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Vol.13 『弱い繋がり』と『人格』の話

この考えるどんぐりも13回目を迎えて、無事に『どんぐり100個の道しるべ』マガジンも当初想定した『20noteで1000円』にすることが出来ます。やったー!やっほーっw!

本当は3ヶ月で達成したいと思って始めたこの有料マガジンも、ほとんど一年掛かってしまいました。「せっかく買ったのに、全然更新しないじゃん!」っていう人がいたらごめんなさい。こればっかりは言い訳出来ませんw。

今回は一応区切りのnoteになりますのでこのマガジンのテーマ、というか、私のテーマである『弱い繋がり』と『人格』のはなしを書きたいと思いまーす。


とここで、ちょっとだけ話題を横に置いておいて~w。

今年も振り返って見るとたくさんの人とお会いできました。

先日も四国に住まわれているAさんの上京に合わせて窪田さんかりんさんれいこさん佐伯さんめめんともりさんとお会いする機会に恵まれて、7人でもんじゃ焼きをひたすら食べてくるという素敵な会がありましたw。
noteは作品を発表するサイトであると共に、SNSという側面を持っていることはご承知の通りですが、今年に限らずこんなにも『noteにいる人』と距離が近くなるとは思ってもいませんでした。

本来私は口下手で人見知りが激しい子鹿のような(そして竹のような真っすぐな性格で嘘をついたことすらなi…)性格なのですが、こういう風なかたちで顔や声すら知らない会ったばかりの方々と、当たり前のように話が出来たり、まるで以前からの友人のような軽口が聞けたりするのは、noteで知り合えたことが大きいんだろうなーと思うんです。世代や地域、それぞれが属している世界すら関係なくお知り合いになれるという機会は、本当に幸せな事だと思うし、すごい事だなーと今更ながらに感じるんですね。


そして、その一方で『弱い繋がり』について、よく考えます。


誰かとお会い出来たり、親しく出来ることは嬉しいことだし、それだけで私にとっては天にも昇る気分だったりするのですがw、それはあくまで『おまけ』であって、『弱い繋がり』こそが私にとっては重要な要素であり、私の『人格』を考えるうえでそれを抜きにしては考えられないことだと思うのです。

『弱い繋がり』は、スキのやりとりだけだったり、個別では特にやりとりしていない方との繋がり方のことですね。きっとツイッターやフェイスブックなどでSNSをやっている人にとってはこちらの方がより身近に感じる繋がり方ではないでしょうか。

●noteでの『スキ』のはなし

noteで定期的に話題にあがる『スキの内容』についての話も、この話と無関係ではないのかなと思っています。

『スキの数をたくさん増やしたい』

『ちゃんと内容を読んで良いと思った人だけスキを押して欲しい』

『付き合いとしてスキを押してくれるだけで嬉しい』

言及している記事を読む度に、それぞれの『スキへのスタンス』もそれぞれだなーと思うんですけど、基本的には『相手(見ている人)へ何かを求めれば求めるほど、それはより『強い繋がり』を求めていることになるのかな~と思うんですよね。

強い繋がりを求める人ほど『作品をちゃんと見て欲しい』『反応して欲しい』という『ファンとして』の行動を求める感じになるのかな、と思うんです。もちろん作品を発表するからにはレスポンスは欲しいし、ちゃんと見てくれた上で反応して欲しいというのはほとんどの人が当然思うことだと思うんですよね。

けれど、見てくれる人の総数をピラミッドに例えるとするならば、そういう『強い繋がり』に応えられる人は上部のごく一部ではないかと思うんですよ。そういう人はファンクラブにも入っているし全国のライブ会場に駆けつけるしグッズだっていっぱい買っちゃう。(何の話だw?)
けれど、ほとんどの人はそこまで積極的には追っかけられなくて、『関心はあるけど~』『タイミングが合った時に~』みたいな緩い感じでグラデーションのように関心は薄くなっていき、徐々にピラミッドの下部へ広がる感じになるのかなーと思うんですよね。

ピラミッドの下に行けばいくほど関心は薄くなる一方、その数は増える訳で、その数が全体として『作者を支えるピラミッドがどのくらい大きくなるか』を決定するような気がします。

リアクションを求める『強い繋がり』は反響や実感などの効果が強い反面、発表する側も受けとる側も無理をしないと続けられないのではないのかなと思ったりして、よっぽどの訴求力がないとそこに応えられる人はあんまり多くないのかな~と個人的に思ったりもしました。

もちろん、自分が何を求めてどう発表するかは人それぞれであるのが基本だとも思うんですけどね。


●弱い繋がり

『関係性として弱い繋がりを指向する』という考え方は、私にとって『ネットでの付き合い方』、引いては『私自身の人格』を考えるにあたり、避けては通れない大きな要素でした。

『弱い繋がり』とは私のネットにおけるスタンスでもあり、自分が相手に何かを求める時の指標となる考え方でもあります。
『八方美人であること』という部分もきっとその中に含まれるのでしょうけど、基本的には『私が求める関係性は幅広く薄い感じで良い』という事なんだと思います。それで良いし、逆に言えばそれ以上は求めてはいけないと思っているんですね。

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