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トピックス(日本)

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素敵なクリエイターさんたちのノートをまとめています。
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#小説

ご紹介いただきました!文学イベント東京に委託で参加予定です。よろしくお願いします。 参加サークル:名も無き堂|文学イベント東京(スモール) @agL9HKKaqfnKkV0 #note https://note.com/heywood/n/n76f5fc6bc343

文学フリマ東京38に参加します

5月に開催される「文学フリマ東京38」に参加します。 急遽不参加になった亀城祭新刊も持って行きますので、ぜひお越しくださいね! 開催情報は以下の通り。 文学フリマ東京38 第一展示場 G-22「インドの仕立屋さん」 イベント開催日 2024年5月19日 12:00~17:00 開催場所 東京流通センター 第一展示場・第二展示場 最寄り駅 東京モノレール「流通センター」駅 配置図はこんな感じ。 配置図は拡大してみてね。 DLも歓迎だよ! では、お品書きいきます

原稿を読み返す

去年、書いた原稿を読み返してみた。数ヵ月ぶりである。 推敲ではなくて、ただ読む。少し離れていたから、作者としてではなく、読者を意識して目を通す。 そんなに枚数は多くないのに、時間がかかった。普段、原稿を読んでもらうということはその人の大事な時間を使っていただいているのだなと改めて思う。 結果、いまいちだなと思った。めちゃくちゃ悪くはないかもしれない。でも読後感がよくない。ラストが弱いし、ところどころ弱い。そしてどうしてかはわからないけど、読み進めにくい。はよ終わらんかなと自分

小説と時間(長編の記録)

長編の進捗: 6章で各章2万字くらい。 1章の詳細プロットまで進んだ。 登場人物は書きながら詳細設定を作った。 詳細プロットというか、第一稿みたいな感じなのでしょうか。 小説を書く、となると表現や日本語の使い方が気になって先に進みません。あえてプロットと言う方が、私の気が楽。 書いているとやっぱり楽しい。 でもその最中、他の人の小説を読むと絶対に影響を受けるので、今はフォロワーさんの小説は読まずに我慢。 上手い! 面白い! え? 自分は? 大丈夫か? というような影響を受

明くる

どうしようも無い闇が、私を覆った。 黒く光った森を連れた“それ”は、私の身体中に纏わりつき、眼を隠す。 温く濁った瞳の奥。枯れた木々が囃し立てる耳の奥。咳切れた血の味に塗れた喉の奥。 遠くの山並に陽が昇り、暗がりが碧く燃えた。 濡れた枯葉の上、擦れた膝を抱いて蹲る私の、冷えた肩は小刻みに揺れる。 何処から走り続けて、此処に来たのか。 何から逃れて、此処に来たのか。 今となっては、分からない。 しかし先程まで、私を喰わんばかりであった葉の先に、美しい大気の子供達が宿り、その身を

【お知らせ】通販に新商品を追加しました。

架空ストアにて4/14 12:00から吉祥寺ZINEフェスにて販売した作品の通販を開始します。 *KUA通信(京都芸術大学通信)学生合同誌『想いを結わう』 ¥1000/A5/56p/カラー5p 計17名による力作揃いの豪華なコラボ作品集になっております。 短編小説×イラスト×デザインのコラボ作品5つと、表紙と連動したプロローグの小説を掲載。 KUA(京都芸術大学)通信教育部の学生を集い、「小説」「イラスト」「デザイン」の3部門から1人ずつ計3名のチームを組み、テーマに

透明な感情

大人になってからも読書感想文はすごく苦手である。ウッとなる。夏休みの宿題の最後はいつも読書感想文が残っていた。 というわけで、去年、文学学校の宿題(?)で書いた読書感想文。 何か書こうと思うのだけれど、今、どうしても書けないので掲載しておきます。今読んでもなんか恥ずかしいです。 透明な感情 (川上弘美 神様 を読んで) 恥ずかしいことに川上弘美さんを知ったのは割と最近のこと。いつだっただろうと読書記録を見返してみると、去年の六月に『おめでとう』を読んだのが初めての川上さ

