HERP

帰還のプロセスを辿る。時々逆行。 心理・人間形成・親子関係を学び、現在さらに根源的な学…

HERP

帰還のプロセスを辿る。時々逆行。 心理・人間形成・親子関係を学び、現在さらに根源的な学びにシフトしている。霊性のレベルを深めて、真実を体験したい。赦しや奇跡をいかに日常に重ねられるか絶賛チャレンジ中。兄弟姉妹とのシェアは喜び。https://herp.1net.jp/

マガジン

  • 真実への目を開く

    私たちが本当に真理を手にしたいと願う時、真実を見ることのできる心の訓練が必要になります。統合への道を進みたい人のための記事です。有料にすることも考えていますが、今のところ無料で公開します。

最近の記事

夫から聞こえてくるメッセージ

おはよう。 手を合わせてくれるけど、私はそこにはいない。 あなたが感じているように、私はその遺骨は私ではなく、 私は至るところにいて、あなたとともにいる。 悲しむ必要なんてまったくないし、 まして、弔う必要などない。 身体を脱ぎ捨てた者はみんな、喧騒を離れ、深い安堵感の中にいて、 感謝はあれど、 恨みや苦しみ、悲しみや後悔を持ち合わせない。 だから、人間の死者への想いはすべて、 シンプルに、鏡に映ったあなた自身の投影となっている。 私は、至るところにいる。 不思議だけれど、

    • 受け止めてもらう喜び

      ある日、近所を車で走っていると、 ワンちゃんのお散歩をしていた、友人でもある先輩ママが歩いているのが見えて、車を一瞬止めて、声を掛けました。 彼女は、顔をほころばせて寄ってきてくれ、 慈愛を込めた声で 「聞いたよ~… 大変だったね…」とじっと見つめ、微笑みかけてくれました。 この2年ほど、彼女とゆっくり時間を取っておらず、 夫の病気のこと、他界したことを彼女にどう伝えようかと考えたり、多分もう伝わっているだろうと予想していたりしていたのですが、 彼女の本当に気持ちのこもった言

      • あしあと

        25年ほど前、 あるホスピスで、私はこの詩に出会いました。 壁に掛けられていたために、通るたび、何度も読みました。 ハッとするほど美しい詩で、 イエスにもキリスト教にも特にご縁も興味もなかったのですが、なんとも言えない気持ちが深く心に沁み、最後の3行は溢れる涙を抑えられないほどでした。 辛いことがある度、 友人の病気の折など、 ことあるごとに思い出し、読み返してきました。 どんな時でも、見放さずにいてくれる存在がいることを信じたい… 自分が感じているように、必ずいるのだ、と勇

        • 受け継がれ、継ぎ足されていく愛

           夫が他界して3か月。 冷蔵庫に彼の作った焼き肉のたれがあったので、野菜炒めや中華スープに使わせてもらいました。 …ニンニクとショウガのいい香り。 このたれを入れると、素材がぐっと引き立って味が決まるので、 とても重宝していました。 これを作ってくれたのは、12月かな…  その前に作ってくれたたれがとても美味しかったので、もう一度作って欲しいとねだって作ってもらった、第2弾のたれです。  夫のガンが分かってから、私たちは治療や医療機関を探し、 紹介されたクリニックの先生から

        夫から聞こえてくるメッセージ

        マガジン

        • 真実への目を開く
          24本

        記事

          夫の死、そして、絶対死なないもの

           夫が肉体を脱ぎ捨ててしまいました。 もう3か月が経とうとしています。 彼が長い出張に行っている感じがまだするし、キッチンからプリン食べながら「あ、これ食べちゃってるで」といたずらが見つかった子どものように笑って、普通にひょいと顔を出しそうな気もする。 亡くなった当初は、 生活に彼がいないことに慣れなくて、アワアワしていたし、 「そうか、もう夫はいないんだった」と気づくたびにガビーンとなったりしていたのだけれど、そこは慣れてきて、ここだけの話、旦那の帰ってこない楽さもあったり

          夫の死、そして、絶対死なないもの

          毒親を赦すことで起こること

          親からの支配を受けて育った もう、感覚的には、遙かかなた昔のように思えて、鮮明には思い出せないのだけれど(事実、真理の視点から見るとそんな出来事ははじめから起こっていなかったのだけれど)、私は大好きな両親から精神的な虐待を受けていた。  時にはしつけと称して暴力的指導もあったし、日々行われる嫌みも横行していた。もともと薄かった親との愛着は、小学校2年生辺りで完全になくなり、そこからは、過度なしつけと、過干渉、支配とコントロール、抑圧、が主に親から受けるものだった。小さな頃か

          毒親を赦すことで起こること

          神のように全能になりたい願望

          エゴの見せる夢つくづく、面白いなあと思う。 先日、ある映画を観た。薬を飲むと脳の回転能力が異常にアップし、ひらめきや思考力、情報処理能力、問題解決能力が急激に上昇し、これまで見えなかったものを見、浮浪者のような生活から一転、上り詰めるといったストーリーだ。単純に見えていた世界は、細部まで感知し、察知できる。傾向を理解し、次に起こることも理解できる。そのスピードのある映像に最初はクラクラしたが、そのうち、主人公が思うように世界を動かすストーリーに、何だか興奮するような、ワクワ

