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キャッテリア感想

本編とパンフのネタバレあり。

ホスト×猫の2.5次元の王様荒牧さんがプロデュース舞台キャッテリア見た。
テニミュ4thから持田悠生の顔の良さに抗えなくなってたところに泰江和明さんオタクのフォロワーさんがチケット当ててくれた。ロクマチは結局見てないのでオーディションの経緯とかは把握できてない。
荒牧さんプロデュースだし出てる人ほぼテニミュか刀ミュで見たことあるしで正直チケット取れると思ってなかったからありがとう豪運フォロワー…仕事めっちゃ楽になって給料20倍とかになってくれ。

せっかくだから同じ品川プリンスホテル内で開催されてたコラボカフェのチケットも取って準備万端。
ただ原作なしの舞台なので物販は見てからでいいかなとスルー。
そこからはもちだはるきのツイッターやキャッテリア公式アカウントを通じてこんな感じなんだ〜と投稿された動画を軽く見るくらい。
今更ダンス動画を見てもた…もた…と真似してるけどこれ前座の一回ゆっくりやってみよう!でできるレベルではないな。私は20分かけてもたもたくらいにまではなった。

まずはコラボカフェから。
あんまり言うことがない。そこそこ並ぶスイパラみたいな感じ。コースター欲しい人と超豪華声優がCVのアクスタ人形劇を円盤まで待てない人が行くやつ。
コースターの絵柄はソロブロマイドと同じであることに両方手に入れてから気づいたオタクより。
顔のいい人間がプリントされた紙がたくさんあって困ることはないから。
あとカフェチケットについてくるドリンクが炭酸じゃなかったのが個人的に助かった。私が頼んだソマリのドリンクはソルティライチに色のついたゼリーが入ってる飲み物だった。
この世界に飲めるものが少なすぎる人間なので。
フードはスイパラサイズなのであてにせずにちゃんとご飯食べてきたほうがよかった。舞台も2時間20分あるから万全の体制で臨むに越したことはない。

舞台は楽しかった。最前から3列目の超良席だったので定期的に度を超えた綺麗な顔が目の前を通過するもんだから見てる間は脳みその8割くらいがずっと「顔がいいな…」の処理に追われてた。
その状態でもギリ追えるストーリー展開だと思う。かなり王道なので。
ただ全部のキャラに属性を盛れるだけ盛るぞ!!と関係性を持たせるぞ!!の気概がすごいので情報量自体は多いかもしれない。二次創作の作者が好きな部分を強調してかいてるやつがずっと原液で。濃い。あとみんなキャラチェンジなり自己開示ターンがあるので好感度上げると新たな一面が見えてギャルゲーってこういう感じなのかな…とも思った。
ストーリーはさっきも言った通りめちゃめちゃ王道。シンプル。ストーリーのために何回も見返すタイプの舞台では無いと思う。それ自体はライブシーンの盛り上げ方と相性良かったんじゃないかな。深く考えなくてもなんとなく大筋は追えるし楽しめる。
予想からの逸脱もあんまりない。ちゃんと全員に見せ場と役割があって一応ホワイトナイトを誰が取るのかってみんなが努力する目的と、クラブキャッテリアとドーシャの対立、キャッテリア内での仲間になる過程、クロの成長物語って背骨があって、それが収まるところにそれなりに収まる感じ。
冷静に考えたらそうなんだけどあの綺麗な顔立ちを生で見たら難解なストーリーとか伏線とか全く理解できないだろうしいいんじゃね?知らんけど。
定番の要素を盛り込みすぎてセリフで説明しがちなのは気になった。ベンガル&ソマリのクロ&ミケの仲間認定とかラグドールのクロママとの関係とか。
そして全体的にちょっと性急。盛りだくさんだからね…。
途中で投げ出されちゃってる要素もある。ソマリのキャラ変後のホスト姿見せてよ!
嘘をつけないクロと嘘ついてなんぼのホストのあれそれはなんだろう、個人的にクロの嘘をつけないを美点として捉えられなかったので私の中では対立構造にすらならなかった。嘘をつけないことが周りにも影響を及ぼしていくならまだわかるけど正直そんなふうにも見えなかったから嘘がつけないのがずっと本人にも周りにもマイナスに思えてしまった。
まあミケはクロのそういうところに救われたんだろうけど。あの二人もミケに負担が偏りすぎじゃん?と思った。まだ話せる
猫である必要あった?クロとミケが野良猫として生きてるって設定のためかな。人間だと然るべき公共の支援を受けてくれになっちゃうから。
そこ以外ではほんとにフレーバーみたいな感じだった。猫要素。ねこちゃんかわいいからいっか。
ホストと(2.5次元とかをメインにしてる)舞台俳優を重ねてるんだろうけどどっちも行くところまで行くと身を滅ぼしかねない界隈というイメージがあるのであくまで綺麗な面の話をしてるし、それってこういう原作なしの舞台に来るような観客が一番よくわかってるんじゃないのかな…と思った。好きな俳優さんを目当てにチケット積んで交換してできるだけ通うお客さんとか実際にホストクラブに通う姫からしたらこのホストと俳優への解釈ってどう感じるんだろう。私は私を楽しませるために

