「美容師さんおすすめのシャンプーが使いたい。」

と、おすすめを訊かれることが結構あります。

パブリック、プロフェッショナル含め、　　　　たくさんのメーカーが、シャンプー(に限らずヘアケア商品)を製造し、流通、販売しています。　　もちろん、おすすめ(PR)されていますし、世の中にたくさんの情報があるはず。

ですが、　　　　　

「美容師です。」　というと、　　　　　　　　

「このシャンプー良いの？」                    　　　「どこの育毛剤が、効果あるの？」　　　　　「このトリートメント、本当に効くの？」　　

など。初対面の人にも、自分が今使っているシャンプーが良いのか、商品の効果について訊かれたことがあるくらいなので、良いモノ探しをしている人は多いのだと感じます。

美容師はたくさんの物の中から、商品を選び、　良いものを知っているはず。そう、思っている方が多いのを感じます。

良い商品を知ることは大事。　　　　　ですが、まずは自分のことを知る方が大事だと思う

〇〇サイトで人気NO.1 。　　　　　　　　　　　90%がリピート。　　　　　　　　　　　　　　口コミランキング1位！　　　　　

そんなふうに書かれていると、人気があること、ユーザーの支持率が高いのだろうというのはわかります。

実際に良い商品は、たくさんあるでしょう。

ただし、　　　　　　　　　　　　　　　　　　それが自分に合うかは、別物である                      ということにも目を向けなければ。

ここは、美容師の出番です。

お客様の頭皮状態、髪の状態を見極め、どういったケアが必要なのか。　　　　　　　　　　　　どんな製品を、どのように使うことが、その改善策となるのか。まずは、その情報をきちんと伝えてあげることが大切です。

誰だって、自分の頭皮の様子は見えないし、　　正しいシャンプーの仕方、ケアの仕方を教えてもらう機会は少ないのです。

「あ、この人ならきちんと教えてくれそう。」と感じれば、自然とお客様がついてくる、というのも頷けます。

よく、「物を売るな。信頼を売れ！」という言葉を耳にしますが、そういうことなのだと思います。

無くなりそうになると不安になる

最近、いつも自宅で使っているシャンプーを買いに、知り合いのサロンまで足を運びました。

無くなりそうになると”心配”ということで、そうなる前に買い足します。

いろいろ使ってみますが、結局これに落ち着く　というか、戻ります。　

愛用者である夫は「これが使えなくなったら困るかもなぁ。」というくらい気に入っています。

内容成分の良さや効果、香りや使用感、ブランドコンセプトなど、気に入っている要因が多いからこそ、ここに戻ってくるのだと思いますが、　　そういう商品に出会えることもラッキーだと思います。

美容師自身がこだわって使っている、お気に入りのシャンプー(ケア商品や、スタイリング剤)について話し始めたら、きりがありません。　　

そのこだわりを持っている美容師だからこそ、　お客様がこの人にアドバイスしてもらいたい、と思うのではないでしょうか？

美容師のみなさん、　　　　　　　　　　　　「あなたがそのシャンプーを使い続ける理由は何ですか？」

Aya Horiguchi