミミック」といえばやはりドラクエのモンスターを連想する人は多いんじゃないかな。ドラクエ以外にも、日本のファンタジー作品ではよくミミックが登場する(ハルクウーベン世界では、〈深淵〉に関係の深い不定形生物という設定で、ミミックが存在しているよ)。ファイナルファンタジーにもガンガン出てきたし、最近だと「ダンジョン飯」にも登場してるね。

かつてグレナディアやラルパーサで腕をふるった古豪デザイナー、ジュリー・ガスリーがリーパー・ミニチュアで手がけたこのミニチュア、英語名は「Mocking Beast」、和訳すると「モノマネ・ビースト」だ。ドラクエやファイナルファンタジーに出てくるミミックと同じラインで、俺たち的には馴染みのあるデザインじゃないかな。ハーミットイン商店ではこいつを「ミミック」として紹介している。例のごとく、君が購入したら好きな名前をつけてくれ。「ひとくいばこ」でも「ザラキ・デーモン」でも、好きなようにだ。

それじゃあ、実際の製作を見ていこうか!


組み立て

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