忌念日

春風纏ったタンポポ笑う
今日は穏やかな忌念日です

昨夜撃ちつけた雨粒が
桜のつぼみに居座って
初春の日差しを反射する
今日は静かな忌念日です

どんなに時間が経とうとも
あの笑顔だけは許せない
あの名前だけは忘れない
あの言葉だけは認めない

生まれて初めて人を憎んだ日は
不気味なほどに晴れていて
地球がギクリと動揺し
一瞬ピタリと止まった。
私といえばぎこちなく
浮世の隅に座ってた

春の訪れと共に
冬に植えた頭痛の種子が芽吹きます
サクラアネモネユキワリソウ
春よ来いさっさと来い
愛想笑いなどいらないからとっとと来い!

忌念日飾るに相応しい
こんな無駄に晴れた空には
一滴の涙もありゃしない

手帳と心臓に刻まれた忌念日は
毎年必ず晴れるのです
足元でタンポポが笑っているのです
今日という日にあなたを想わずにいられない
これを滑稽と言わずなんと呼びましょうか

#詩 #現代詩 #過去作品リライト

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そのスキが好物です♡
32

詩 これからも、きっと、生きていくから 3

これからのしるべとしての詩、三冊目です。

コメント2件

ドキッとしますね。
すきです。
あやさん、ありがとうございます😊かなり昔の作品ですが、気に入ってもらえて嬉しいです!
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