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自作小説

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自作のオリジナル小説です。 「令嬢コンセッタ」はエブリスタのコンテスト向きに書いた小説ですが、あまりにエブリスタがファンタジー過ぎるのでnoteに引越ししました。
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#毎日更新

【短編】 思い出

2021年10月、文学フリマ札幌に参加した。 ちょうど緊急事態宣言が開けた最初の週末が開催日だ…

秋
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夏と冬のあいだ 1-

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秋
2年前
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夏と冬のあいだ

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【短編】 夏と冬のあいだ

「全部無駄だったな」  冬瀬は言った。  テレビでは、妹の夏那の通う南陽高校を紹介するテ…

秋
2年前
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【短編】 きっと短い夏

「それじゃ、課題はこれで大丈夫ですか?」 「結構です」 「ありがとうございますっ!」 彼…

秋
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【短編】 蛇は誰?

緊急事態宣言が発令される前のまん延防止法の頃。 LINE:遊びに行きましょうよ LINE:いいで…

秋
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イベントは死ぬのか?

イラスト描き(絵師)さんの作品を飾るギャラリーを見に行きました。 それがちょっともうひとつだったため、“ 若者が路上飲みをして ”全然自粛しないと言われた場所のギャラリーを見に行きました。 ギャラリーは、“ 若者があふれかえる ”道の一本むこうにある。“ 若者があふれかえる ”道を歩くとそれほど歩いている訳でもない。反面、道沿いの店にはテナントから撤退し、空室になったファッションビル。閉店した飲食店が無数にあった。 ギャラリーは開いていた。インスタ映えの写真で見たギャラリ

【短編】 朝起きて

朝、目を覚ます。起きた時間は8時頃。 テレビを観る。ニュースはいつもの如く、MLBの大谷の…

秋
2年前
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【短編】 少年

小学校の運動会の一番の注目種目は騎馬戦となる。 女子のダンスパフォーマンスの後、最終種目…

秋
2年前
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【短編】 ブランドの女

202X年10月、人類の科学がついにウィルスとの闘いに勝利した。 人々は勝利に酔い、家族と、友…

秋
2年前
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彼女の出口戦略

「どうですか調子は」 「あまり変わりませんね」 「みんなどこにも出かけられませんからね」 …

秋
2年前
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【短編】 関西小噺2

──いやー、浩二さん、どうもありがとうございましたー ──いえ、お義母さん、ひろ子も子供…

秋
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【短編】 風 スローダウン

わたしがここの学校に赴任したのは在職可能年限になったからだった。 教師の宿命と知っていた…

秋
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【短編】 海に生きる

明治38年、日本国家が露西亜との戦争に勝利と情勢が傾いた頃、軍の栄光は最高値に達した。そして九乗宝生(ほうじょう)は、そんな栄光とは程遠い播磨の和田山にいた。鉄道列車は太平洋岸地域から銀山まで達していたが、銀山よりその奥は、国家中央よりは忘れ去られた地域だった。

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