コーチング・カウンセリングのどちらがいいのか

コーチング・カウンセリング。似て非なるものであり、巷でも勿論両者の差を明確に区別した資料はあるが、結局どっちを受ければいいのか、という観点で、私なりの使い分けを記録しておく。
※以下、「私が受けたところは」という枕詞をつけて参考にしていただきたい。先生によって恐らく大きく差が出るものではあるので、特定の誰それ先生が気になるのであれば、その人の考え方・やり方を調べたほうがいいと思います。

・コーチング
「今」(直近の過去)と「未来」に目を向けて、どうありたいか・何をしていくかを整理するときに利用するのが良い。ある程度「何かをしたい」こと自体はあるのだけれど、そのモチベーションが上がらない・どう行動していけばよいか分からないという時に「なぜ」それをしたいのか、本当にそうすることが良いのか、具体的に何を目指すのかetcの観点で未来への解像度を上げていく問答を繰り返す。

・カウンセリング
自分の期待する行動がとれない時に、それを阻害する要因を「過去」に目を向けてとらえ、今の考え方や行動様式に変化を起こしたいときに利用するのが良い。同じような失敗パターンを繰り返して上手くいかない時、何か「トラウマ」あるいはそれに近い経験があって前に進みづらい、ちょっと生きづらい考え方を持ってる気がする、そんなときに自分の生き方への肩の荷を下ろすことを手伝ってもらう。

勿論、受講者にあわせて両方を使い分けるようなセッションができる人もいるし、あえてコーチング・カウンセリングと名乗らず、「コンサルティング」を掲げる人もいるし、特定の領域(キャリア等)に特化した人もいるので、自分の可能性を広げる手助けをしてくれる先生にであえるかは正直こうすればというのもなかなか難しい。お試しをするにしても、そこそこお金もかかる(お試し価格を設けている人も多いがそれでも、1回2000円~数万円以上することもある)。でも、何かに困って動けないくらいなら、自分の困りごとに合わせて上手く使うといい。そして、合うものが見つかれば、「継続」することで威力を発揮する。先生の自分への理解度も増すので、よりスムーズに話ができるようになるし、自分自身も定期的に自分の課題へのアプローチを矯正するような機会にもなる。私自身の経験談としては、カウンセリングで自分の人生への緊張状態を解けるようになってから、コーチングが身に染みるようになった。自分の行動が思ったようにいかない原因を仮設定して、コーチング・カウンセリングどちらの要素のほうが自分に必要かをとらえてみるのが良いのではないかと考える。

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