見出し画像

童話展2019に参加しています。

3/1から3/5までの期間で開催されているARTs*LABoさん主催の公募展『童話展2019』に参加しています。文字通り『童話』をテーマにした作品展で、私達が知っている童話だけでなく、創作童話を含めたテーマ作品を数多く見ることができる展示となっています。

展示について
 会期: 2019/3/1(Fri) - 2019/3/5(Tue) 13:00 - 19:00 (最終日は17:00)まで
 開場: ART FORUM ONE'S JIYUGAOKA
 (東京都目黒区自由が丘1-29-17自由が丘夢の樹HILLS 5F)
となります。
MAP-> https://www.navitime.co.jp/maps/poi?code=02022-90232
展示詳細-> https://creatorsbank.com/ARTs_LABo/event/2987

私はこちらに以下の3作品を出展・販売しています。

テーマ作品 "His life is on the Death's Palm"
ファブリアーノEXホワイト紙の極細目に水彩色鉛筆で描いた、ほぼA5サイズの額装ドローイング作品です。こちらは額装込み¥8,000-(別途着払送料がかかります)と設定させて頂いています。

こちらはグリム童話の "Godfather Death", 邦題では『死神の名付け親』をモチーフにしています。医師にして薬師である青年が主人公なのですが、貧しい家の13番目の子として生まれ、名付けに悩んだ彼の父親が彼の名前を決めようと外出した時に、神様と悪魔から子供の名付け親になると持ちかけられますがそれを断り、最後に出会った死神と『死神は平等だから(人間の死は平等)』という、作品公開当時の価値観では非常にロックな理由で父親は死神を名付け親に選びます。成長し彼が医師となっても困窮な生活を送っていたところに死神が現れ、彼に『人の生死(余命)を見分ける力』と『病に効果のある植物を見分ける力』を与えます。なかなかのチート能力です。そして死神が彼のアドバイザーにもなります。その後色々あり(ネタバレになるので割愛)、最終的に彼は(恐らく)若くして死んでしまいます。生まれてから死ぬまで死神が関わっていますが、彼にはそれから逃れる術はありませんでした。彼の一生は死神の掌で踊らされていたのだと、私は解釈しています。正直、描いていて鬱になりそうでした。

よく見ると若干首まわりが歪んでいますが、『生命のろうそく』が溶けきる瞬間を表現したもので、歪んでいるのはわざとです。また、描いた後で調べた結果、色々と面白いことがわかったのでそちらは別途メイキングとして記事にしたいと思います。

続いてATC作品『みちくさ』

ファブリアーノEXホワイト中目のATCに、透明水彩で描いたものです。
非額装ATCであるため、ARTs*LABoさんの規定で価格は¥3,500-となっています。ギャラリーで購入、その場でお嫁行き(引き渡し)となります。

こちらは説明不要、誰もが知っているヨーロッパの童話『赤ずきん』からです。しかしこの赤ずきんは通常と異なり、あっちへフラフラ、こっちへフラフラと道草ばかり。完全におばあさんの家に行くことを忘れているのではないでしょうか?そんな自由すぎる赤ずきんちゃんが居てもいいと思うのです。

最後にATC作品『ねむれないよる』

ファブリアーノEXホワイト中目のATCに透明水彩で描いたものです。キラキラしている部分は水干雲母です。こちらも非額装なので、¥3,500-で即売となっています。

アンデルセンの超・短編作品『エンドウ豆の上に寝たお姫様』をモチーフにした作品です。私が読んだ『アンデルセンのおはなし : のら書店刊、スティーブン・コリン / 英訳、エドワード・アーディゾーニ / 選・挿絵、江國香織 / 日本語訳(敬称略)』では挿絵含めて3ページしかありません。嵐の夜、『本物のお姫様』と結婚したい王子様のところにやってきたお姫様(自称)ですが(しかもずぶ濡れ)、お姫様を試すために女王様が『20枚のマットレス(敷き布団)』の下に一粒のエンドウ豆を置き、更に『20枚の掛け布団』を用意しそこでお姫様に一夜を過ごさせます。その後はネタバレになるので割愛しますが、そんな状態で眠れる訳ないだろ!と短い中にツッコミ所が満載の作品です。

そして…この出展より以前からやりたかった『ペーパー』を作成しました。A5判のペラものですが、イラストには作品のキャラクターを描いています。急いで(2時間ちょっと)作成したため、イラストは下描きなしのほぼ一発描きです。我ながら無茶をしたと思っていますが反省はしない!(出す方に意義があったので)

ちなみに "EXTRA ISSUE" の "EX" は『展示会』を意味する "exhibition" の "ex" も兼ねています。展示会の時に出す限定版みたいなものですね。通常版となるミニコピー本は現在作成中です!🙂

jpeg版と一緒にpdf版も用意いたしました。pdf版の方が僅かにキレイに見られると思います。ペーパーを作ったのは単に『感想が欲しかったから』です。ギャラリーに感想ノートを置かせて頂いていますが、ARTs*LABoさんの公募展は常時2桁台後半と、出展作家さんが多いのが特徴で新参かつ遠方在住の私はどうしても埋もれてしまいます。そしてどうすれば感想を頂けるかと考えた結果、私の連絡先の表記と、pixivFANBOX、マシュマロへのQRコードを付けてみました。Twitterだとすぐに流れてしまうので…。昨日の今日なのでまだ反応はありませんが、このペーパーを印刷してもらええば御の字という形で(そもそもペーパーは置けません)、今後プロフィールカードやポートフォリオ等の比較的見てもらえそうな場所に仕込んでみようかと考えています。印刷したペーパーは創作空間caféアトリエ中崎町店さんに置かせて頂いてます。こちらについてはまた改めて。

創作空間caféアトリエ中崎町店さんへの行き方↓
https://www.navitime.co.jp/maps/poi?code=01125-J001210757

長くなりましたが、アナログ作品はスキャン・写真だとPhotoshopを駆使しても全く同じにならないので、原画を見てくれ!!!!!いや見て下さい!!!!!と、〆させていただきます。最後までお読みいただき、ありがとうございました🙂

私の活動に興味を持って頂きありがとうございます。ご支援も頂けると幸いです。ちょっとした御礼しかできませんが、頂いたご支援は作品制作・公募展の出展費用等に当てさせていただきます。