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トピックス(旅行記)

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旅行記です。
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女性写真家 Viviane Sassen:空間認識を混乱させる

Viviane Sassen:空間認識を混乱させる ヴィヴィアン・サッセン(Viviane Sassen)の作品は ヴィヴィアン・サッセン(Viviane Sassen)の作品は、私たちの空間認識を意図的に混乱させる。 ヴィヴィアン・サッセン(Viviane Sassen) ヴィヴィアン・サッセン(Viviane Sassen,1972- /フォトグラファー/オランダ) オランダ生まれで、アーネム王立芸術アカデミーでファッションを専攻後 (MA)、ユトレヒト芸術大学(H

A couple of Them:エルサとヨハンナ(Elsa & Johanna)

A couple of Them:エルサとヨハンナ(Elsa & Johanna) セルフポートレイトで、フィクションでストーリー 2015年、彼女たちは、架空の人物を体現し、モデル、スタイリスト、セットデザイナー、写真家の役割を一度に兼務したセルフポートレートシリーズ「A couple of Them」で著名となる。そこでは、魅力的な若い女性や男性、中年の女性、中年男性にもなり、、物語が進行していく・・ シンディー・シャーマンの影響も感じられるが、エルサとヨハンナの、そ

Elsa & Johanna:The Timeless Story of Moormerland

「The Timeless Story of Moormerland」(モールマーランドでの、時代を超えた物語):ヨーロッパ写真美術館/Elsa & Johanna 北ドイツで撮影した「The Timeless Story of Moomerland」 このアーティストデュオは、北ドイツで撮影した「The Timeless Story of Moomerland」(モールマーランドでの、時代を超えた物語)シリーズを展示(パリのMEPスタジオ)をしている。 (註)モールマーラ

エルサとヨハンナの物語

エルサとヨハンナの物語 エルサとヨハンナの物語(セルフポートレート) セルフポートレイトで、フィクションでストーリー 2015年、彼女たちは、架空の人物を体現し、モデル、スタイリスト、セットデザイナー、写真家の役割を一度に兼務したセルフポートレートシリーズ「A couple of Them」で著名となる。そこでは、魅力的な若い女性や男性、中年の女性、中年男性にもなり・・・ シンディー・シャーマンの影響も感じられるが、エルサとヨハンナの、それは、シンディー・シャーマンの流れ

Eric Poitevin:現代写真を考える

Eric Poitevin:現代写真を考える エリック・ポワトヴァン(Eric Poitevin) エリック・ポワトヴァン(Eric Poitevin, 1961- /フランスの現代写真家) エリック・ポワトヴァンは 1961 年にロンギュヨン (フランス) に生まれ、マンジエンヌに居住活動。1989年から1990年にかけてヴィラ・メディシスに居住。 エリック・ポワトヴァンの作品は 第一次世界大戦の退役軍人の顔(1985年)、死んだ鹿(1995年)、頭蓋骨と蝶(1994

Eric Poitevin:純粋な形の主題

Eric Poitevin:純粋な形の主題 エリック・ポワトヴァン(Eric Poitevin) エリック・ポワトヴァン(Eric Poitevin, 1961- /フランスの現代写真家)が、25年以上にわたって自分の作品を築き上げてきたのは、都市空間を遊び場にするファッションとは、かけ離れたものである。また、彼が定住の地として選んだのはパリではなく、ムーズ川のマンジエンヌだった。 彼のアプローチは美術史の主要な芸術的テーマと密接に関連している。 写真という表象のパラダイ

アフガニスタンの平和の代償:World Press Photo Story of the Year-2023

アフガニスタンの平和の代償:2023 Photo Contest, World Press Photo Story of the Year The Price of Peace in AfghanistanMads Nissen - Politiken/Panos Pictures 写真は、アフガニスタン全土に住む人々の日常生活を捉えている この語は、2022 年のアフガニスタン全土に住む人々の日常生活を捉えています。 2021年 8 月、米国および同盟軍のアフガニスタ

