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12月4日の日記 アキレウスsageの歴史

・出勤日、頑張って朝からトーストを焼いて食べるということをすると、必ずと言っていいほど出勤途中で吐き気に襲われる。今日は食道の真ん中ぐらいまで上がってきた。そのうち本当に吐いてしまうかもしれない。職場の近所で吐きたくない。

・それを我慢して仕事をしていると、今度はめちゃくちゃげっぷが出始めた。汚くてごめん。でもマジです。幸い周りに人がいなかったので一人で苦しむだけで済んだ。ベストではないけどベター。ベターか?本当に……。

・原因を調べた。どこまで本当かは分からないけど食いしばりが過げっぷの原因になることもあるらしい。食いしばり→唾液の過剰分泌→空気の吸いすぎ→過げっぷ。何?食いしばりってこんなに体に影響するもん?皆さん、食いしばるとこうなります。うぎー。

・体調が悪いのでお昼ご飯は購入。食べすぎて苦しむ。

・一旦体調が落ち込むと判断力が落ちるので復調する方向に転換できず負のループに陥るって何回も言ってるよね。今日もこれです。


・神話受容史で、かっけーアキレウスがここ20年ぐらいの産物であることを知る。んなことある?

・そもそもイリアス原文(翻訳、現代訳含む)を読んでる人がほとんどいなかったらしい。みんなローマ時代→中世期に書かれたアキレウスsageものをずっと読んでたんだって。そっか〜……。

・かく言う私もイリアスは読んでいない。ただ、伝え聞く話によるとアキレウスは明らかにPTSDを起こしている。そんな人の振る舞いが「異常」だと判断する後世の考えは、一周回ってむしろ正常って気もする。

・ペロポネソス戦争や第二次世界大戦という大戦争を経てアキレウスのヒロイズムはウケなくなったそうだ。これも敗戦後本土に帰国した日本兵の孤独感に重なり切ない。平和を求める心は、戦闘の高揚感を排除することでしか達成できないのだろうか?

・私のギリシャ神話推し英雄はオデュッセウスである。賢いキャラが好きだから。FGOでも超超好き。そんなオデュッセウスは、評価が大きくブレることなく西暦2000年代まで来たらしい。賢い系継続。アキレウスの色情狂呼ばわりと比べると「なんていい空気吸ってんだ」と申し訳ない気分。誰のせいとかではないんだけど。

・仮にオデュッセウスが色情狂や軟弱者と言われていたらイヤだっただろうかとシミュレーションをしてみた。結論。そういうキャラならそもそも好きになってなかったと思う。歴代のアキレウス推しはこんなアキレウスのどこが好きだったんだろう。好きじゃなかったのかな。好きじゃなかったのかも……。

・好きじゃなかった人たち(仮にいたとして)はなぜアキレウスを語り継いできたのか?歴代アキレウスを言葉でしか知らないからこれも想像だけど、光源氏がボロカスに罵られながらも語り継がれてきた歴史と相似形かもしれない。

・源氏の君が地の文で書かれるほど立派なやつか?という疑問は、源氏物語読者なら誰もが感じたことがあるはずだ。藤壺や紫の上の心映えの良さなんかも現代のフェミニズムからすれば「家父(源氏の君)に従順なだけ」と理解されても不思議ではない。しかしそれでも源氏物語では「光る」と称えられている。未来の読者の無知を突っぱねて。

・アキレウスを悪く言うお話も、源氏の君を褒める気持ちも、いつか知りたい。いつかっていうか、今から知りたいな。この世の分からないことを全部知りたい。あ〜勉強したい〜。


・トラウマを抱えて生活するのは花粉症に近いかもしれない。ひっきりなしにくしゃみが出るのを常に警戒して我慢しているイメージ。何とか苦心して堪えているけど全ては防げないし、その数少ない漏れを指して「ちゃんと自己管理しなよ」と言われる。

・辛いね〜。

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