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久々に心がポキっと折れた音がした。

ここのところ毎日のように人と会ったり、恋人も出来て忙しくなったのもあって、ちょっと疲れていたんだと思う。

一昨日、恋人と二人で弐魄さんの整体に行ったら、「ヒグチさんは人がストレスを感じるレベルより上のところで張ってる状態なので、少しでもストレスになることが加わると、一気に溢れ出すイメージですよね。」と言われたりもした。

妙に鈍感なところがあるというか、相変わらず自分の疲労や自分の感情の認知が苦手かなと思う。

昨日は、朝のスーパーのバイトが終わって、ややこしいんだけど、うちのお店は近隣に二店舗あって、バイトの中にはそこを行き来する人がいる。

私はいつも同じ店舗でバイトしてるけど、もう一店舗の方が微妙に品揃えが良かったりするので、たまにそこへ行く。

昨日の朝のバイトは、そちらのもう一店舗からのヘルプの人と二人だった。

今、うちのお店は人不足なのだ。

いや、正確に言うと人不足ではないのかもしれない。

なぜなら募集をかけてくれないから。

もともと三人体制のシフトだったのが二人体制の日が増えて、お店側は募集をかけなくなった。

店長よりも上の人が「何故募集しないんですかね?」と言っているのに、何故か店長は募集をかけてくれない。

店長としてはなんとかなってる、という判断なのかもしれないけど、私としてはギリギリだ。

三人で回すのと、二人で回すのじゃ気持ちが全然違う。

トイレ一つ行くのも気が気じゃない。

私は二人体制の日が週に二日あって、そのうちの一日は一番物量も多く、お客さんも多いで、しんどかった。

そのバイトが終わってから会社にも行ってるし、今やってる仕事の中でスーパーの仕事はADDの私には一番苦手な仕事だから、たかだか二時間ちょっととはいえ、結構キツイ。

そんなこんなの状態で、その別店舗のヘルプの人が別店舗で「…ヒグチさんとか、仕事を終わらす気がないから終わらないんですよ〜」と他の人に言ってるのを買い物に行ってウッカリ聞いてしまった。

ポキッ。

私は自分の店舗に戻って買い物をした。

なんかもうやる気がなくて横になっていたら、カードのバイトから「ヒグチさん今日シフトだよ!」と連絡があった。

いつもなら、「ぎゃー!ヤバイ!急いで行かなくちゃ!」なのに、昨日は「…もう行きたくない…。」と思って、しばらく動けなかった。

バイト先に連絡して「休めないですか?」と聞いたものの、わかってはいたけど「なるべく行って欲しい」と言われた。

恋人に連絡して「行きたくない…」と言って、それから気を取直してバイトに行った。

カードのバイトへ行く途中、ここ最近の自分のことを振り返って、自分が限界なことに気づいた。

そしてだんだん腹ただしくなってきた。

「仕事を終わらす気がない!?そもそも三人でやるものを二人でやってるのに、終わらす気がない!?終わらす気がないんじゃなくて、もうしんどいんだよ!!!それに仕事を終わらせてたら、ますます店側は募集してくれないじゃないか!!!」

「バイトが店長を内面化してどうするんだろうか?いいように使われるだけなのに!!!」

カードのバイトが悪いわけじゃないけど、なんだか働くことに対して心が折れた。

そもそも、私がこんなにたくさんバイトをしているのは、昔会社を追い出されたからだ。

大阪にある会社で、東京に事務所をつくることになったときに、知人の紹介で入った会社だった。

東京の事務所にはなんと私一人…!

三カ月働いたけど、社長は東京と大阪の行き来、大阪の都合を優先するので、なかなか営業に行けないし、私が飛び込み営業をしましょうか?と言ったら「イメージが悪いから」と言って断られる、私はデザイナーであって営業ではない。

そして事務所は社長の趣味で、住宅地にあり、バスに乗ってわざわざ行かなきゃならないような場所だった。

そんな仕事で仕事が決まる訳がなく、試用期間の三カ月を過ぎたときに「給料据え置きで続けて欲しい」と言われた。

最初は頭が回らず飲み込んだものの、「いや…これはおかしい!」とゴネたら、大雑把に言って「私の給料は下げられないから〜」みたいなことを言われて、さらにキレた。

結果、会社を追い出されて、その保障もないという…!

今思えばバカな女社長であった。

バカには関わらない方がいい、とこのあたりから思うようになった。

まぁ、私の知性によって一カ月分の給料は取り返したものの、そのとき死にかけたので、バイトで食い繫いだ。

私が仕事を何個もするのは、そのときのトラウマがあるからだと思う。

しかし、今は会社も大丈夫そうだし、恋人の時間も作りたいので、少し仕事を整理しないと倒れるなと思った。

会社に就職するのが良いかなと思う(今はバイトの身だ)。

しかし、世の中人不足というか、バイトに多くを求め過ぎだと思う。

いつまでも、いると思うな、親と労働者、である。

とにかく朝のスーパーは減らしたい。

しかし、ワープアな自分の身も悲しいものだ。

こんなギリギリの生活を、それはきっと私だけでなく、多くの人々が経験しているだろうと思うと、本当に日本は暗いというか、目減りする一方だと思う。

久々に心が折れた。

自分が心配になったけど、自分を心配出来るようになって良かったと本当に思う。

弐魄さんがTwitterで私に言った。

「つとめて余白を」

春になって、心の不調が来やすいので、気を付けようと思う。

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