復職一年を振り返って(パートナーシップ編)

私の復職1年がうまくいったと思える最大の理由はパートナーシップだ。
日々、互いに労いの言葉があり、思いやって暮らせている。そう感じられるコミュニケーションがある。
もちろん育児や家事の分担もしており、そこの偏りがないことも大きいが、コミュニケーションがしっかりとれていることが一番だ。

夫との主な会話の場は夜、寝かしつけが終わったあとのお茶タイムと土日の料理タイムだ。予定の調整や買い物の相談、休みの予定、子どもの様子などを話すことが多いが、近所の新しくできるお店の様子や趣味で気になること、共通の友人の動向なども雑談もたくさんする。
日々、朝とできれば夜もご飯を一緒に食べる。そこで調子が悪かったり、ストレスが溜まると互いにすぐわかる。ゆっくり休めるようにしたり、少しひとりの時間が取れるようにしたり、そこで互いに必要なことをすり合わせて早め早めに心身のコンディションが保てるようにする。
この細かなコミュニケーションと気づかいあえている関係が何より大事だ。日々の自分を支えてもらっている。

また、家事育児の分担ができてることも助かっている。
家事分担だと買い物と料理はふたりでまとめて週末にやり、風呂掃除は夫、洗濯は私が基本だ。互いに好きだったり得意だったりするものをやっている。また、夫は夜型で私が朝型のため、時間によって分けてる部分もある。育休中にどうやって何を楽するか、気になるからやっておきたいこと、やらないことなどの優先順位をすり合わせできていたのも大きい。

育児の分担で一番大きいのは互いに在宅勤務を活用し、送迎の分担をしていることだ。在宅勤務の方が送迎をしている。フルタイムを選択できたのはこれが大きい。
またワンオペの大きな壁はお風呂だと思うが、風呂には間に合うように帰ってくるのでそこが分担できるのも日々の負担が軽くなる要因だ。
地味に効いているのが、いざという時の対応や、年に数回のイベント対応をどちらもできるようになっていることだ。有休の消化の偏りや、自分がやらなきゃならないというプレッシャーから解放され、精神的に負担がなくなる。
具体的に分担できているのはこんなことだ。
・病気や怪我での保育園からの呼出し後の通院
・通院後の病児保育の手配と送迎
・予防接種
・保育園の懇談会や保護者会
・保健所の定期検診(一歳半検診や3歳検診など)
どこかで必ず通ることなので、夫婦どちらもできると楽だ。

色々書いたが、両立は自分だけではなく、夫も、子どもも大変だ。疲れているとき、イライラしてしまうとき、できないときは誰にでもある。そういうときに「誰にもそういうときがある」と優しく受け止められるよう、日々少しだけ余裕を持って暮らしたい。そして余裕は持っておくものだ。余裕が残らないところまで仕事も家事も育児も頑張らない。やらないことや手の抜きどころを確保しておき、限界まで自分を使い切らない。そのために協力や工夫があるんだと思いたい。暮らすだけに精一杯にならないよう、まとめた工夫の何かがお役に立てますように。

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