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この美味しい日常をどこまでも

皆さん聴きましたでしょうか?
こちら。

劇場版「きのう何食べた?」主題歌「大好物」スペシャル映像

はあ〜〜〜〜〜
はああ〜〜〜〜〜〜〜
………………。
……。

😭


今わたくしカフェにおりましてですね、テキストと睨めっこしていましたのよ。
でもそんなの放り投げてこれ書いてます。

Wi-Fi環境整ったから動画見るか〜!と気軽にポチッとしたらさー!!!!
やられた、泣きそうです😭
これはもう劇場で聴いたら泣くやつ。
繰り返し聴いてる。

まず
やっぱりスピッツっていいなあってなりました。
私にとって、スピッツの音って、「大好物」なんです。
毎日聴いても飽きないし、久しぶりに聴いたとしても
「あ〜これこれ! これが最高なんだよな〜」ってなる。
アレです。
もう米派かパン派かスピッツ派かみたいな感じです。
私はもちろん断然スピッツ派です。

スピッツの新曲を聴くたびに思う。
スピッツらしさと新鮮さを両立させてしまうビックバンド……。
(ところどころ日本語おかしいのは見逃して欲しい)

最近の曲は割とわかりやすいというか、ストレートな歌詞が比較的増えてきたなあと感じているんですけど(悪いということではない)、スピッツらしさ、草野正宗の詩の世界観は健在だなと感じます。

まずあのめっちゃいいなと思った歌詞があるんですけど

"低く飛ぶ心を軽くする"

というフレーズ。
THE・草野正宗ですよね!!!?
私の解釈では、単純に書くとなると
落ち込んでいた気持ちが心が軽くなるということ。
落ち込みや、ネガティブな方向に考えるようになってしまっている後ろ向きな心のことを"低く飛ぶ心"と書き、それを低いの対義語の"高い"ではなく、"軽くする"という言葉につなげている。
そしてこの前は

"君がくれた言葉は今じゃ魔法の力を持ち"

というフレーズで、過去に"君"が"僕"に言ってくれた優しい言葉が今"僕"にとっておまじないのような役割をもち、思い出す度に"僕"の心を支えてくれている。という解釈ができる。
"君"が"僕"を救っているの、めちゃくちゃスピッツですよね……。
それで"君"がくれた言葉を"僕"は本当に大切に心に抱えているんだなあ、"僕"は本当に"君"のことが好きで、"君"も"僕''のことが本当に好きなんだろうなあと、自分なりに解釈しながら聴いていて暖かい気持ちになりました。

うつろなようでほらまだ 幸せのタネは芽生えている
もうしばらく 手を離さないで

次の歌詞もめっちゃいいですよね(結局全歌詞語りそう)。
"ほらまだ"という言葉選びが本当に優しい。あと"もうしばらく"、"手を離さないで"という控えめなわがまま!!スピッツですねえ〜!!!!もっとわがまま言っていいんだよ?(誰?)
私はこの控えめな歌詞が本当に好きです。思わずそのまま英文に翻訳できる様な文を書いてしまったが、まあ本当に好きでして。"もうしばらく"っていう言葉に詰まっている、「未来に確証は持てないけど"君"が"僕"を好きで"僕"が"君"を好きでいる限り」、「もしも"君"が"僕"のことを好きでなくなったりするまで」なんていう後ろ向きな考えも頭の片隅に入っている感じ、"手を離さないで"(欲しい)。"僕"はこういう考え、"君"も同じなら……。みたいな。
あと"うつろなようでほらまだ幸せの種は芽生えている"の
うつろ。まだ漢字か平仮名かもわからないですが(2021/10/25時点)、

うつろ【▽空ろ/▽虚ろ】 の解説
[名・形動]

1 (「洞ろ」とも書く)内部がからであること。また、そのさま。空洞。うろ。からっぽ。「中は―になっている巨木」

2 心が虚脱状態であること。また、そのさま。表情などに生気のないさま。「―な目つき」

3 むなしいこと。また、そのさま。「慰めの言葉も―に響く」
(goo辞書からの引用)

ちょっと調べて見たら1の例文に「中はーになっている巨木」とあります。つまりうつろっていう言葉は木の中が空洞だということを指す時にも使われるらしいですね。なんだか後に続くフレーズの"幸せの種は芽生えている"に繋がりが持たされているのかななんて考えたり……。意味合い的には3の方が近いのかな?と思ったりもしますけど。
他人からみたらなにもないようにみえてたとしてもふたりにとっての幸せがそこにあるんだ😭
同性愛って子供が云々とかよく知らん人が言ってたり、「大好物」が主題歌をつとめる今回の映画「劇場版 きのう何食べた?」もそういったことがテーマのひとつに入っていると予告映像等みると感じるのですが。
他人からみて本当に幸せなのか?と問われるような目で見られているとしても、"僕"と"君"二人の関係はそれなりに幸せだよ。幸せの形は人それぞれで、よくある男女の恋愛結婚だけではなく、そこに形や性別は関係ないよ。というようなメッセージを感じたり……。
というのは私の解釈です。
スピッツの歌詞っていろいろな解釈ができるのも魅力ですよね。聴く人によって全然違ったりするのが面白い。

あと"手を離さないで"のあたりのドラム、そこから繋がる間奏のギター本当に最高に好きです。詳しいことはちゃんとした知識がないから言えないけど、本当に暖かいメロディーだなあと思います。"僕"と"君"も、聴いている人も包み込んでくれるような、暖炉のようなメロディー。
間奏明けのメロディーめちゃくちゃ好きです。Bメロ?っていうの?本当に知識がないwやばいw
でも本当に好き。
ここの歌詞が正直不安なのですが、めちゃくちゃ好きな歌詞です。

