「キオクノキロクを探すんだ」あぶらなめ氏はそう言った。
「誰でも持っているけど同じものは一つも無い。君はそれを採りに行くんだ」
君はくれないのかい?と僕は聞いた。彼は目を細めて
「代わりにこれをあげる。きっと役に立つよ」と言った。
そうして一番お気に入りだった帽子をくれたのだ。
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