パーフェクト・カップル

1998年のアメリカ、ハリウッド映画です。
監督、製作は、「卒業」のマイク・ニコルズ。
脚本は、「天国から来たチャンピオン」のエレイン・メイ。
撮影は、ミヒャエル・バルハウス。
音楽は、「ストリート・オブ・ファイヤー」のライ・クーダー。
主演は、ジョン・トラヴォルタ、エマ・トンプソン。


少し前のことになります。

誰もが、“ まさか ”と思ったはずです。
第45代アメリカ大統領にドナルド・トランプが就任しました。

誰もがベストな選択ではないが、ヒラリー・クリントンしか選択が
ないのだからヒラリー・クリントンに決まるだろうと考えていたからです。

「パーフェクト・カップル」は、実際のビル・クリントン元大統領が
モデルにされた映画。必然、ヒラリー・クリントンもどうしても
そのモデルとなることになります。


“ ビル・クリントン大統領がモデルにされた映画 ”

大統領選に出馬した州知事ジャック・スタントン(ジョン・トラヴォルタ)
とその妻スーザン(エマ・トンプソン)はキャンペーンに追われる日々。
大学での出会い以来、持ち前の楽天的な性格で政治の道に進み州知事に
登りつめたジャックと、彼を支えながら自らエリート弁護士として辣腕を
ふるったスーザンは結婚。世間からは完壁な理想の夫婦と見られていた。

黒人青年のヘンリー(エイドリアン・レスター)は、祖父が有名な
政治家で自分も政治家を志し、政治家の選挙活動の手伝いなどをしていた。
ヘンリーは州知事で次期アメリカ大統領選挙に立候補している民主党の
ジャック・スタントンと出会い、彼の選挙参謀を頼まれた。
これにヘンリーは心迷った。

その夜、ヘンリーはジャックから強引に自家用ジェットで連れ出され、
ジャックの妻スーザンにも紹介される。スーザンは頼りない夫を
支えるしっかり者で、落ち着いてヘンリーの話を聞いてくれた。

「わたしは大統領選の選挙戦経験はありません」
「わたしたちもみんなそうよ」

ヘンリーはジャックに賭けてみる気になり、選挙本部で働き始める。
しかし選挙スタッフは素人ばかりで、ジャックが連れてきた選挙参謀の
リチャードもかなり変わった男だった。しかし大統領選挙戦は
すでに始まっており、ヘンリーは選挙活動に勤しむことになった。


映画前半は、ヘンリーの眼を通して、大統領選挙の様相が描かれます。
ひとつの目標に向かう一体感。頼りないが笑顔が魅力的なジャック。
それを献身的に支えるしっかり者のスーザン。

しかし、映画に高揚し、ジャック、スーザンが好きになった頃、
ジャックの下半身トラブルが顔を出します。選挙スタッフ女性との関係。
労働者階級の支援者のティーンエイジの娘との関係。
ここに映画を観る人が裏切られた感情を抱くにも、
スーザンがそれを割り切り、大統領戦当選という目標に突き進みます。
“ 大統領に当選したとしても、それはそれですむ話なのか? ”

これは今から振り返るとそんな“ 割り切れる女 ”だからこそ、
大統領になった後もスキャンダルに見舞われた大統領を見捨てず、
10年以上も後に自ら大統領に出馬したことを考えると、
前回、大統領選挙の結果にもつながるのかななどと考えてしまいます。
他にもその時割り切ったものが、“ 忘れ去られた人々 ”だったのか。


おもしろい映画です。



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普段は会社員をしています。映画のコラムみたいなもの、素人小説などを書いてみます。

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