母屋の女

「いつになったら降りてくるんだ」  階段の下から、義兄の声がした。僕は、ろくに返事もせずに奥に進んだ。 ※ 大叔父がなくなってから1か月が過ぎたころ、僕のところに一本の電話が入った。 「母屋を取り壊そうと思っている」  義兄は大叔父とは不仲で、いつも喧嘩が絶えなかった。大叔父が入院した時、老朽化が進んだ祖父の家を取り壊そうとしても、母屋の屋根裏だけは立ち入るなと言われていた。祖父の家を継ぐはずの父は早く亡くなり、養子になった義兄の父も事故でなくなった。まだ幼かった僕と

毛玉と木の芽とハンカチ[短編]

あるいは4月について  桜は満開なのに季節が回れ右!をして突然寒くなった。 積み上がった洗濯待ちの洋服の中から、アヲがひっぱり出したのは毛玉の浮いたセーターだ。 あっちにもこっちにも丸い毛玉がぷつぷつ浮いているが、暖かさにはかえられない。 シーズンの始めは毛玉もまめに取っていたが、3月を過ぎ出番が少なくなるにつれて手入れもおろそかになってしまう。 それでもクリーニングに出さないのは、突如やってくる思いがけない寒い日に備えてのこと。 毎年この“最後の一回”が着納めとなる。

愛を終わらせない方法は?

昨日、『4月になれば彼女は』を観てきました。 その映画の中での問いかけ。 "愛を終わらせない方法は?" 劇中の…答えは書きません。 ネタバレはあまりしたくないので…。 でも言えることは観て良かったってこと。 小説が発売された頃から気になっていて。 小説読むの苦手だから、映画化を知った時とても嬉しかった。 たぶんウユニ塩湖が良いなあとか、青が綺麗で…目を引いたのかもしれないけど…。 実際、映画の中でウユニ塩湖を観て…その他も…ですが…。 映像がとっても綺麗だ

弐零弐参年度の終わりに

みなさん、こんにちは。禧螺です。 今日もnoteをご覧いただき、ありがとうございます。 3月も本日で終了しますが、ここまでの日々に対して、体感的な速さを感じています。 私はちゃんと毎日を歩めているのか、現段階では回答が得られないことを頻繁に考えてしまうこともありますが、とりあえず、少しでも動けるようになったことは間違いないと思います。 多分、この月もなにかしらの成長はできているはず。 noteメンバーシップに創作活動、盛りだくさんの1ヶ月でした。 その活動報告をさ

ふくちゃんとホルン(短編小説)

ふくちゃんはお母さんの妹で、わたしのおばさんだけれど、お母さんとは全然似ていないなぁといつも思う。 「こんにちは」 うちのリビングに入ってきたふくちゃんは、こんがり焼けたパンみたいな顔で、ニカッと笑った。お母さんはふくちゃんを見て目を丸くした。 「ちゃんと帽子かぶってる? 日焼け止めは?」 「めんどくさいからかぶってないよ、日焼け止めもしてへんし」 お母さんはあきれた顔になった。ふくちゃんは全然気にしていないみたいだった。わたしは二人を交互に見た。お母さんは肌が白くて、いつも

【ショートショート】三日月ファストパス

「ファストパス取った〜」 満面の笑みを浮かべて彼女が駆け戻ってくる。手には二枚のチケットが誇らしげにヒラヒラと揺れている。 「けっこう高かったでしょ。そんなに無理しなくてもよかったのに」 彼女からチケットを受け取りながら僕は尋ねた。 彼女がブンブンと勢いよく首を降る。 「何言ってるの、せっかく久しぶりの二人っきりのお出かけなんだからさ、するでしょこれくらい」 スキップしそうな勢いの彼女が飛び出さないように手を繋ぎながら、僕はパスに書かれた時間までどこで過ごそうかとあたりを見回

5/19(日)文学フリマ東京38に出店いたします

 ご無沙汰しています、石嶋です。 昨年11月の文学フリマ東京37では、大変お世話になりました。前回はおかげさまで、用意した部数全てを売ることができました。  さて、5/19の文学フリマ東京38まで今日2024年3月19日で丁度あと2ヶ月ですね。ということで、前回に引き続きOver Drive Studioというブースで出店予定である事をお伝えします。 イベント情報イベント名: 文学フリマ東京38 開催日: 2024年5月19日(日) 時間: 12:00〜17:00 入場料