浜田省吾の魅力を、浜田省吾を取り巻くさまざまな人たちと浜田さんとのエピソードトークから紐解く特別企画。７月のインタビューゲストは、浜田省吾の“盟友”、浜田バンドのギタリストでミュージシャンの町支寛二さん。今日は、はじめてで、唯一の“浜田くん”とのケンカについて
　　　　　　　　　　　　インタビュー：屋形英貴（広島ＦＭ）

「移動のバスの中でね、浜田くんとケンカしたことがあるんですよ」

町支
これ旅先での話なんですけど、僕は旅先で30歳の誕生日を迎えたんですよ。それで、30になったきっかけに、なんか 禁煙でもしようかと思って、今はもう吸ってないんですけど、そのころチェーンスモーカーで、30になったんだから、もうタバコやめようと思ったんです。で、まあ朝からやめてたんですけども、すっごいなんか自分でイライラ、イライラしてて。
でね、原因は覚えてないんですけれども、移動のバスの中でね、浜田くんとケンカしたことがあるんですよ。
 
ーそもそも浜田さんとケンカすることって、出会った頃から今まであったりするんですか？
 
町支
そこは大人ですから、そういうケンカとかはしないんですけどね。ほんとなんかイライラしてて、朝から。 うん、ホント原因は忘れたの。つまんないことだったと思うんですけれども、悪いことしたなって思って。
 
ー町支さんが突っかかっていくような感じ。
 
町支
そうそうそう、売り言葉に買い言葉になっちゃって、なんかあの、原因は思い出せないんですけどね。
 
ー普段なら冗談で済むような
 
町支
そうそうそうそうそう。なんかそれがきっと僕の中でカチンときたんでしょ。
 
ーそれは、どちらが結局、折れたというか、納めたんですか。
 
町支
いや、僕でしょう。自分で悪いと思ってたから。だからもう禁煙は1日で終わったんですけどね。これはダメだと思って。
 
ーミュージシャン同士で、そういう、ぶつかったりするようなことって、やっぱりあったりするんですか。
 
町支
そんなにないバンドでしたね。要するに浜田の人徳なのか、集まってくるミュージシャンって、みんななんかこう、 優しいっていうか。そういう人ばっかり集まるんで、 そういうのはあんまりないですね。よくバンドで大喧嘩したとかってあるじゃないですか。全然そういうのはないバンドですかね。いつも。
 
ー音楽に対しては、すごくこだわってらっしゃる方たちですけど、俺が俺がっていう感じの方がいらっしゃらないですよね。
 
町支
そうそう、みんなそうなんですよ。だから、割と色んな所に合わせられる人っていうか。俺は、すごい、やってて、なんか 楽しいっていうかね、やっぱり、そういうバンドの方が。
 
ーそんなお話伺いしましたが、町支さん、今日セレクトしていただいたのは
 
町支
今日はですね、僕は、浜田くんのいろんなアルバムで、ずっとコーラスやらしてもらってるんですど、その中でも、自分がやったコーラスの中で1番っていうか、なんか気に入ってる曲なんですけれども、AMERICAっていう曲を聞いてください。

「THE ROAD FOR SHOGO～浜田省吾への道」は、広島FM「＃PUSH」（13：30～15：55）で毎週火曜日の15時台に放送中！