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NIKE SBとPolaroidとインスタグラムとスケボーショップ。

NIKE SBから、PolaroidとのコラボレーションDUNKが出るというので、古いPolaroidカメラで、何枚か写真を撮ってみた。

シャッターを切ってから、15分ほど待つことで、写真が見られる。

50年前に発売されたPolaroid SX-70で撮った写真は、色あせているし、ゆがんでいるし、ピントも合わせにくい。不思議なのは、さっき撮った写真が、すでに思い出になっていることを実感させられることだ。

スマホで撮った写真では感じられないこの感じ。プリントされた写真は、アプリのタイムラインに乗らないから、流されていかないのかな、などとカッコいいことを考えたりできる時間の余裕があるのが、アナログの良さだったりする。

僕たちが毎日使っているインスタグラムは、インスタント+テレグラム(電報)を足して作った造語だという話をどこかで読んだことがあるし、インスタグラムの写真が正方形なのも、色あせたフィルターも、Polaroidカメラが原点にあるというのは有名な話だったりする。

つまり、70年以上前に発売されたPolaroidカメラには、すでに今の時代に通用するコンセプトがあったのだ。

もしも、Polaroid社が自分たちのことを「カメラ製造会社」ではなく、「思い出を残す会社」と位置づけていたなら、カメラのデジタル化にも対応できただろうし、もしかしたら、インスタグラムのようなアプリも作れたかもしれない。

NIKEは、自分たちのことをシューズ販売会社と位置づけず、スポーツを通じて、個性と自由についてのメッセージを訴え続けてきたから、今のような存在になれたのだろう。今回のPolaroid DUNKでも、性の多様性や創造性についてのメッセージを伝えていた。

自分も「スケボーを売る店」というだけでやっていたらダメなんだよな。などという真面目なことを、おいしいごはんのことを考えている合間に考えたりしていこう。

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