レクシー・ハイド:写真は感情を表現する

写真は感情を表現する レクシー・ハイド(Lexi Hide) レクシー・ハイド(Lexi Hide,写真家-フィルム写真やポラロイドが多い/国籍:ケープタウン・南アフリカのアーティスト) その活動はエコフェミニスト哲学に根付いている。女性と自然の両方がどのように扱うか、また、家父長制のジェンダー規範が男性による、*共時性(synchronicity)的に、「女性と自然」の両方の抑圧と不当な支配にどのようにつながるのかを考察する。それは、哲学、また、政治生態学のエリアだ。

ダニエル・ジャック・ライオンズ:Like a River

ダニエル・ジャック・ライオンズ:Like a River 「 Like A River」は、アマゾンの現代の先住民族を捉えている。 ダニエル・ジャック・ライオンズ(Daniel Jack Lyons/アメリカの写真家)の「 Like A River」は、アマゾンの現代の先住民族を捉えている。 グローバル化された世界において先住民族は? そして、その現代の先住民性はどのようなものであり、将来どのようになるのか? 私たち自身が、歴史や現代社会の表現形式のあり方を決定付けよう

ダニエル・ジャック・ライオンズの写真をリサーチする

ダニエル・ジャック・ライオンズの写真をリサーチする ダニエル・ジャック・ライオンズ(Daniel Jack Lyon) ダニエル・ジャック・ライオンズ(Daniel Jack Lyons/アメリカのアーティスト・写真家)の「 Like A River」は、アマゾンの現代の先住民族を捉えている。 ダニエルは、ドキュメントのツールとしてレンズを使用する ダニエル・ジャック・ライオンズは、社会意識が高く、そのイメージからの本質的な政治的性質を認識し、そのドキュメントの変化のた

女性写真家エジャトゥ・ショウ: 記憶の保存

女性写真家エジャトゥ・ショウ: 記憶の保存 エジャトゥ・ショーのポートレート ロンドンを拠点とするアーティスト・エジャトゥ・ショーのアナログとデジタルのポートレートは、貴重な感情、家族の歴史、時間の瞬間を捉えている。 シエラレオネ人(シエラレオネ共和国/美しい景観だが、現在2024、日本国外務省から全域に危険情報が出ている)の両親のもとロンドンで育ったエジャトゥ・ショウの感性豊かな写真は、彼女の豊かな内面生活のスナップショットだろう。彼女は、単に自分の目を通して世界を見ても

北海道弟子屈町、マイナス25度の水面にて。

先日、TRAPOL×CQが運営する「サステナブルツアー」に取材班として参加して、北海道の弟子屈町に行った。 道東に位置するこの町は、北海道のなかでも非常に寒冷な土地で、冬は気温がマイナス20度を下回ることも少なくないという。 そんな土地で、早朝6時からカヌーに乗るという、ありがたいというか苦しいというか、なんと形容していいかわからないイベントが発生したので、今回はそのときの写真を並べながら、つらつらと感じたことを書きたい。 マイナス20度を下回ることも少なくないとは聞い

女性写真家エジャトゥ・ショウ:自己の探求

女性写真家エジャトゥ・ショウ:自己の探求 私たちは誰ですか?どのように適合すればよいでしょうか? 私たちは周囲の人々とどのように関係するのかという自己の問題は、常に直線的であるとは限らず、簡単に答えが見つかる訳でもありません。先祖代々の豊かなタペストリーの中での、人生と個人の経験の複雑さは、多くの場合、地に足が着いていないと感じる。また、自分の遺産を外部の人々にとってより受け入れやすいものにするために、自分自身を指針の集合体に還元しなければならないことになる。 エジャトゥ

Paolo Coppolellaと身体写真(A Day with Valeria)

Paolo Coppolellaと身体写真 パオロ・コッポレッラ(Paolo Coppolella)の身体写真表現 パオロ・コッポレッラ(Paolo Coppolella,1980- /イタリア生まれ、 2006からスペイン移住/アーティスト・身体写真) (註)このコラムでは、パオロ・コッポレッラの身体写真表現のみを扱っております。 A Day with Valeria(ヴァレリアとの一日) Paolo Coppolellaは、身体の限界を実験する。 詳細は、Paol