エシカルコンシェルジュ講座6 スウェーデンに行きたくなる
講座も、はや後半戦の6回目。あっという間です。
6回目の講師はペオ・エクベリさん。バナナペーパーをつくる事業を行われています。
バナナペーパーは、1年ごとに伐採されるバナナの茎部分を繊維へ分解してつくられています。実際に触ると、紙の質感がとっても心地よいです。
バナナペーパーの作られ方や生産現場の現状などを聞けることを楽しみにしていましたが、それと同じくらい印象に残ったのがペオさんの祖国スウェーデンのお話でした。
北欧や欧州では、環境問題やサステナビリティへ取り組む姿勢にとても危機感があるようで、街にいるだけで日本とは意識の違いを感じるそうです。
具体的にどう違うのか?というところや、スウェーデンの方々がどういった基準で何に取り組んでいるのか?という具体的な取り組みを伺いました。
長年日本に住んでいる外国の方から見た、海外との違いを分かりやすく説明して頂きました。
私の感想としては、日本も国際的な約束守ってほしいな…ということ。
別の講師の方が仰っていた「日本の企業など団体は、具体的な数値目標とかを公言しない特徴がある。達成できなかったらどうしよう…という真面目さがあるから。」という内容と結びつく気がしました。
前回の目的と手段の話にも通ずる部分があるなと思うけど、
日本の目標はちょっと抽象的なんじゃないかな?と感じました。
じゃあ具体的に何をするの?
国や企業レベルでの大きな施策から個人レベルのコツコツした施策。すぐに出来る身近なことから中長期的にやりたい時間をかけるプロジェクト。
この手段の部分が曖昧になっているような印象を受けます。
今は、「みんなでSDGs!」のような(?)、なんとなく個人の関心を惹いてみたり、認知度をあげているような広告が出始める、雑誌の特集でロールモデルのような人や団体が取り上げられる、そんな段階なのかなと。
で、みんなが知ったところで、具体的に自分は何が出来るの?まで分からないと何も実行されないんじゃないかなと思うんですね。
ペオさんもここに着目されていて、これは日本の特徴だと。
目標があるのは良いけど、それを達成するためのルールが浸透していないよね。と。ごもっともー!そのルールを守って目標に向かっているなら、何をしてもいいよーと。
確かにそう考えると、日本は目標は出てくるけどルールは明らかにされない場面が多い気がするなぁ。私の周りだけ?
スウェーデンではそのルールをみんな知っている。大人の教科書にも乗っている循環型社会の挿絵を用いて説明してくださいました。
まず「大人の教科書」という話を聞いて、やっぱ大人も現状を勉強していかないとだよなー。学校を卒業してから10年くらい経つけど、そこから勉強を全くしないって、かなり古い知識だよなぁ。とか、感じました。
とにかく、ペオさんからは楽しく・ハッピーに・自分らしく個性的に取り組めばいいんだよ!ということを教わりました。
1週間でまだまだ消化しきれていないけど、自分のこれからの行動にきちんと落とし込んでいきたいなぁ。
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