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迷宮の十字路に魅せられた小学生だった 〜平次が1番好きだという話〜

●最新作は平次&キッドメイン?


先日、劇場版名探偵コナン最新作のタイトル、青山先生版ポスター、そして特報が発表され、現段階では第一弾と思しき予告も公開されました!(時間かかりすぎてメインポスターも発表されました…。)
タイトルは「100万ドルの五稜星(みちしるべ)」。

公開されたばかりのメインポスター

北海道の函館・五稜郭を舞台に、大阪組からは、平和カップルを初めとして「から紅の恋歌」で登場して以降原作で出番を増やしている大岡紅葉&過去の公安所属が示唆されている執事の伊織無我の2人の登場に加え、平次のライバルで元々は青山先生の別の漫画「YAIBA」の登場人物でもある沖田総司も初登場…といった感じ。

沖田は正直ビックリした…。

盛り沢山の大阪組に加え、怪盗キッドもメインとして活躍するというのだから、正直ファンとしては、現時点で既にそれぞれの活躍をちゃんと描いてくれるのだろうかという心配は生まれてしまう…。

というのも、何を隠そう自分は「迷宮の十字路」を映画館で見て以来、1番好きなキャラクターが、

難波の高校生探偵 服部平次なんですよね…!

●迷宮の十字路の思い出

メインポスター。後ろの翁の面が不気味で好き。
古都って言葉もめちゃくちゃカッコいい。

迷宮の十字路 あらすじ
東京・大阪・京都で5人の男が相次いで殺される事件が発生。5人は古美術を狙う窃盗団"源氏蛍"のメンバーで、互いを義経とその家臣たちの名で呼び合っており、残るは義経、弁慶、伊勢三郎の3名となった。別の仏像窃盗事件の解決を依頼された小五郎とともに京都を訪れたコナンは、源氏蛍の事件を追う服部平次と遭遇、行動をともにすることに。だが、平次が弓で狙撃され…。犯人は源氏蛍のメンバーなのか? 京都の町を2人の名探偵が駆ける!

トムス・エンタテインメント公式サイトより引用

映画が公開されたのは小学2年生の時。
元々コナンは大好きだったので、自然な流れで映画を見に行った記憶。

・全編にわたる京都の和風な雰囲気の良さ、
・あの手毬唄と通りが実在するというリアル感
・源義経にまつわる歴史のワクワク感、
・犯人の強さと仮面の不気味さ(あと豹変ぶり)
・そして何と言っても2024年現在でも唯一である工藤新一本人の登場…
と、好きなところを挙げだしたらキリがないんですが、私の心を鷲掴みにしたのは他の誰でもなく、
服部平次の活躍だったんですよ…。

●平次の活躍

この映画の実質的な主役って平次だと思っていて。
過去の話だったり、バイクでのアクションや犯人とのバトルと、いつもコナンがやってるような役割を平次がこなしてますし。コナンはサポートっぽい感じで。冒頭のあらすじ紹介も途中から平次がやってます。

物語終盤、和葉は1人で犯人の証拠を探しに行き捕まってしまう。それを聞いた平次とコナンは2人で犯人のアジトへ乗り込もうとするが、平次が犯人と対峙した時のケガで倒れる。
コナンは灰原に頼み解毒剤の試作品を飲んで一時的に新一の体へと戻り、和葉を救いに向かうが、犯人一味に囲まれてしまう…。

この新一と和葉のピンチを間一髪で救うんですよ!主人公の平次が!!

「探偵やらしたら天下一品やけど…侍やらしたら…イマイチやな…!」

カッコ良すぎ。

もうね、7歳の少年の心はこの時に完全に平次にロックオンされてるわけです。
数秒前まで復活した新一に釘付けだったにも関わらず。

その後、刀が折れた平次と和葉は倉庫へと逃げ込み、馬鹿デカいタンスの謎を解いて、絶体絶命の状況で新たな刀を手にします。

「妖刀村正やな…、義経に取り憑かれた化け物(バケモン)斬るには丁度ええ刀やで…!」

はい、もうね、バッサリやられました。

この日以降、ずーっとこの作品と平次の虜です。
小2心をくすぐりまくる“妖刀村正”という刀の名前、そしてそこから始まる犯人との熱い斬り合いで迎えるクライマックス。
追い詰められた犯人は、毒が塗ってある小太刀というチートアイテムを取り出し、二刀流で平次に切り掛かります。
そこにコナンのナイスアシストが決まり、その隙を平時は見逃さず、峰打ちで犯人の意識を飛ばします。

「義経になりたかった弁慶か…。アンタが弁慶やったら、義経は安宅の関で斬り殺されてんで。」

締めの台詞まで最高なのよ。

本当にめちゃくちゃ面白くて…。
自分の中で、元々好きだったコナンが、一層好きになったのを感じました。
そしてこれ以降、服部平次が1番好きなキャラクターになったんです。
ちなみに、この映画の影響で、歴史上の好きな人物も源義経になりました。

これ以降も劇場版では「探偵たちの鎮魂歌」や「天空の難破船」、「絶海の探偵」などに登場しては、手厚いサポートでコナンのピンチを救い、21作目の「から紅の恋歌」では、和葉と共に再び主役級の活躍をしますが、刀を使ったアクションは特に無く…。
から紅でのバイクを使った大ジャンプも大好きなんですけどね。

この辺のやりとりはあまりにも好き

●100万ドルの五稜星への期待

だからこそ「100万ドルの五稜星」では、約21年ぶりのチャンバラアクションを嫌でも期待してしまうんですよね。あんな予告見せられたらね…!

キッドと対峙する平次。
「お前だけは、絶対、許さん言うたやろぉぉ!」

平次が怒ってるのは、過去に和葉に変装したキッドにキスしかけたからなのか。
または本編中で作られる因縁なのか。

キッドのその素顔を見て驚く平次。
「お前…その顔?!」

それは沖田に似てるからなのか、それとも新一に似てるからなのか。
というか平次はキッドが新一に似てるの知らないんだっけか? 

●拭いきれない不安&でもさせてほしい期待

ここ数年ですっかり恒例になってる総集編映画も怪盗キッドがメインになり、宣伝の方向性もなんとなくキッド中心の雰囲気のようで、一抹の寂しさを感じている今日この頃。

お願いだから、脚本の都合、ストーリー進行のために情けなかったり、カッコ悪い姿を見せないでほしい。キッドを立たせる為の当て馬にしないでほしい。(キッド勿論大好きなんですけどね)

一昨年は、警察学校組という人気キャラたちを上手く過去編で活躍させてくれて、昨年には、灰原哀という初期からの大人気キャラクターをここに来てあれだけ見事に掘り下げてくれたスタッフの方々を信用していないわけは無いのですが、どうしても不安になってしまうのがファンというもので…。

私が望むのは「かっこいい平次を見たい」それだけなのです。
小2の私の心を鷲掴みにした「迷宮の十字路」のような、強くてカッコいい服部平次を見せてくれる事を切に願っております…!

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