極論の魅力 優生思想と野田洋次郎

話題になったRADWIMPS野田洋次郎のツイート

大谷翔平や藤井聡太芦田愛菜らを、お化け遺伝子を持つ人たちとして例に挙げ、それらの配偶者は国家プロジェクトとして国が専門家を集めて選定するべきでは無いかと言うものだった。

有名人と優生思想と言えば、去年あたりに松本人志が不良品同士でやり合って欲しいとワイドナショーで語っていたのも想起される。

まあこれ自体は冗談めいていてそこまで叩かれる程でも無いとは思うが、この考えが敷衍し、「優生思想?良いよねぇ。生産性の無い奴ガンガン殺そう!!!」と膾炙され肯定される世の中になるよりはマシだとも思う。
特に斜陽の我が国、老人の医療費やら年金やらで困っている現状では「国の為だ仕方ない」と言われてしまえば受け入れられる土壌は有るのでは無いか。

これら優生思想が度々問題になるのは間違っているからだろう。
間違っているというと齟齬があるかもしれない。
強い言葉であるからだと思う。
強い言葉であるから耳目を集めるし、それを面白いと思う人が出てくるし、極論だから間違っている。
なんの責任も無い匿名でこれを言えば目を引く程度で済むが、実名でこれをやれば趨勢は見えている。

これらを笑いに昇華出来るのはヤコペッティの映画に出てくる「ユダヤ人の優生学者」くらいで、決して推敲しないで扱うべきでない分野だと思う。
(そしてこの文章は推敲していない)
ましてやTwitterやらワイドショーで触れていい類の話では無い。
まあ件の二人は偶然もしくは故意無く優生学の領域に足を踏み入れた訳だが。

優生思想が蔓延した社会で真っ先に弾かれる人間である僕の意見としては、
二度と僕のように苦しむ人間要するに社会不適合者が出ないのだとしたらガンガン優生思想を進めていって欲しい。
然し、それは極論というもので、皆が優秀になってもある程度は社会の中で落ちこぼれる存在が出てくるだろうし、権力者の息子が弾かれるべき人間でもそれをねじ曲げて生存させる「博士の異常な愛情」のラストみたいな事が起こるのだろうから止めるべきだ。

何を言いたいかと言うと早く死にたい。
「ソイレントグリーン」見てから尊厳死をはよしたい。
でも、どんなに苦しくても生きていきたいという生の喜びに溢れた強い人達の権利を奪ってはいけないのは分かってるんだけど、どうしても優生思想に魅力を感じてしまう。

今日は何もせずアイマス見てたわ。。。

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