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函館に1泊し2日目。

朝食なんて食べられないほど、その前の日に食べたはずなのに、我々一行は朝食会場へ。

スーパーホテル、宿泊費が安いのに朝食が普通に美味しい。

しかも簡単なパンとかその程度かと思ったら、普通に八宝菜やスープカレーまである。

恐ろしや…。

函館牛乳のヨーグルトも美味しかったな。

で、朝食をうっかり食べた私たちは、その前日に行けなかった滋養軒チャレンジをすることにした。

お腹を空かせるために函館の朝市からBAYエリアを散策。

朝市は母親へのお土産に好物の干した氷下魚(こまい)を購入。

いやー、しかし、函館の朝市のおっちゃん達は、英語も中国語も堪能でビックリした。

グイグイ中国語で来るもんだから、横にいた中国人観光客が引くレベルだ。

多分場所柄、中国語がわかる人が採用されているのではなく、グイグイ話してるうちに覚えていくんだろうと思う。

おっちゃん達を見習いたいと思った。

BAYエリアは函館屈指の観光地だと思うけど、とにかく建物から何から「インスタ映え」って感じだ。

うめちゃんが「もはやBAYが映えに見える」とか言っていた。

私は謎のお土産屋に熊の剥製があり、そこに「うめちゃん」と名前が書いてあったので、「うめちゃん写真撮ってあげるよ〜」と言ったものの、バッサリ却下された。

ホラー好きなパートナーは不思議な神社を見つけては行きたいと言い始め、立ち寄ったりした。

私はホラー映画などは苦手なので、パートナーの進んで怖いところに行くのはよくわからないところがある。

函館にいたのは大学時代で、離れてもう10年くらい経つので、なかなか景色が様変わりしているところもあったけど、変わらないところもあるので、懐かしい気持ちになる。

このブロンズ像は亡くなってしまった大学時代の小川教授の作品で、見てしみじみしてしまった。

そんなこんなで腹ごなしの散歩を終わらせ、開店前の滋養軒に行く。

着いたら既に20名くらい並んでいた。

さすが人気店。刻一刻と自分達の番になるまで待つ。

そしてとうとう滋養軒チャレンジ成功。

見よ!この支笏湖のごとく透明なスープ!

滋養軒はよくある東京の有名なラーメン屋とは全然違う、昔ながらのラーメン屋がなんだか人気になってしまいました、という感じのお店だった。

ご夫婦二人で切り盛りしているけど、焦ることなく淡々とお客をさばいていく。

ラーメンはうめちゃんが激推しするのがよくわかる美味しさだった。

とにかく淡々と丁寧に毎日作ってるんだなぁと思う味だった。

うっかり他のお客さんが食べてるのを見たら、どうにも美味しそうだったので、餃子も頼んでしまった。

うめちゃんに「どんだけ食べるの!」と言われたけど、食べたことに後悔はない。

こちらも丁寧に、すごく塩梅の良い餃子だった。

具の量と皮の焼き加減が絶妙だった。

滋養軒はスタンダードをサボることなく作った味という感じだった。

その後はレンタカーを借りて(うめちゃんが運転)祖母の住む室蘭へ行く。

その途中で、『水曜どうでしょう』フリークのうめちゃんが行きたがっていた「椴法華村」の水無海浜温泉に向かう。


ここは引潮時に温泉に入られるらしいのだが、到着した時間は既に潮が満ちていた。

仕方ないので水遊び。

天気が良く、暑い日だったとはいえ、海はとても冷たかった。

久々に海に入った。

ひとしきり水遊びをして、室蘭に向かう。

途中、長万部でトイレタイムを逃したら、1時間近くトイレに行けなくなり、あわや大惨事だった。

北海道はトイレスポットを調べる必要がある。

ピルクル大好きなパートナーは度々トイレ休憩のたびに(主にセイコーマート)、北海道の乳飲料カツゲンばかり買って飲んでいた。

トイレの危機も迎えつつ、室蘭の白鳥大橋を越えつつ、いよいよ祖母の家に到着。

到着した祖母の家を覗いたら、祖母と祖母の妹である叔母さんが何故かこっちを見て爆笑していたらしい(私は見えなかった)。

何故爆笑していたか謎である…。

祖母の家に入るとパートナーと私はそれぞれ先にリクエストのあった東京土産(近所に配りたかったらしい)を渡し、パートナーの紹介をした。

それからは祖母ワールドだった。

三人とも亡くなった祖父にお線香を上げるよう指示され、「頼んだよ!」と鳥辰という有名な焼鳥屋の焼鳥(北海道の焼鳥は豚なのだ)をドーンと出される。

しかし、私達は先に祖母に「ちょいす(回転すし屋)に行きたい」と伝えてあったので「何、あんた達はそんなにちょいすに行きたいのかい?」と些か不服そうにみんなでちょいすに行く。

うめちゃんの運転でちょいすに行ったのだが、後部座席に座る祖母が、「後ろの座席でシートベルトなんてしたことない!」とひたすらにごねていたので、「運転してる人が捕まるんだからちゃんとして!」と言った。マイワールド祖母である。

すし屋に行ったら、また並んでいたので、お店を少し抜けて、母に「祖母の家に到着した」と電話していたら、何故か祖母まで付いてきて、電話を代わってと言ったりした。

私と母が電話をしていると、急に祖母が「私も一緒に札幌行こうかな!」と言い始めた。

私が「気を遣うからいいよ」と言ったら「私気にしないよ」と言うので(なんでだよ)、「ばあちゃんは気にしないけど、みんなが気にするし、交通マナーを守れない人は車に乗せられないよ!」と言った。

その様子を聞いて、母はゲラゲラ笑っていた。

その後帰りの車では、祖母はこれ見よがしにシートベルトをしていた(笑)。

ちょいすは回転すし屋だけど、大変美味しい。

生ビールが地ビールなのである。

またパートナーはいくらばかり食べていた。

意外にも美味しかったのは赤まんぼうのお寿司だった。

魚介が美味しいってすごいよね。

祖母の家に戻ってまた焼鳥とビールで晩酌をした。

この日はパートナーを連れてきて、いろいろ思い出したのか、祖父のことや、祖母の両親のこと、今まで聞いたことのない話をたくさんしていた。

というか、こんなに祖母と話したのは初めてかもしれない。

祖母は、同じくマイワールドなパートナー(どこでも語学勉強をする)を度々不思議そうに見るので「なんか気になるなら聞けば?」と言うと、「…いや別に」と言うのだった。

しかし、祖母は以前会ったときより、ずっと耳が悪くなっていた。

そのことを叔母さんが「おばあちゃん耳悪くなったでしょ?叔母さんも悪くなったんだよ。パチンコのし過ぎで。」と言うので笑った(叔母は昔パチプロだった)。

祖母のマイワールドに的確なツッコミをする叔母が面白かった(笑)。

その叔母のオススメの銭湯(といっても温泉が出てる)に行く。

温泉から帰ると「二人は布団一つでいいね!」という祖母の謎の気遣いにより(笑)、私とパートナーは二人で同じ布団に入って寝た。

3に続きます。

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