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第20回:中国で唯一!?上海市ごみの分別開始。

ヤマダのウィーチャット。新しく日中台のグループチャットができました。

メンバーはみんな同じ幼稚園のママで、日本人ママ2名、中国人ママ3人、台湾人ママ1人。言語は日本語と中国語(簡体字も繫体字アリ)が入り乱れる!そんなときは、ウィーチャットの翻訳機能がサポートしてくれます。意見主張はしっかりするが、対立することもなく、バランスのいいグループチャットです。



[ごった煮な多言語ウィーチャット]

チャット上の話題は、子供の事、幼稚園の事、日本人学校の情報交換、日中のニュース、芸能人などなど幅広く自由に発言している。
ある日、中国人ママの「子供がスキップが出来ない」というネタふり。そのうち「スキップに何の意味があるの?」「オリンピック競技だっけ?」と、日本のお遊戯に突っ込みを入れるようなコメントしたときは、ヤマダ、笑いが止まらず。

6月のある日、中国人ママ友がチャットで大きいニュースを伝えてくれました。上海の古北にある「高島屋が8月に閉店」という紙が店頭に張り出されていたそうです。それ以降、中国、日本で瞬く間にニュースとなり、閉店を惜しむ客が詰めかけ、ダイソーも大行列だと聞きます。上海に住む日本人にとっては日本を気軽に感じられる場所で、イベントやサービスも良かったので、このニュースは私もショックでした。

[高島屋上海店の閉店のお知らせ。なんだか重々しい感じ]

最近の上海の目新しいニュース。「上海市のごみ分別化」についてもグループチャットがアツくなりました。上海は7月1日(月)にゴミ分別新条例「上海市生活垃圾管理条例」が施行され、町中のいたるところで分別が進みました。

※上海ジャピオン「ゴミ分別新条例施行後の検査 ゴミ箱設置不十分が62・1%」

上海の分別方法は、生ごみ(湿垃圾)、乾燥ゴミ(干垃圾)、リサイクルゴミ(可回收物)、危険物(有害垃圾)の4つに分けられます。
これまで中国ではごみの分別はなく、今回のこの上海の条例が中国で初めての試みとなり中国国内外で注目が集まっています。

中国人ママ友たちは、ごみ分別自体が人生初めてなので、チャットで分別の方法を共有します。「食べ残しは生ごみだけど、ケンタッキーの骨は、乾燥ゴミ…ややこしい!」と細々としたことまで、関心あるのですね。ある中国人ママの一人が自宅の印刷機で分別表示のシールを作って、わざわざヤマダの分も作ってくれました、ありがとう!

[ママ友自作のごみ分別表示シール]


このチャットメンバーで、リアルな「朝の会」を不定期に開催中。ドタバタしながら幼稚園へ子供を送り届けた後、幼稚園付近にあるスターバックスで、一息休憩しながらおしゃべりをしています。普段バス送迎で事足りる私もみんなに会いたくてわざわざ足を運んだりします。その会場となるスターバックス、ふと見るといつの間にかごみ箱が分別用になり、変化を感じました。

[上海スタバ。いつの間にかごみ箱も分別使用!]

使い捨てのフォーク、ナイフはイートインでは提供されず、アイスドリンク用のプラスチックカップは、ストローなしで飲めるようにフタの形が変わっていました。これによって、4月からたった二カ月で100万本のストローが削減できたそうです。
※看看新闻「上海星巴克:700与门店面实施垃圾分类 不主动提供一次性餐具」
ちなみに、スターバックスに行くときは水筒持参で4元引きとなるので、主婦ヤマダは水筒必須です。

[上海スタバ。ストロー無しカップはこんな感じ]


こんな風に、中国が、上海が変わろうとしている。
いや、ずっと変わってきていて、また、変化をしただけで。
これからも変わり続けるのだと思う。

2019年に、初めてごみ分類を始める中国人。
彼らは、巧みに支付宝、微信支付などスマホ決済をこなします。

その一方で2019年、初めてスマホ決済を実用化していく日本人。
今は7pay不正利用問題でセブンアイホールディングスのニュースも見ますね。

上海から見た日本。日本から見た上海。
両サイドから見て、共通点や相違点に気づくというのは、こういう事だったのかも知れないですね。

ちなみに、ヤマダのマンション下のゴミステーションはこんな感じ。(´∀`)


【コラムライター紹介】ヤマダ
2015年藤枝市で開催された、女性起業家講座を受講、講座の内容とドラミ老師の考えに感化されドラミ老師のカバン持ちを志願するが失敗。以降、ドラミ老師の追っかけをするかのようにハーサイズに入会。
ハーサイズのセミナー会員を経て、サポート会員2期目突入した、上海在住の専業主婦。既婚、二児の母であるが未だ、人生モヤモヤ中。将来の夢は、面白く稼いで、夫をひざまづかせること。

一般社団法人ハーサイズ(浜松市女性起業家支援団体)

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