20191103比較

成分からハトムギ化粧水を選ぶ【13種比較】

価格が安くナンパ師界隈でも愛用者が多いハトムギ化粧水。

僕も毎日朝晩バシャバシャと水のように使うことができるので重宝しています。

ところで、ナチュレから発売されたハトムギ化粧水が大ヒットし、ほかのメーカーもそれを後追いしたためドラッグストアでは同じようなパッケージで陳列されてるのを見かけました。


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間違い探しかな。

値段、容量、成分が各社びみょーーーーーーーーに違います。
これだけあると迷ってしまいますし、パッケージもめちゃくちゃ似てるので間違えて買ってしまいそうですね。

今回、結局どれがいいのか下記の方法で探っていきます。

発売されているハトムギ化粧水をできるだけピックアップ
成分表をメーカーサイトから抽出
美容成分辞典を利用して各成分の効用を調査
調査をもとに各商品を成分表から評価する
評価は成分に問題がなければコスパ(値段/容量)を優先
最終的にどれがいいのかを判定する

予想としては、どれも内容は同じでコスパ重視でいいんじゃない?っと思ってます。

さて、目次をおいておきますが結構長いですし聞きなれない成分名もいっぱいでてきますので結果だけ知りたいよ!ってかたは一番下まで飛んでください。


発売が確認されているハトムギ化粧水

1.ナチュリエ ハトムギ化粧水
2.白姫麗 ハトムギ化粧水
3.麗白 ハトムギ化粧水
4.クラウディア ジャンセン   ハトムギ化粧水
5.SKIN AUTHORITY ハトムギ化粧水
6.プラチナレーベル ハトムギ化粧水
7.セザンヌ ハトムギ化粧水
8.アロヴィヴィ ハトムギ美容水
9.ウテナ ハトムギエキスのボタニカル化粧水
10.極水 ハトムギVC化粧水
11.TOPVALU ハトムギエキス配合化粧水
12.マツキヨ ハトムギエキス化粧水
13.ドンキ ハトムギ化粧水

・・・多い、多すぎる


化粧水の基本構造と成分表の見方


成分表はナチュリエのハトムギ化粧水だとこんな感じです。

ナチュリエ ハトムギ化粧水


DPG
BG
グリセリン
ハトムギエキス
グリチルリチン酸2K
(スチレン/アクリレーツ)コポリマー
エタノール
クエン酸
クエン酸Na
メチルパラベン
プロピルパラベン


ところで化粧水の基本構造は70~80%は水、そしてベース成分が10%~20%
残りの10%ほどが機能成分、そして残り数パーセントが安定化成分やその他成分です。

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・・・は水ですね。なんと化粧水のほとんど、70~80%は水。

ベース成分はその製品の基礎となることです。
エタノールや変性アルコールが入っていなければアルコールフリーの化粧水と謳い文句をつけて販売されていますね。
水と油分を混ぜ合わせるための界面活性剤もベース成分に分類されています。

機能成分はその化粧水で個性がでるポイントで、美白や抗炎症、抗老化などの効果があります。
ナチュレのハトムギ化粧水ならハトムギエキスとグリチルリチン酸2Kがそれにあたります。

安定化成分の役割は化粧水の粘度を調整するほか防腐、防菌緩和です。
防腐剤というと有名なのはパラベンで、これが入っていなければパラベンフリーの化粧品といわれます。
ただ、防腐剤や防菌剤が入っていない化粧品というのは非常に腐りやすく雑菌が繁殖しやすいです。これらの安定化成分はカビや菌の繁殖を防ぎ新鮮な状態で化粧品をつかうために非常に重要なのです。
(そうでもなければ各社わざわざパラベンを入れませんよね)

その他は香料などの添加物です。
ナチュレのハトムギ化粧水は無香料、無着色を謳っていますので表示はありませんでした・・・と言いたいところなのですが
(スチレン/アクリレーツ)コポリマー
これは本当はネイルを均一に塗るための成分で白濁色という特性があります。目的はハトムギ化粧水を白く濁らせるため。
特に美容としてのメリットはありませんので本当に白い色をつけるためですね・・・添加物には指定されていないので無着色を謳っていますがもろに着色じゃんと思うのですが。
着色用途にしかつかわれていませんのでその他に分類します。


また、成分表示にはルールがあります。

①全成分を配合量の多い順で記載する。
②配合成分 1%以下は順不同で記載する。

ここでナチュレのハトムギ化粧水のベース成分を見てます。

PDG、BG、グリセリンの順に並んでいますよね。

PDGとBGはベタつきのないさっぱりとした保湿成分。
対してグリセリンはしっとりした保湿成分です。

つまりPDG,BG、グリセリンの順に並んでいればさっぱりとした化粧水とされています。

ちなみにマツキヨのハトムギ化粧水のベース成分はグリセリン、DPG,BGの順で表示されていますのでしっとりとした化粧水ということになります。

以上、化粧品の成分表の見方です。

それでは各メーカーサイトに飛んで成分表を抜き出します。

メーカーサイトがなければSNSの画像から拾ってきてちまちまとエクセルに書き出しました。

さて、次に一つ一つの成分がいったい何なのか、化粧品成分オンラインというサイトで、それぞれの成分を調べていきます。


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また、(値段/容量)のコスパも記載していきます。
値段/容量×1000で記載=1000mlあたりの値段