その代わり(?)キャラは良かった。
詰め込みすぎ詰め込みすぎ!ってのとラガマフィンとラグドール紛らわしすぎ問題はある。ラガさんとラグさん…どっちだ…?になる。いまだにどっちがどっちかわかってない。作中のポジションもにてたし。観劇中はそんなもんです。
全員何かしらフックがあるからたぶん誰かしらのことは好きになれる。

クラブキャッテリア
ラグドール
荒牧慶彦様だった。大体上の方から後光を受けて登場するからテニミュの手塚国光的な、ホスト界の神さまかなんかなんですか?
顔が綺麗すぎ。Twitterで見る写真って普通加工とかしてるんじゃないの?内側から光ってたもん。
ラガマフィンと「マフィン」「ドール」って呼び合って酒を飲み交わすシーン本編だと既に引退してる大御所の過去回想じゃん。俺たち昔はヤンチャしてたよな〜じゃん。
ラガマフィンがラグドールにお酒を注ぐシーンで本来はその後役割を交代してラグドールがお酒を注ぐと思うんだけど、ラグドールが間違えて空っぽのグラスを差し出しちゃってもう一度注げって圧かけてるみたいになっててかわいかった。ラガマフィンの「今日は俺が全部注ぐから(意訳)」、ラグ「キャッテリアが乗っ取られたらドーシャで雇ってよ。即戦力だよ」ラガ「やだね。だって酒の注ぎ方も知らないんだから」ってアドリブもさすがだった。何考えてるかわからないようで自分のお店の子達を抱きしめちゃいたいくらい大好きなのオタクが好きなやつだな…。

ベンガル
福澤侑さん。ダンスうますぎ。全部の振り付けがバッキバキ。ダンスの部分は思わず目が行くことが多くてとびきりダンス上手いんだろうな。
ちょっと斜に構えた感じのダウナー系かと思いきやきらっきらの王子様に憧れてたのぶっ飛んでてかわいい。
DMMTVオリジナルドラマのナナシで初めて見た時声俳優さんみたい!と思ったんだけど同行させてもらったフォロワーさんも同じこと言っててやっぱ声もいい。
客降りパートで福澤さんが定位置に着くのが間に合わなくてもちだはるきに急げ急げ〜!ってされながら目の前を駆け抜けて行ったのよかった。青春じゃん。
アドリブらしい笹森子(?)のセリフに全力で顔を背けて耐える姿もよかった。なんなんだろうあの都市伝説大好きそうな背が高くて顔と方が綺麗な姫。

ソマリ
持田悠生。もちだはるき。よろしくお願いします。
私の持田悠生はテニミュ4thシーズンルド吹公演からなんだけど何度見ても顔がかわいい。かわいいって物理の力を持ち始めてます?
もちだはるきの出てるテニミュの円盤はみんなあるしカリスマの円盤も買うからもちだはるきを見たい人がいたら声かけてください貸すから。
カリスマのもちだ依央利、顔がかわいすぎて原作の狂気がちょっと薄まってたの笑う。かわいいはずるいから。
本人割と根明でいわゆるウェイ的なノリもいけるのでパンフでキャッテリアメンツにもドーシャメンツにも弟分としてかわいがられていたことが伺えてよかった。皆無をミムと読んだエピソードパンフで5回くらい擦られてた。どんだけ。
このエピソードは「他の漢字は全部調べたけどミムだけ出なかった(意訳)」のでもちだはるきの少し抜けてるけど努力をしている面がよく出ていてとても好き。
ソマリもかわいい弟キャラで売ってるけど実際はヤンキーというもちだはるきの顔面とガラの悪い部分を存分に味わえる欲張りパックで嬉しかった。
キャラ変後のソマリくんの営業を見せてください。
もちだはるきの座り方かわいすぎた。膝をそろえて膝下はそれぞれ前後に少し広げて片手を膝に置いて小首を傾げるあの座り方。すっごいかわいいパンプスとかの広告モデルみたいだった。あのラブリーフェイスだと何を履いても霞むかもしれない。仕方がないね。
私が見た回では後ずさったときにセットにぶつかったり曲入りのときに一小節早く出ちゃって即ターンで袖に帰っていったりわりとおっちょこちょいだった。でもそういうときの表情の変化が全部かわいくて奇跡かと思った。何あれ。
本編後のキャストコメントもお兄さんキャストの皆さんがあまり表情を変えずに穏やかに聞いてるのにもちだはるきと来たら客席を見てみるわほっぺた膨らませてみるわ落ち着きがない、そして表情の変化が全部かわいい。奇跡。
これだけ言ってるけど私はあんまり陽の人を好きになるタイプじゃないのに結局見るたび顔の良さにかわいい〜♡になる。まだ何もテニミュを知らなかった時に不二先輩のビジュアルが良すぎてグッズだけ買ったもん。あの顔面で2.5次元界隈を闊歩して行ってくれ。期待しています。もちろん応援もしています。
もちだはるきのダンスもなんか好き。止めるところをちゃんとびし!と止めてるから?もちだはるき定点してるからかもしれない。

