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本島で塩飽大工の作品群を訪ねる。

本島は、香川県丸亀市に所属する塩飽諸島の島。

フェリー「ほんじま丸」にて島へ。

船内には「香川のトイレ遺産」の一覧が。気になる。。。

本島には、香川県で唯一、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている笠島集落があります。

今日の宿は、笠島集落内にある近世後期に建築された民家を宿泊施設として活用している「大倉邸」。

大倉邸の入り口

大倉邸の上の間

釜戸の神様も祀ってある。

大倉邸裏庭の井戸

笠島集落内を散策。大倉邸の前の通りは「マッチョ通り」と言う。

マッチョ通りのまちなみ

かわいい瓦の屋根と、

焼き杉の外壁が連なる。

礎石の形状にあわせて壁板が切ってある。石を切って高さを揃えるより、板を加工するほうが容易だったからだろう。

東小路を歩く。

東小路を抜けると、鏝絵のある家が見えてきた。

この鏝絵には目の箇所が電球となっており、光らせることができるようだ。

海辺の集落らしく、随所に蟹が歩いている。

こうした家と家の間の小道も味わいがある。

まち並み保存センター

まち並み保存センターとして活用されている旧民家には家の中に蔵がある。蔵の戸は建付けがよく、片手でも軽々と開けられる。長い時間を経ても狂いが生じていない。

まち並み保存センター内の井戸。海辺の集落であるために、真水が取れる井戸は限られ、貴重だったようだ。

この家に、フェリーで見た「トイレ遺産」の一つがある。

これがその「トイレ遺産」豪華だ。。。

庭には蛙をイメージした石が置いてある。加工したものではなくて、自然石で蛙に見える石なのだそう。

実は本島は、瀬戸大橋のすぐ近くにあり、島からは瀬戸大橋を間近に見ることができる。今回は島に宿泊したので、橋の夜景も楽しめた。

笠島集落の夜はこんな感じ。

島の中も探索した。

塩飽勤番所跡

朝の瀬戸大橋

本島は文化財も豊富で、とても魅力のある島でした。人口は急激に減少しており、重要伝統的建造物群保存地区内も空き家が多いようでしたが、空き家を宿や飲食店、資料館として使用している例などがありましたし、私自身、伝統的な民家に宿泊させていただくのはとても楽しいものでした。