嵐ファンがサブスクでサブカルに触れる

 様々な娯楽のサブスクリプションが浸透し、私たちは流行を追うことも、新たな世界に触れることも容易になった。

映画を見て半月、私は未だサブスクのプレイリストで『花束みたいな恋をした』を選ぶほどに余韻の中にいる。もともと思考を引きずるタイプではあるけれど、この映画を見た後にテレビのワイドショーから流れてきた「勿忘」が、あまりに聞き心地が良かったからだ。


 しかし、私は自分がこれまでサブカルやその類に明るくなかったのには、テレビが情報源の全てだと思っていたのには、「嵐ファンだったから」というのが一つの要因であるように思う。

SNSの公式アカウントはおろか、数年前までネットメディアへの顔出しもNGであったジャニーズと、ほかのカルチャーの共存は、どこか少し難しかった。そしてそのことは、ファンの側にも感じられることがあった。嵐のファンでいると、どこかなんとなく、「一途」であることが優等生であるような気がしてしまうみたいに。

(内野にも叩かれかねない内容ではないかとひやひやしてるのですが、2021年を迎えた一嵐ファンの思いつきなのでそういう目で見ていただけたら幸いです)

 でも、そんなファンをSNSやサブスクの世界へ連れてきてくれたのも、また嵐だったんだなぁと思うと、感慨深くて仕方ない。

とかなんとか、、嵐ひいてはジャニーズとサブカルの共存性なんて考えてしまう嵐活動休止開始2ヶ月の今日この頃。そもそもサブカルって言うけど、サブってなんなのだろう。メインカルチャーって、なんなのだろう。

とはいえ、明日(2/28)は覚悟の1日になるはずだから、わたしはNetflixの前で嵐を待機しなくてはならない。

https://twitter.com/netflixjp/status/1365678073350266884?s=21

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