わかしぎ

議会改革の取り組みについて@山陽小野田市

5月29@山陽小野田市役所 若市議中国ブロック研修会でのメモ
講師 大井 淳一朗 山陽小野田市議会議員 議会運営委員長
   長谷川 知司 山陽小野田市議会議員 広聴特別委員会委員

基礎情報

 山陽小野田市 人口62,965人 面積133.09 議員数22名
 早稲田大学マニフェスト研究会 2017年 議会改革度ランキング全国26位/1318市(県内1位) 議会活力度ランキング全国4位

議会改革何故進んだのか?

・議会改革に必要なツールを揃えた。
・やってみようという声を否定ではなくまずは取り組む。共産党だから、若いからと排斥するのではなくやってみる
・議会基本条例の制定と実践。平成21年から52回の審議。平成24年3月制定。
 →何が進んだか?
 情報公開が進んだ。「委員会中継」「賛否の公開」「政務活動費の領収書の公開」
 市民参加が増えた「議会カフェ」「市民懇談会」「議会モニター」

事業に基づく決算審査

 ・事業評価シートを事業ごとに。効果や費用などが記載されている
 ①事業評価シートに基づく説明を受ける
 ②質疑応答を経て各委員が事業評価する
 ③問題のある事業について自由討論(執行部退席)
 ④合意形成の図れるものについて付帯決議

賛否の別れる議案

 ・新火葬場の料金改定(1000円→5000円)
 ・議論の結果2000円に

請願審査

 ・Jアラートの設置の請願→参考ににより願意を聴衆→自由討議

自由討議
 

・メリット
 ①議員の自由な意見が出されて議論が深まる
 ②議会としての合意形成が可能となる
 ・今後の課題
 ①意見表明にとどまっている(具体案がでない)
 ②論破ではなく闘技
 ③全体会での議論間討議の難しさ(少数だと意見がまとまりやすい。全体会だと議会として一本化した提案が出にくい

議会政策討論会

 ・議員全員参加型・公開→会派代表 無所属が提案→質疑応答→課題抽出・政策討論会で出た意見→各委員会で調査研究

広聴活動の取り組みについて

 ・委員会メンバーの負担が多かった。広報特別委員会9名(議会だより、SNS)と広聴特別委員会11名(議会報告会議会カフェ、市民懇談会、市議会モニター)と2つに分離

 ・議会報告会(平成23年度から)参加者の減少、固定化、年齢層に偏り→名称議会カフェに変更

議会カフェ


スクール形式から大きく変え、島を作り飲み物を準備するなどリラックスした雰囲気で。
  また議会報告会のテーマを決めてやる(平成30年はハロウィンイベント、オートレース場など)また議員はファシリテートに務める(あくまで市民から意見を出していただく)
  

当日の流れ
  ①議会代表挨拶
  ②議会報告 プロジェクター 議会の議論を説明
  ③意見交換会(グループごと) 他人の意見を否定しない。     グループごとに意見発表
  ・土日はあまりこない 昼間は結構来る。昼と夜のダブルヘッター
  ・市民の感想

 ・参加者を増やすために
 ①公共施設以外にもポスター貼り
 ②議員に三名程度動員を要請
 ③アンケートにどの議員から誘われたか書く欄を設ける
 →9月議会41名 12月議会116名に

議会市民懇談会


 ・市内で活動をおこなう団体等と特定のテーマについて情報・意見交換(議長が開催指示)


 

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