※価格は2019/11/3時点のネット検索

値段


さて、材料は揃いましたので評価に入っていきましょう。
ここからしばらく常体で失礼ますね。

1.ナチュリエ ハトムギ化粧水

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【特色】
ハトムギ化粧水ブームの火つけ役。
DPG・BG>グリセリンなのでサラっとしてる使用感。
グリチルリチン酸2Kはニキビケアの化粧品でよく見かける成分で抗炎症作がある。
アクネ菌が増殖しやすいグリセリンが少なめなことからニキビ肌の人に向いている。

【コスパ】
1218円/1000ml
成分のわりに高くコスパは悪い。火つけ役の特権価格。
余計なものが入っていないのでハトムギ化粧水ってどんなのかなって知りたい人には最初の一本としてならオススメ。


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2.白姫麗 ハトムギ化粧水

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【特色】
グリセリンが上位なことからしっとりタイプであることが分かる。
ヒアルロン酸Naは保湿成分で一般的にヒアルロン酸、ヒアルロン酸と言われていれるのはコレのこと。アルコールフリーの化粧水。
ナチュレと似ていてシンプルなハトムギ化粧水。

【コスパ】
647円/1000ml
価格はまあまあ安い。さすが二番煎じ、量と価格で勝負している。
成分もしっかり押さえているのでコスパも悪くない


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3.麗白 ハトムギ化粧水

博麗

【特色】
これは調べていて分かったのだけど白綺麗とまったく同じ商品
愛知県瀬戸市熊野町の熊野油脂が製造元、クラウディアジャンセンが販売。
レーベルを変えただけだけ。

【コスパ】
647円/1000ml
白綺麗とまったく同じ


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4.クラウディア ジャンセン   ハトムギ化粧水

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【特色】
上2つと同じく製造は熊野油脂、製造はクラウディアジャンセン。
ただし成分が少し違う。
BG>>グリチルリチン酸2K>ハトムギ>DPG>グリセリンとなっているのでさっぱりした使い心地、また機能成分の配合率が上2つに比べて増えている。

【コスパ】
1352円/1000ml
モノのわりに高すぎる、コスパ悪。これを買うならセザンヌを買ったほうがいい。中途半端。


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5.SKIN AUTHORITY ハトムギ化粧水

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【特色】
非常にシンプルなハトムギ化粧水。
保湿成分のヒアルロン酸Na、抗炎症作用のグリチルリチン酸2Kが配合されている。
さっぱりとした使用感でナチュリエの代替品として使える。使用感も似ている。

【コスパ】
820円/1000ml
ナチュレに比べてほとんど内容が同じでこちらのほうが400円ほど安い。コスパまあまあ


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6.プラチナレーベル ハトムギ化粧水

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【特色】
非常にシンプルなハトムギ化粧水。
さっぱりとした使い心地。ナチュリエの代替品として使える。
加水分解ローヤルゼリータンパクは荒れ肌やシワ改善効果。

【コスパ】
597円/1000ml
安い。とにかく安い。のちに紹介するドンキに次ぐ安さ。コスパ良し


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7.セザンヌ ハトムギ化粧水

セザンヌ

【特色】
成分表がながい。もはやハトムギ化粧水なのか疑問
大量のお花や野草、野菜のエキスはそれぞれに意味があるようだがおそらくどれがどう肌に効いているかは実感できまい。
ハトムギ化粧水が体に合うかどうかも分からなくなってしまうので最初に買うのはオススメできない
ゾルビトールはグリセリンの代替品でアクネ菌を繁殖させないベース成分。
アルコールフリー

【コスパ】
1430円/1000ml
エキスを入れすぎたせいか価格はもっとも高い。
あとこれを買うならハトムギ化粧水にする必要はない、バシャバシャと使えないハトムギ化粧水はハトムギ化粧水に非ず


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8.アロヴィヴィ ハトムギ美容水

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【特色】
ハトムギ種子エキスがないがしろにされすぎててもはやハトムギ化粧水ではないのかもしれない
プロパンジオールはトウモロコシを発行させた天然由来のベース成分なのだがまあこの化合物だらけの化粧水成分の中でひとつやふたつ天然由来にしたところで何か変わるわけではないだろう。

