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恐怖動画シリーズの裏と、その反応(2024 4月)

恐怖の動画シリーズ(と勝手に呼ばれている)ものがあります。別に怖く作るつもりは本当になくて、絵でも歌でも作れない、なにか自分の創作的な動機を満たすために創っている奔放に楽しい雰囲気(のはず)のぱこの、今はたこちゃんが作っている動画のシリーズです。
 一度その動画の解説をたわむれに書いていた時期もあったんですけど、正直興ざめだなあと思って消していました。

でもまあこういう裏というか、反応も含めて作った時の考えとかを読んでみるのも面白いかもしれないなと思って、試験的に書いてみます。ちょっとだけ。反応なかったら続けません(昔、解説書いても「一切理解できない」と言われたことがあったので少しヒネている)。

さて、元々この動画シリーズの最初のころはログも残っていないんですけど、単純に Twitter(現X) の「おもしろかった出来事」を動画で作ってみたところが発端です。
 おもしろかった出来事を、おもしろく動画で作ったのでさぞ「おもしろい」と反応が来るだろうと思ったら「こわい」「引いた」とかばっかり言われて、なんかそこらへんの感覚がずれているのがわかったのでした。

だから、そこらへんを「表現で追及したらどうなるんだろう?」と思ってはじめたのです。わりと、数も増えてきてシリーズ化していますね。

この動画を見た友達の友達が「パコは、まとも面して気がおかしい。あいつ。本当にくるってる」と陰口を言っていたことをわざわざ教えてくれたのですが、心外です 笑 楽しい動画なんですよ、どれも。

■『恐怖を狙ったせいで、ちょっとスベッた気がする初回(タイトルなし)』(Mar. 29, 2023)

たしか友達とグループ通話してて「パコの作る動画ってなんか怖いんだよ」っていう話がでて、それでひさしぶりに本当にそれってそうなのかな、と思って作ってみた動画です。

日常目にするテレビの、ちょっとした言葉をきっかけに日常への認知がおかしくなりつつも、なにか揺り戻されるような象徴(『りんごの歌』のレコード)、警戒心を煽る象徴的なシーン(ホラー物の動画の一部、殺人のあるドラマのシーンの一部、空襲警報)を織り交ぜて一つの動画としてまとめています。

わりとこれはこわいって言われて、まあそういう風に作ったからそうなんですけど、個人的には失敗したなと思っていて、もともと自分が別に怖いなんて微塵も思ってないのに人様から見ると、なぜかそう見えるポイントを作ってみるところに(個人的な)意義がある動画なので、そこをつぶして寄って行っちゃうと存在意義が死ぬんですよね…。

実際、これは他と比べて再生数も少ないし、今見ても統一感も勢いもいまいちで、要素がバラバラだし、ちょっとなあって思っています。

この動画以後は、全部自分は「楽しい」という理由で作っています。そして、感情にしても勢いにしても、必ず統一した何かを軸にするようにしています。

『外圧と内省、そして崩壊(タイトルなし)』(Apr. 10, 2023)

とはいいながら、前回のもある程度反応をもらったので、次にまた「楽しい」を全開にして作っています。

自分が楽しいと、何が違うかというと、見返すのが楽なんですよね。統一感をもって、自分の中ではポリシーがあって作っているので、まあ Blog とかそういうのにちょっと近い感じなので見返しやすいです。ただ、文章と違って感情的なものや動画の勢い頼りなところもあるので、難しいですね。

動画は 1814 年のワシントン焼き討ちについてのアニメーション(スペイン語)、とある美術館で自動生成で作られる霞を見せる展示、が軸で

外圧(強烈な雨音、ワシントン焼き討ち)

破壊(映画のワンシーン、恐怖動画のワンシーン、猫トラベル meme)

自分自身(自動生成霞の展示)

という形で、一応この「破壊」の気持ちよさがあるかな?と思って作りました。だいぶ自分の中では明確な形で、その上おもしろく作れたんですけど、そういう感想は一切なかったです。

ある友達からは「シャワー?のような雨音のシーンがなんかプレッシャーがかかる感じで気味悪かった」と、感想をもらったので、感覚的には伝えたいことはやっぱり伝わっているのかな?と思ったことをよく覚えています。

ただ、動画の感覚的な部分か、感情(もしくはメッセージ)的なものが伝わっているのか伝わっていないのか、ということについては今でも悩みます。

全然伝わってなかったらそれはそれでいいんですけど、なーーーんかたまに作った意図の通りの感想を一人だけ、ひょいって貰うんですよね。不思議なものです。

というわけで、需要があるかもわからないので、とりあえず二つだけ解説を書いてみました。伝わらないだろうなあ。

 


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