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9月19日の日記 除湿器の水全部零す

・昨日の夜のことでした。満タンになった除湿器を何日か放置していた私は、「そろそろかな」と思い立ちました。

・買った当初は少しでも溜まるとすぐ捨てていたのが、半分を超えても大丈夫そう、満タン近くになってもまだ大丈夫、満タンになったら自動でストップがかかる、と分かってきてしまいました。

・そうなるとズボラの芽が、生き馬の目を抜くが如く「やらなくていいじゃん」と言い始め、ついつい満タンのまま何日か過ごし、気が向いたら捨てるというようになりました。

・それが昨日の夜でした。

・薬も飲んで後は寝るだけとなった私が、枕元にある除湿器に目をやります。部屋も片付けて、除湿器もついでに片付けようという気分になったのです。じゃあ、気が変わらないうちにやろう。コードを引き抜き、自分の身体をベッドから起こしました。

・抱っこできるくらいの大きさの除湿器を胸に押し当てて立ち上がったとき、除湿器が回転しそうになりました。回して蓋を取るタイプのそれが回ると危ないな、と思った瞬間のことです。まさに想像通り除湿器の蓋は回り、たぷたぷに溜まっていた水が床に机にノートにシール入れにと零れ、コンセント含め部屋の一角は哀れびしょびしょとあいなりました。

・一瞬のうちにびしょ濡れとなったのは床でしたが、私の気を引いたのは手帳デコのノートでした。ちょうどシールを貼ってカワイイと楽しんでいた私は、机に置きっぱなしにしていた愛蔵のノートを濡らしてしまったのです。

・幸運にも中身の被害を免れたノートを安全なところに置き直し、眠剤を飲んでしまったからだでえっちらおっちらと私は床を拭きました。自業自得なので誰を恨むこともできず、悲しい悲しいと思いながら、タオルを取りに洗面所まで二度往復します。

・吸いきれない水をひたひたにさせ、タオルを洗面所へ置きに三度目の往復をし、やっとおおよその水を処理しきりました。

・物を捨てられない私ですが、流石に懲りました。3年前から使ってない先代のドライヤーなど、捨てます。掃除がしづらかったし、足元がおぼつかなくてこんなことになったので……。今日は捨て日です。人間の悲しみは糧にしてよりよい生活の基礎とするしかないのです。

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