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ガイドの心得 -安心のお迎え編-

ドバイ、ウユニ塩湖でガイド業務をしていた間、私が特に心掛けていたことの一つが、お客さんがほっと安心できるお迎えをすることです。

言葉が通じなかったり土地勘がないことで、不安でドキドキしているお客さんをお迎えの際に待たせてしまうと、ドキドキが怒りに変わってしまう場合があります。せっかく日本人ガイドを選んで、日本人のおもてなしを期待してご参加くださる方に、心から楽しんでいただくためにも、ツアーの始まりであるお迎えはとても肝心です。

しかし、日本のように時間を守ること、ましてや5分前行動なんてものは、世界の常識ではありません。ツアーを一緒に催行してくれるドライバーさんでも、時間にルーズな方はいます。そんな環境の中でも、スムーズにお迎えに行くための二つのコツをお伝えします。

1, 必要なウソをつくこと                      12:00ぴったりにお迎えに行かないといけないと伝えても、時間を守ってくれるドライバーさんばかりではありません。お客さんにはお迎え時間を12:00-12:15の間とご案内しておいて、ドライバーさんには11:50にはお迎えに行かないととウソをうまく使うことで、遅刻を回避できます。

2, お迎え時間は幅をもたせて事前連絡しておくこと           例 お迎え時間: 12:00-12:15(※12:00からホテルロビーにてお待ちください。交通事情により、15分ほど遅延が発生する可能性がございます。あらかじめご了承ください。)
「お迎え時間: 12:00」とだけご案内していると、大体のお客さんは5分前から集合してくださっていて、時間ぴったりに来てくれるだろうと期待します。多少の遅延が発生してしまう場合の予防策として、お迎え時間は幅を持たせて連絡をしておきましょう。そうすることでお客さんは不安にならずに待っていてくれますし、お迎えに行く自分自身も慌てず心に余裕が持てます。ガイドは身体が資本なので、余計なストレスをためて体調を崩さないよう、できる限りストレスフリー働くための工夫が必要です。

そして、時間を守ることと同時に大切なのが、笑顔で挨拶をすることです。どなたもこれから半日、もしくは数日ご案内するお客さんです。初めの挨拶は笑顔で、緊張しているお客さんも安心できるお声がけをします。

途中でも書きましたが、ホットホリデーでは、各国の支店で一人ずつでガイドとして業務を担うので、健康第一です。自分一人の身体ではなく、倒れるとお客さんにも会社にも影響が出てしまいます。

どの国で勤務をするにしても、疲れやストレスを溜めない工夫と、うまく解消する方法を自分なりに見つけながら働いていました。ホットホリデーは、楽しく働くためのサポートを全力でしてくれる会社です。具体的にどんなサポートをしてくれるのかは、また別の記事で紹介させていただきますね。

はな



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