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「11.1」HIKARIプロジェクト開発日記001

HIKARIプロジェクトが稼動して1ヶ月以上が経過し、チームメンバーも急成長し、同時に運営の感覚を掴んできた時期だと思います。
そして、これからは「HIKARI」のコンセプトを伝えるに側に回ろうと思います。 HIKARIプロジェクトの制作や企画、未熟なアイデアの数々を記録するために、日記を続けていく予定です。 この日記が、HIKARIファミリーの今後の方向性を明確にする一助となることを願っています。


なぜHIKARIなのか?

HIKARIは、Web3時代に生まれた音楽プロジェクトです。
ここで、近年神話化されているWeb2とWeb3という言葉に触れておかなければなりません。 Web2は「インターネットの時代」、Web3は「インターネットの時代を強化したもの」とひとまず理解していただければ結構です。 ちょうど私たちが使っている携帯電話のように、3Gから始まって4G、そして今回の5Gと、私たちの生活をより便利にするためにインフラに手を加えているに過ぎないのです。

最初はWeb3という言葉に惹かれたものの、web1がリードオンリー、web2がリード・ライト、web3がオーナーというのはいかにも魅力的な展開ですが、実際にユーザーがこれを理解する必要があるのでしょうか。 本当に必要なのは、「より便利になったかどうか。」「 もっと楽しいだろうか?」でしょう。

Web2時代はインターネット時代のオンラインショッピング、スマートフォン時代のモバイル決済のように、私たちの生活をより効率的に、あるいは単純に便利にしてくれるものです。
このような単純な発想でWeb3を判断すると、現段階では、実際のユーザーニーズに対応していないため、大規模なユーザー利用には全く不向きであると言えます。

では、なぜWeb3で試したのか?

Web3プロジェクトの本格的な構想は2年前に始まりました。 当時は新型コロナの流行初期で、コロナ禍ですべての仕事がストップし、経営者としてそのまま待つのか、新たな挑戦をするのか、今後のことを考えなければなりませんでした。 最終的な選択は、待つことと新たな方向性を見出すことでした。

Web3やCryptoは中国では新しいことではなく、技術発展の面では欧米と中国が常に最先端を走っており、当時の中国の市場環境は今の日本と非常に似ており、様々な人たちが口を開けばcryptoやWeb3のこと、各種コイン発行のプロジェクト、NFTプロジェクトの話を際限なくしていたのです。

周りの多くの友人はBTCを保有しており、「一緒にやってみないか」と誘われたものの、「ネズミ講に近い感じがする」と結局みんな断っています。
しかし、初期のコロナの流行で、仕事の忙しい状態から解放され、新しい技術をより深く知るための時間を確保することができましたので、 懐疑的な立場から、徐々に接触するようになり、最終的には、この全く新しい技術環境がどのようにビジネスモデルの課題となり得るかを考えることに没頭するようになりました。

わたしは、インターネットを生業とするものとして、このような技術革命やイノベーションは過去に2回経験しています。 起業して20年、BBS時代を経験し、日本で中国人向けの掲示板を立ち上げ、BBSがもたらした利便性を体験してきました。 そして、ソーシャルメディアから始まり、みんなのメディアとなったSNSの時代を経て、現在に至ります。 どの変化も同じプロセスを経て、最初は理解されず、一部の個人のコアユーザーから、最後は大規模なユーザー参加、そしてユニバーサルな商品化へと進んできました。

このWeb3の時代も同じプロセスを踏むと思いますが、唯一違うのは、変化のスピードが前の時代より速くなることでしょうか。 近い将来、1-2年後には全てのユーザーがWeb3に参加することになると考えています。

HIKARIはどのようなWeb3プロジェクトなのでしょうか?

簡単に説明すると、HIKARIはWeb3の音楽プロジェクトです。

もっと複雑な言い方をすれば、「HIKARI」は、CryptoとWeb3の技術をベースに、音楽の価値を再分配するためのプラットフォームです。

音楽業界は今、良いミュージシャン、良い音楽、音楽を心から愛するユーザーが、程度の差こそあれ、プラットフォームに制約される変革期を迎えていると思っています。 音楽の価値は無慈悲に搾取され、音楽家、音楽、そしてユーザーは資本利潤のための道具に成り下がっているように思えます。 そのような環境では、良い音楽も、良いミュージシャンも、音楽を愛するユーザーも、結果的に衰退してしまいます。 長い目で見れば、音楽業界の進歩は止まるでしょう。

この問題をどう解決するかは、今や多くの音楽業界の実務担当者の共通の課題になっています。 新しいアプローチで、音楽家がより良い音楽を創り、ユーザーがより良い音楽を楽しみ、そしてユーザーと音楽家が共に成長できることを願っています。

そのような想いから、私たちは「HIKARI」の旅をスタートさせました。

それは 「音楽をもっと価値あるものにしたい」という想いにほかなりません。


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