【コスパ】
1200円/1000ml
どちらかというと高いほう。ナチュリエの1218円といいとこ勝負。


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9.ウテナ ハトムギエキスのボタニカル化粧水

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【特色】
今回紹介する中で唯一、香料がはいったハトムギ化粧水
香料が入っているということでアレルギー反応を起こす人は買ってはいけない。
エタノールも入っているので皮膚が強靭な人向け。アトピー性皮膚炎の人は避けるが吉。
大量に入ったお花のエキスはBGより上位にあるので配合率はそこそこある。頭にかければお花畑になるかもしれない。

【コスパ】
1130円/1000ml
中価格帯。機能成分の含有量を考えればコスパは良いほう


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10.極水 ハトムギVC化粧水

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【特色】
実は僕はこれと似たような成分の商品をみたことがある。
ドンキで売ってた男性用性感ローションだ。
カンフル、アスパラギン酸MG、グルコン酸亜鉛アルギニン、・・・お前たちここにもいたのか。
一発ファイトする前にシャワーを浴びた後、顔だけじゃなくて息子にも使える優れもの。

【コスパ】
1130円/1000ml
滋養ドリンクに比べたら高いが化粧水としたら安い。成分が意味不明でコスパを判断するのが難しいがあえていうなら無駄なものが入りすぎてるので悪い


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11.TOPVALU ハトムギエキス配合化粧水

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【特色】
イオンのプライベートプランド、TOPVALUE。
僕はトマトジュースが大好きでTOPVALUEのトマトジュースも買って飲んたことがあるのだが飲みやすくあっさししていて良かった。もしかしたらなんじゃないかと思うぐらいあっさりしていた。実際だったのかもしれない。
さて、同メーカーが作るハトムギ化粧水はどうだろう、やはりこれもなのか。
ヒントはハトムギ種子エキスが安定化剤のパラベンやクエン酸以下であることだ。間違いない、これは、だ。

【コスパ】
996円/1000ml
同プライベートブランドの天然水が29円/1000mlで売られているのでそれに比べたらコスパは悪いだろう。


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12.マツキヨ ハトムギエキス化粧水

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【特色】
マツキヨのプライベートブランド。
製造元は大関株式会社という酒造のメーカー。本家では米糠を利用した化粧品を展開しているがハトムギ化粧水は販売していない。
酒造メーカーらしくコメ発酵液酒粕発酵エキスが相当量含まれている。
ハトムギ化粧水ではなく、ハトムギ成分含有のコメ発酵エキス化粧水と銘打つべきだが、ハトムギ化粧水のブームに乗っかりたかった背景が見え隠れする。

【コスパ】
742円/1000ml
低価格帯に入る、が、やはりハトムギ化粧水ではない。
同メーカーの酒麹発酵エキス化粧水が25000円/1000mlなのを見るともしかしたらとんでもないお買い得商品なのかもしれない、知らんけど。


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13.ドンキ ハトムギ化粧水

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【特色】
ドン・キホーテのプライベートブランド。
製造元は株式会社朋美、株式会社シャロンのグループ会社。
良かった、ドンキのPBは中国で作られることが多いだけど、ここは工場も
日本国内にある1950年から続く老舗の化粧品メーカー。主にスクワランオイルを作っている。

さて、成分表を見るからにハトムギ化粧水としての役割は十分満たしているし、アルコールフリーなのも個人的には嬉しい。
安すぎてバイアスがかかってしまうが、製造元もしっかりしているので問題ないと思われる。
しかし、なぜ各メーカーはお花のエキスをすぐ入れたがるのか疑問である。

【コスパ】
500円/1000ml
価格は紹介した中で最安値。成分も製造元も申し分なく価格も安いとくればコスパはもっとも高いといえる。

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どのハトムギ化粧水が一番いいのか


ドンキのハトムギ化粧水が頭一つ抜けて安く、僕らが普段使っているナチュレのものより二倍以上安いことが分かりました。

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安全性や機能性も問題なく、不要なエキスも入っているもののハトムギエキスの含有量は十分です。

あとは個々人の肌に合うかどうかというところなのですがこればかりは成分表から読みとるのは難しいです。

とりあえず言いたいのは、ドンキのハトムギ化粧水は他のどこよりも安くて製造元もしっかりしてて成分も申し分なくてどの地域でも手に入るから、まずはバシャバシャと1本丸々使って試してみたらどうかな、ということです。

さっそく僕はこれを書いた後ドンキにいって自分の顔と体で試してみたいと思います。


どのハトムギ化粧水が一番悪いのか

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間違いなくトップバリューのハトムギエキス配合化粧水ですね。
よく見たら商品名に「配合」って書いてありますね、うーんセコい。いや正直か。


ブランドってほんと信用度みたいなもんなんですけどトップバリューは安かれ悪かれを地でいってるきがします。
これだけは買わない方がいいです。


ではでは、お読みいただいてありがとうございました。





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