クラブドーシャ
ラガマフィン
立花祐大さん。この感じの立花さん何かで見たな…と思ったけどナナシで見た。軽薄そうに見えるけど裏がありそうで過去があって思慮深い頼れる先輩。なんなら豊前江も頼れるお兄さんだからそっちでも見た。
荒牧さんとホワイトナイトを取り合うだけの風格と余裕があった。
顔が華やかだね…。立花さんが宝石だったらスフェーンみたいなファイアが綺麗な宝石だと思う。
ファイアはたとえばダイヤモンドが透明なのにいろんな色に輝いて見えるあの特性のことです。
何の話?
ドーシャ組は前座のダンスレクチャー(というには早足だったけど)が手慣れてて場数踏んでる人たちだ…!と思った。

ブルー
笹森裕貴。
刀ミュの松井江でその顔の良さは知っていたはずなのに生で見るとやっばり顔が綺麗すぎる。もちだはるきがいないときはほぼ笹森さんを見てた気がする。
つくづくかわいい顔が好きなんだな君は。
全体の感想としては「たけ〜女だ!!」だった。超高級ホステスとか花魁とかそういう感じ。こっちがどれだけ積んでも靡いてくれるかは彼女の気分次第、みたいなそういう本当に綺麗で気位の高い人にしか許されない振る舞いが成立してた。
そして手につけてたすっごいキラッキラのシャンデリアみたいなアクセサリーがとても似合ってた。フィンガーリングブレスレットというらしい。高い女だ。
お前の顔など三日で忘れる覚えて欲しけりゃ毎晩通えみたいな歌詞の説得力。絶対にホストにハマりたくない。
捨てられた的な歌詞があったしお父さんがミケパパの運転手だったらしいからブルーもけっこう大変な身の上なのかもしれない。そんなこと思いもよらないオーラ出てるけど。
舞台のセットがキャットタワーを模しててみんなかなりの段差を飛び降りるんだけどブルーはスッ…と降り立ってたのも高貴さに拍車をかけてた。
テレビに出演で調子乗ってるスコティッシュを驚かせてやろう!みたいなラガマフィンのノリには若干引いててけっこう真面目っぽいところが垣間見えたのもかわいかった。 
前座のチャラいメンズ(クラブドーシャ)の中でノリが一番ウェイだった。楽しそうでよかった。私はウェイの美人が好きなのか?

スコティッシュ
廣野凌大さん。テニミュ3rd財前で知ってた。ツイッターで見る限り定期的にパチンコでお金擦ってるイメージ。あとアカウント凍結されて新アカ作った直後にハガレン主演の情報解禁来ててほぼ無名アカウントの状態だったのがウケた。
舞台でもホストにハマった理由でクロに「ギャンブル?」みたいなこと聞かれてて当て書きだ!と思った。
どこのシーンか忘れちゃったけどシャムを励ますみたいにグータッチしてるところよかった。
スコティッシュは落ち込んでるクロへの接し方が理想の優しいギャルだったので勝手にギャルゲーかな?の思いを強くしました。
サングラスからたまに目を覗かせたりそういう小さい動きで視線を集めるのがうまくて目元の隠れるサングラスを完全に使いこなしてて素晴らしかった。
今回当て書きっぽいのもあるんだろうけど自分を役から見せるのが上手いというか。頭の回転速そうとも思った。
フォロワーがお肌綺麗〜って言っててそれな…。
個性強くて優しくて憎めないスコティッシュだった。

