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日本一周その8 群馬編

 ついに始まりました。気軽に気楽に日本一周群馬編。張り切って行きましょう。

 群馬編最初の目的地は群馬県太田市にあるジャパン・スネークセンターです。
 道中でガソリンを満タンにし、高速道路で太田強戸PAのETC出口へ向かいます。
 高速を降りて少し走ると見えて来ました。

JSCの北口

 あれ? 人いなくね?
 本当にここにバイクを停めていいのか半信半疑のままゲートを潜り、ジャパン・スネークセンターの中へ。
 受付で話を聞いた限り、どうやらバイクはここで大丈夫そうでした。

受付と売店のある建物。強烈に香る実家感にノスタルジーを感じる。

 開門してすぐと言うこともあり、どうやらセンター内にいる見学者は自分一人のようです。
 のんびりと見学させてもらいましょう。

 ジャパン・スネークセンターは日本蛇族学術研究所が所有、運営する動物園で、主にヘビ類の展示や毒蛇の研究を行なっています。
 また、日本で唯一ヤマカガシの毒に対する血清を製造、保管しているらしく、ヤマカガシに噛まれた際はここから全国へ血清が輸送されるらしいです。

 また、貴重な標本が多数展示されている資料館や、採毒を見学できる施設もあります。
 群馬のおすすめスポットをTwitterのフォロワーさんに聞いた時に多くの人から紹介してもらったスポットではあるんですが、思った以上に人が少ない印象。
 まあ、平日朝なんてこんなもんですよね。イベントも何もやってない時間帯ですし。

蛇の骨格標本

 何にしてもかなりの穴場スポットだと言えるでしょう。

 ジャパン・スネークセンターでお土産を買い、次の目的地へと向かいます。
 ここまでは高速を通って来ましたが、ここから先はのんびり下道を通って進みます。
 太田市から前橋市を経由し、北群馬郡へ。
 県道15号をしばらく進むと見えて来ました。

 全国的に有名な博物館である『伊香保 おもちゃと人形 自動車博物館』です。
 この博物館は館長の横田正弘さんが個人的に収集したものを展示している私設の博物館で、展示内容はテディベアから昔懐かしいおもちゃ、昭和の文化、貴重な旧車に至るまで多岐に渡ります。

入り口近くを飾る巨大なおもちゃたち
大きなテディベア。手前のバイクを見てもらえばサイズ感がわかると思う
昔懐かしい昭和の町並みを完全再現。レプリカではなく、ほぼすべてが当時の物なんだとか

 ここに来るまでは「所詮私設の博物館でしょ? 教室ぐらいのスペースにごちゃっと趣味が詰め込まれてるだけでしょw」と、こんな風に考えていた私ですが、猛省します。ここはヤバい。
 展示の規模もさることながら、個人で収集したとは思えないほど貴重なものが沢山展示されてます。
 中にはどうやって収集したんだと思えるものまで。

個人で収集したとは思えないようなラインナップ

 そして、個人的に楽しみにしていたのがこちらの展示。

 (厚揚げください)

 この再現度の高さよ。
 正直これを見るためだけに入場料の約1000円を払っても惜しくないレベル。
 私自身車にも頭文字Dにもそれほど詳しいわけじゃないですが、それでもわかる程度には86は有名ですよね。
 あー、またアニメ見返そうかな?

 博物館を一通り回ったら、今度はすぐ近くにある榛名山へバイクを走らせます。
 榛名山自体も頭文字Dの聖地ではあるのですが、今回はそれ目的ではなく、純粋に登山が目的。

霧の立ち込めるビジターセンターの駐車場

 まあ、といっても榛名山自体小学生が遠足で登るような山なので、散歩感覚で登りましょう。

霧立ち込める登山口

 今回登るのはロープウェイが通っている榛名富士。
 標高だけ見れば1391メートルと、高尾山より2倍以上も高いですが、登山口の標高が1090メートルほどなので登頂の難易度としては高尾山と同じぐらいじゃないでしょうか。高尾山登ったことないから知らんけど。

霧立ち込める山頂

 はい、というわけでサクッと山頂まで登ってきました。
 登山道は岩場や鎖場等は無く、登りやすい道が山頂まで続いています。
 道中遠足中の小学生の列にぶつかり大きくタイムロスしてしまいましたが、引率の先生や小学生たちと楽しくおしゃべりしながら登山できたので大満足の登山でした。
 まあ、時間が押しているのは確かなので下りはロープウェイでおりますが。

 どんどん行きます。
 榛名山を出てしばらく国道145号を走り、休憩のために道の駅あがつま峡に寄りました。

道の駅あがつま峡

 朝から殆ど食事を取っていないので、ここで少し遅めのお昼ご飯にしましょう。

 頼んだ料理は生姜焼き定食。
 地元で育てているやまと豚を使った生姜焼きらしく、お肉が凄く柔らかい!
 お値段も900円とお手頃で、味も家庭的な温もりがあり非常に美味しかったです。
 

 さて、腹ごしらえも済んだところで本日最後の目的地である毛無峠へと向かおうと出発の準備をしていると、なにやら気になる看板を発見。

今回の相棒のCRF1100L

 どうやら近くに大きなダムがあるようです。
 現在時刻は15時45分。ダムまでの距離は約10分。
 ダムは16時半には閉まってしまうようですが、今から行けば十分間に合いそうです。

 というわけで道の駅を出発し、近くにあるへバイクを走らせました。

 吾妻川の水をせき止め、治水や発電、生活用水の確保などを行なっているダム、八ッ場ダムです。

ダムに関してはあまり詳しくないので詳細は省きますが、重力式の結構大きなダムです。

 なかなかこのレベルの巨大建造物を見る機会も少ないので、どうしてもワクワクしちゃいますね。
 本当だったらのんびり階段でも上りたいところですが、ダムが閉まる時間も差し迫っているのでエレベーターでサクッと上がってしまいましょう。

 ここ辺りダムだらけなので、機会があればダム巡りツーリングなんていうのも面白そうです。

 さて、寄り道も済んだところで最終目的地である毛無峠へと向かいましょう。
 毛無峠は群馬と長野の県境に位置する峠で、晴れていれば秘境感のあるいい景色が拝めます。

 晴れてればね。

 というわけで毛無峠までやってきました。
 榛名山もそうでしたが、ここも辺り一面霧に覆われており、違う意味で秘境感を醸し出しています。
 写真の場所はネットでもよく画像が出回っているので有名ですよね。
 まあかく言う私もこれを見に来たんですけど。
 これ何が面白いって、長野県側は晴れなんですよ。

 これじゃあまるで群馬がヤバいところみたいじゃないか!
 めっちゃ楽しかったぞ群馬! 多分近いうちにまた来ます。

 といったところで今回はここまで。
 最後に群馬編のまとめをして終了としましょう。

群馬編走行距離 271㎞
日本一周総走行距離 6886㎞

群馬編費用 12,382円
日本一周合計費用 177,738円

 進捗状況としては28.7%になりました。
 ではでは、次回の岐阜編でお会いしましょう!


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