"時で凍えた鬼の耳も温かくなり
呪いの歌は小鳥たちに彩られてく"

突然の鬼!!!!!
鬼ってスピッツじゃ中々登場しなくない?
てか歌詞良すぎだろ。この予告動画で一番衝撃を受けた歌詞です。
鬼が登場してからの耳?!耳が暖かくなり……そうですか……私の耳も暖かくなりました……。
この歌詞かけるの、世界でただ一人だけ〜♪じゃん。
"呪いの歌は小鳥たちに彩られていく"も、呪いの歌、小鳥たちに彩られていく……つまり、呪いの歌が小鳥たちに彩られていくってことですね????呪いの歌が小鳥たちに彩られる……いやこれ呪いの歌が彩られるってだけでもすごいのに、"小鳥たちに"彩られるのがすごい。もうなんかここら辺の文章はニュアンスで受け取って欲しいんですけど。

エエ〜〜〜そんな、草野正宗さんこんな歌詞……こんな歌詞書いちゃう?!少なくとも私の脳内では今までの人生で一度も呪いの歌と小鳥と彩られるというフレーズは重なってこなかったですけど〜〜〜!!!!
みたいな。ヤベエ歌詞だな。

鬼ならまだわか……わからないけどわかる、けどそれからの"耳"鬼自体じゃなくてそこから顔のパーツの"耳"!?鬼が暖かくなるだけでもすごいのに耳ですか……!!!!しかも時で凍えた耳ですか!!!!鬼の……!!??!!
ここらへん表現がすごすぎて……何回聴いてもすっっっっっごいなあ〜〜ってなります。
というかそもそもこの"僕"と"君"ふたりの物語にこの2行をぶっ込んでくるのがすごい。一筋縄ではいかない歌詞ですよ。そういうところが好きだスピッツ。


あと、ここら辺の怒涛の飯テロ、腹が減る。

鬼と呪いの歌って似たようなイメージの言葉(どちらかというとダークな歌詞)、それでいて最初の方の"低く飛ぶ心"という歌詞と繋がりを感じる"小鳥"。生き物関連で鬼と小鳥。私、スピッツの歌詞で好きなところのひとつに関連付けが素晴らしいところがありまして。一見ちぐはぐでもどこかで繋がっていて、全体で見るとまとまっている歌詞がいいなって思います(日本語が上手く使えない)。
あと"いろどられてぃく〜"って感じが好きなんですけど。

このサビ前の開放感のある歌詞とメロディー本当に好き。ネガティブなイメージの歌詞からポジティブなイメージへ。サビに向けての盛り上がりを感じるメロディー。
やわらかく〜〜〜ってとこみんな好きでしょ。ワクワクするよね。コーラスもめちゃいい。ここのドラムめちゃくちゃリズミカルですき。やわらかく〜がめちゃくちゃ柔らかいの好きです。草野正宗の声っていいよね……やわらかいよね……。草野正宗の声質がやわらかいからこそのやわらかさ。やわらかい言いすぎてよくわかんなくなってきたけど最高。

めちゃくちゃ何回も聴いてぱっと思いついた解釈ですが、ここは同性愛に関する家族や周囲からの理解について歌っているのかな〜と。顔のパーツで"耳"って理解に関する言葉が多い。"聞く耳を持たない"とか"馬の耳に念仏"とか。はじめて自分が同性愛者だと知られたとき、愛する対象が同性だというだけで拒絶されるとか。そういう冷えきってしまった家族関係が解消されつつあるということを歌うのが"時で凍えた鬼の耳も暖かくなり"という詩。''呪いの歌"は(無意識下だとしても)自分や周りに染みついていた偏見や後ろめたさ、それが"小鳥たちに彩られていく"、つまり素直に祝福されるようになってきた自分の周りというちいさな世の中。
という解釈を踏まえて、
"時で凍えた鬼の耳も暖かくなり
呪いの歌は小鳥たちに彩られていく"
からの"やわらかく"。
周囲からの理解のハードルや関係性の緩和がすこしでも良くなり、自分も周りもやわらかい気持ちでいられるようになった。
という感じの解釈ができたんだけどたった2.3行の歌詞でこんなボリューム感のある解釈できるのヤバすぎ。
この歌詞をサビ前に持ってくるのもいい。タイミングが。
この1曲でふたりのストーリーが語れますよね。

そして来ましたラスサビです!待ってました!!!!
もうここら辺はTwitterというかふせったーで語り尽くした感じがするので
歌詞に関しては
続いていく、色を変えながらというところが本当に好きだなあと。色を変えながらっていう表現が本当に好きです。今回、本当に好き、ばっかり言っていますね。本当に好きなので……。本気(マジ)で……。
そしてここらへんのベースめちゃすき。
あとサビのとこの映像がよすぎるんよ〜。ふたりが同じもの食べて笑ってんの。そんなこと言う自分に笑えてくる、ってとこでシロさんが笑ってんの。いつまでも幸せでいてくれ……。
喧嘩したりするけどなんだかんだふたりでいることが幸せだから、人生というキャンバスにふたりでしか塗れない色があるから……。ふたりはこれからも続いていくよ……。

😭😭

「大好物」の歌詞は〜〜ていく、といったような続きを願うような、約束するような歌詞が多いですね。
劇場版 きのう何食べた?の〜この美味しい日常をどこまでも〜といつキャッチフレーズと完全にマッチしています……。
ふたり一緒のこれまでを大切に抱きながらもふたり一緒のこれからも大切に歩んでいく、まさに

〜この美味しい日常をどこまでも〜


(歌詞は完全に聞き取りなので間違えてたり漢字平仮名とかが違うところあるかもしれないですすみません)

長々と失礼しました、閲覧ありがとうございました。

P.S.﨑ちゃん誕生日おめでとう🌽💕

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