          神のように全能になりたい願望

          子どもの校則に思うこと

          校則の不思議いつまでなんだろう? いつまでこの意味のない校則を守り続けるんだろう。本当に不思議だ。ハラスメントどころの話じゃないのに、子どもには許されるのかな? 校則の根源は、大人における《他への信頼のなさ》から来ている。子ども達を信頼していれば、わざわざ決めておかなくてもいいルールてんこ盛りだ。 形骸化したものを、ただ「昔からそうだった」と言うだけで疑問視もできないみたいだ。 子どもも親も、大ごとになるのが面倒でなかなか言い出せないけれど、外国人留学生が素直に疑問を

          子どもの校則に思うこと

          分離の選択をする時、私たちはエゴのトリックにはまっている

          様々な選択肢私たちはいつもさまざまな選択肢から何かを選んでいる。葛藤が起こる時は、必ず目の前に選択肢がある。選択肢が1つなら、物事はなんでもスムーズに運ぶけれど、そうはいかない事情が出てきたりする。 今晩の晩ご飯をラーメンにするか、カツ丼にするかという選択肢なら、深刻に考えず気分によって選んだり、明日はもう一方の選択肢を選んだりして納得することだってできるけれど、私たちが葛藤することは「こうしたい」・「でもそうできない自分がいる」とか「こうしたほうがいい」・「でもそうはでき

          分離の選択をする時、私たちはエゴのトリックにはまっている

          ここ数日、下書き保存しても記事が保存されていない。保存されないのは全部ではないのだけれど、この2日は、しっかり書いた記事が下書き保存したにもかかわらず、後で見ると残っていなかったので、さすがにやる気なくした~。どなたか、原因知っていたら教えてください!

          ここ数日、下書き保存しても記事が保存されていない。保存されないのは全部ではないのだけれど、この2日は、しっかり書いた記事が下書き保存したにもかかわらず、後で見ると残っていなかったので、さすがにやる気なくした~。どなたか、原因知っていたら教えてください!

          結末ありきのあなたのストーリー

          ドラマの結末までの緊張ドラマを見ているとき、その内容が佳境に入ったり、緊張感漂う展開の折に、つい、こっそりレビューやネタバレ記事を見てしまうことがある。「このドキドキこそが面白いのに何やってんだ」とたくさんの人から笑われてしまいそうだけれど、2~3時間で必ずラストが来る映画ならともかく、何十話もあるような連続のドラマだと、真に迫った緊張感にハラハラするのに疲れてしまったりするのだ。どうぞ根性なしと呆れてください。 レビューや記事で分かるラストなんて概要だけだし、私としては、

          結末ありきのあなたのストーリー

          もう悪夢を見る必要はない

          悪夢との長い付き合い私たちは長い間悪夢を見ている。 怖かった記憶や、緊張した体験、不安や嫉妬、自分へのダメ出し、怒りや恨み、孤独にさいなまれたり、人からどう見られるのかに怯えたり。感じないように努力していても、そうした記憶は小さな刺激でふっと私たちを占領してしまうし、「よりにもよってこの人と?」 という感じで、自分が否定したものを体現したような人が目の前に現れたりする。私たちがそこに反応してしまうのは、もちろん、自分自身の中にその種があるからだ。 そんなことを言うと、今度

          もう悪夢を見る必要はない

          『町田くんの世界』が映画化されると聞いてびっくり! よく考えたらまんま愛と分離がテーマだった。数年前から密かに楽しんでいたものが大々的に広まるとは。キャスティングには少々無理があるようにも思うけど、町田くんの愛を楽しもう! https://www.youtube.com/watch?v=FMHoLSjYXrg&feature=youtu.be

          『町田くんの世界』が映画化されると聞いてびっくり! よく考えたらまんま愛と分離がテーマだった。数年前から密かに楽しんでいたものが大々的に広まるとは。キャスティングには少々無理があるようにも思うけど、町田くんの愛を楽しもう! https://www.youtube.com/watch?v=FMHoLSjYXrg&feature=youtu.be

          子どもの目は真理に開かれている

          最近嬉しかったこと「『わたしのたからもの』っていう作文を書いてね、『わたしのたからものは、家ぞくです』って書いたの」と、眠る前の布団から、子どもが顔をのぞかせて、うふふと笑い、それから抱きついてきた。「そうなのねー、お母さんも家族が宝物だなあ~」などと、もらい笑いしながらぎゅっとした。そういえば、他の兄弟も全く同じ内容の話を教えてくれたことがあったなあ。子ども全員から同じ内容の宝物の話を聞けるなんて、私はしあわせなお母さんだ。 いつだったか、「お母さん、お友達でね、『家族が

          子どもの目は真理に開かれている

          私たちに世界は変えられない

          世界がより良くなるようにと願う心ずっと以前は、世界がもっとよくなるといいなと思っていた。もしも自分が、世界がよりよくなる一端を担えたりできるというなら、それは嬉しいことだと考えていた。戦争がなくなり、飢餓や暴力や貧困がなくなればいいと心から願っていた。差別や抑圧や搾取、孤立や自殺からいじめ、それから災害まで、世界にはなくなればいいと思うものがたくさんあった。 友人は世界をよりよくするために活動を長年続けている。署名運動をしたり、よりよくしてくれそうな政治家の活動を応援したり

          私たちに世界は変えられない

          子どもの小さなお祝いのために、リクエストに応え、一緒に手作りパフェ。お祝いに特に関係のない子も大喜び。 パフェって永遠の憧れだよね~

          子どもの小さなお祝いのために、リクエストに応え、一緒に手作りパフェ。お祝いに特に関係のない子も大喜び。 パフェって永遠の憧れだよね~