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クリスマスの夜に。

2019年12月16日、plastic snowさんが急性心筋梗塞によって旅立ちました。ほんの数日前お誕生日を迎えられていて、その記事がplastic snowさんの最後の投稿になってしまいました。

plastic snowさんはnote初期からいらして、多くの人の記事にスキをつけていたのが印象的な人でした。別け隔てなく下さるスキに印象深く思われている方も多いのではないでしょうか。

私も同じようにplastic snowさんを、コメントなどのやり取りなどはあんまりしていなかったのですが、親しく感じていました。考えてみたら、noteを始めて5年近くもそんな関係性だったことに、改めて驚きます。

私がスキを貰った最後の記事がこちらでした。
私が記事を更新したのは午後7時51分。亡くなられたのは16日0時44分とのことだったので、この数時間後には旅立たれていたことになります。

plastic snowさん、ちゃんと『どんぐり祭』に参加してくれた方々の記事を全部みてくれたかしら。そうだったら、とても嬉しいのだけど。


また、企画にも関わってくれたことも、想い出深い出来事でした。
以前は多くの人にお金を募って、評価の高かった人に集まったお金を賞としてお渡しするという『コラボ祭り』というシリーズ企画をやってまして、その中で他薦してもらった記事をみんなで投票して大賞を決めるという『note大賞』という企画の中で、plastic snowさんの文章を表彰させて頂いたのでした。

それを喜んでくれたことも嬉しかったですし、そのテキストによってplastic snowさんがどんな人なのかを認識できたのも、私にとっては想い出深い記事となりました。。

noteを始めてもう5年が経とうとしてますが、その間にnoteで知り合った方が亡くなられたのは二人目になります。(もう一人は「ひなたさん」という方でした)
きっと気がついていないだけで、本当はもっといたかもしれませんし、今もその苦難に立ち向かっている人や、その可能性について考えている人もたくさんいるかもしれません。

それぞれに色んな事情があるのだと思いますが、そういう場面に出会う度に、純粋に『哀しいな~』という気持ちと『何か出来ることはないのかな~』という気持ちと、そして『実際には私はそこまで(どこまで?)の事は出来ないんだろうな』という現実の自分の小ささを改めて感じます。


ネットでのお付き合いって、『繋がりやすく、切れやすい』という特性があると思ってて、それは『普段、なかなか知り合えないような職業、年齢、環境の人と、何かを共通点にして気軽に知り合いになれる』という部分と、『現実での関係性に縛られていないため、何かの拍子に簡単に関係性は切れてしまうし、何もなかったとしても(例えば面倒くさくなっただけで)簡単に離れられる』という二つの特性があると思うんですね。

それらはどちらが長所か欠点かという話ではなくて、それらの特性をどううまく使っていくかの話だと思っています。

plastic snowさんは、そういう知り合いの一人として印象深い人でした。
関係性としては深いものではなかったけども、plastic snowさんのスキが関係性を繋ぎ止めてくれて、私は記事を更新することでその関係性に応えられているような感覚だったりしました。
きっと私と同じように感じている方はたくさんいたと思うし、plastic snowさんに限らず『スキ』という関係性によって、誰かと繋がっている人もたくさんいるんだと思うんです。

それはとても弱い繋がりなんだけど、『好意』という小さな灯火(ともしび)でもあって。そういうものが複数あるからこそ、人は温かみを感じられるし、何かを信じることが出来るんだと思うのです。
『繋がりやすく、切れやすい』というネットの世界でplastic snowさんを思う時、『ここだからこそ繋がりが持てて、小さいともしびをやり取り出来たんだ』と思うのです。
人と人の縁は簡単に切れてしまうけど、少なくてもplastic snowさんとのおぼろげな交流は5年間続いたのです。

それこそが何よりすごいことなんじゃないかって思うんですよね。


plastic snowさん、たくさんのスキをどうもありがとうございました。
どうか、ゆっくりとお休みください。

そして普段からスキを下さる人や、これからも遊びやくだらない冗談にも付き合って下さる人に感謝します。
ありがとうございます。


もう何年も前ですが、デザフェスに出ていた時に、れいこさんとお話をしてて、急にplastic snowさんとビデオ通話することになった事を思い出していました。

あまりに突然だったので、plastic snowさんもぼぉ~としてたしw、私も何を話して良いやらであたふたしてて(←心の準備がないとお話出来ない人w)二人でアワアワして、結局話という話もないままに終わってしまいましたw。
当時、れいこさんとplastic snowさんと仲が良いとは聞いていたけど、なんで突然私とビデオ通話?と不思議な感じがしていましたが、きっとその頃はお付き合いしてたんでしょうね。
noteの知り合いがたくさん出ているデザフェスの雰囲気と、親しくさせて貰っている私(当時は違う名前でしたが)を、plastic snowさんの自室へ届けたかった、れいこさんの優しさだったんですね。

あの後、何度も思い出しては『もうちょっと何か言えれば良かった』と人知れず反省したのも、良い思い出ですw。


れいこさんと電話をしている最中に亡くなられたということで、れいこさんのショックたるや、いかばかりかと思います。きっとすぐには無理でしょうが、ちょっとずつでも元気になって、また笑顔になれる日々が来ることを願っております。


気がつくと今日はクリスマスですね。

街が無数のイルミネーションで瞬ききらめいているように、あなたとあなたの周りにいる人たちで行き来する小さなともしびも、あなたの周りで今日も明日もこの先も。きらきらとした光であふれますように。

メリークリスマス!!

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