シャム
田中涼星さん。この人がついこの間まで性のカリスマとしてポールをしてたとは思えなかった。俳優ってすごい。
性のカリスマ天堂天彦をよろしくお願いします。
足が長い。他の人たちもスタイルいいはずなのに突出して長い。
シャムくんクロの「嘘をつけない」だけじゃ説明のつかない幼さゆえの暴力性と思考停止に言及してくれてありがとう。
額に残ったキズで一切クロを責めずに「ごめんじゃなくてありがとうって言ってよ(意訳)」が言えるの偉すぎる。さすがお持ち帰りしたいホストナンバーワン。
上目遣いが似合う高身長かわいい。
ソマリにホストとしてのアドバイスをするシーンでのソ二人の身長差もかわいい。
ナナシでもカリスマでも刀ミュでも素朴な優しさを持った人がよく似合ってて田中さんもそういう人なのかな〜とか思った。天堂天彦は優しいだろうが。

ミケ
泰江和明さん。新テニミュとじゅじゅステで見た。
クロのお母さんポジ。
私は正直クロをそこまで好きになれなかったのでミケの涙ぐましい献身になぜそこまで…と思ってしまった。
見に行ったのは泰江さん名刺配布の回だったから見せ場も泰江さんだったんだけどぐるんぐるん回っててすごかった。そうだこの人もダンス上手なんだった。

クロ
石川凌雅さん。
クロに関してはほぼマイナス意見なので飛ばしてください。
笑顔がかわいい。
演技というか石川さんへの不満は特にない。
あったかい布団ですやすやと眠ってほしい。
ここからはマイナス。
私は創作物における思考しないキャラクターが苦手なのでクロもあんまり好きにはなれなかった。
全部他人から言われてやっと気づいてるんだもん。ミケが嘘をついてたと知った時も一人では八つ当たりするばっかりでシャムに嘘の裏には優しさがあるって言われてやっとその可能性に思い当たるところとか。もうそれは答えじゃん。
シャムに言われる前にミケが嘘をついてた意味を考えてほしかった。
ミケが優しいことなんてずっと一緒にいた黒が一番よく知ってるでしょ、なんで嘘をついてたのか自分の頭で考えて欲しかった。
嘘がつけないのと思ってること全部言っちゃうのは違うし。これもシャム言ってたね。嘘がつけないとしても黙っている選択肢はあるじゃん。
お願いだから口に出す前に一旦考えよう。私も言った後でやべってなる人間からわかるけど。
クロってこの話の中で主人公にふさわしいほど成長してたのかな。ミケが嘘ついてた!→シャムのありがたいお話と他のみんなの励まし→雨の中ミケと再会のところ、ミケに会って言うことが嘘ついてたことへの非難って、そうなるか?そのあとも喧嘩別れみたいな言い方をして、その言葉の裏をミケが読み取ってくれたからいい別れにできたけど、それって甘えじゃないのか。
クロが辿々しくも嘘をつけるようになるシーンではあるんだろうけど、嘘ついてたにしてもここまで必死にクロを庇ってきたミケに最初に言うことそれ?自分がいかに傷ついたかって話をするの?
ついでに言えばミケが本意を読み取ってからクロがそれに乗っかって切磋琢磨しようぜ!みたいな雰囲気出してきたのもよくわからなかった。自分はシャムに直接的に言われるまで人の言葉の意味を考えることをしなかったのにミケにはそれを求めて当然と思ってるように見えた。
ミケが優しさ&空気読みレベル100だから成立してるんだからね!みんながみんなあんな感じじゃないぞたぶん。
これは普通にミケの嘘の裏にあった優しさに自分で気づくような脚本にすればよかったのでは?と思ってる。
クロが幼少期にお母さんを亡くしてるとはいえすごく幼いんだよな。体感中学生くらいの精神年齢に思える。
無垢と言えなくもない。
あと嘘をつけないにしてもお店に来た姫の顔面を中の下とか言わないであげてくれ。周りも自分も綺麗だから感覚麻痺しちゃうのもわかるけど。
ここも含めてクロへのヘイトが無駄に集まりやすい気がした。素直に応援できない。私が。
なんでみんなあんなにクロのことが好きなんだ。あの子嘘つけないって個性なくなったら何が残るんだ。
人見知りしない強メンタル?
まあ確かに一番大事なのはそれかもしれない。

見ている間とっても楽しかったのは本当、後から思い返すと色々言いたくなってしまうのも本当、まだ千秋楽配信もあるから一回見てみてほしい。
キャストに好きな人がいるならきっと楽しめると思うから。

私はもちだはるき目当てで見て笹森さんの
舞台に立っている全員顔が綺麗だったね…。
あとテニミュ4th聖ルドルフの副部長ノムタクがいたことに公演後にTwitter見てて気づいた。八重澤蹴土(やえざわしゅうと)くんです。ノムタクもイケメンだったんだな…当たり前か…。

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